人生を3周した17歳!?『ハイキュー!!』菅原から学ぶ「部下の思考整理術!」
今回は『ハイキュー!!』の烏野バレー部副キャプテン菅原から「部下の思考を整理する」方法を学ぶ。待ってたぜ菅原!!
出演:菅原(3年生)、日向(1年生)、影山(1年生)
舞台は、日向が「中学時代の宿敵”影山”と高校で同じチームになった今でも影山に対して敵という感覚を持っている」と菅原に話す場面。
この場面の菅原の対応は、部下と戦う上司にも勉強になると思い取り上げてみた。高校生の菅原が日向の感情を上手に言語化し、気づきさえも与えていることに驚きを隠せない。
新卒に近い部下だと、自分だけでは思考の整理がうまく出来ていない人は多い。思考がまとまっていないから端的に物事を伝える事ができなかったり。
そこで重要な助っ人が上司だったりするわけだ。
今回の場面で上司になるにあたってこれは大切だ!と思った部分を3つあげてみた。部下を助けられる先輩の立場にいるあなた。部下の思考を整理する方法を菅原から一緒に学ぼう。
1つ目、口を挟みすぎず話を聞いてあげる
これは誰しも気をつけたいことだ。部下が言いたかった事をわかった気になって話を遮ってはいけない。
相手の思考整理をするのだから、相手が自分で言葉を発することが重要。遮断すると部下は話す気が無くなり、会話を早く終わらそうとさえしてくるのでやめよう。
引用元: ハイキュー!! 1巻
こんな感じで相槌をしたり、本質を突く事を端的に表現する事が多い菅原。作中では、3年生同士かコーチと話す時にしかページをいっぱい使うほど菅原が話すことはない。
菅原ぐらいの頻度で部下と対話してみよう。
菅原は日向の話を聞いて、日向の思考回路やその原因を把握しようとする姿勢がある。こうすると相手はしっかりと言いたい事が言いやすくなるし菅原は日向の理解度が上がり一石二鳥だ。
2つ、相手の言葉を言語化して聞き返す
↓さっきのページの続き。
引用元: ハイキュー!! 1巻
日向の口から出た言葉を言語化した「影山を倒したくてバレーやるの?」というダイレクトに刺さる言葉。
日向も「確かに自分の言ってたことってそうなるのか!?」みたいな反応をしている。
この後もこの質問に日向が回答していて、それを菅原が言語化したのが↓だ。
引用元: ハイキュー!! 1巻
菅原が言語化することで、日向1人ではできていなかった思考の整理がされていくのがわかる。
「影山はライバルで倒したい対象だけど、話を聞く限り最強と位置付けてしまっている」という事実。日向はそんな自分に気づいて変な声を出している。
17歳菅原すげーよ。こんな上司がひーな!(良いな)。この件に関わらず、自分が言語化できていないモヤモヤを菅原となら解決できそう。
3つ目、相手になかった思考や視点を投げてみる
会社に例えると、部下が決めつけ思考になっていることは多いだろう。絶対こうなるはず!こうでないといけない!のように柔軟さがなく、自分の思考や視野が狭まってしまう。
鼻息が荒いやる気MAXの若手こそこんな感じかな。
高校で同じチームになった影山を、中学の延長で”最強の敵”と考える日向に対して菅原がこんな言葉を投げている。
引用元: ハイキュー!! 1巻
「 "最強の敵"だったなら、今度は”最強の味方”じゃん」この言葉で日向がムッとしているのが可愛い。
この言葉以外にも、菅原が日向と影山に思考や視点を言葉で投げては2人が良い方向に進んでいく事になる。
待てやキーマンすぎるだろ菅原。17歳でこれができる菅原。わけわかめだ。
実際に部下に対して、菅原のように「こう考えてみるのはどうかな?」と新たな視点や思考をそっと伝えると、いつもとコミュニケーションが変わるかもしれない。
もちろん上司とは視座が違うのでそんなすぐに変化するとかはない。けれど、このスタイルを辛抱強く続けていくと柔軟に思考や視点を持つ部下が現れる。全員ではないと思うけど。
その時が来たら「マネジメントって面白いな」とか「人の成長が楽しみ」になるんだと思う。人を活かすってクリエイティブだから面白いの。めっちゃ面白い。
今回分かったことは、何よりも菅原は対話をしている。忙しいを理由にキャッチボールができてない人も多いはず。まずは対話をしていこう!
なぁ菅原ぁ。カックイイじゃんかよ。
完。
明日も明後日も漫画で世界を元気に、組織を元気にするぜ!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?