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「努力よりも先に必要なもの」ハイキュー!!で覚醒した山口の教え。

今回はバレーボールを全く知らない人からも大人気の「ハイキュー!!」が舞台。もっとビジネスマンとして成長して成果を出して行きたい!なんとなくこのままの自分で終わるのは嫌だ。将来は独立したいけど全然力が無い。。。

そんな人達へ「自分の才能や努力うんぬんよりも、環境選びの方がよっぽど重要」という現実的な話を今日は烏野高校バレー部1年の山口が教えてくれる。

山口はバレー部の中でも何か突出した能力があるわけでもなく、至って平凡な高校生。マインドも本当に一般的というか。

別に全国優勝したくて高校バレー部に入部したというよりは、中学でもやっていたし仲の良い同学年の月島が入るからとかそんな感じだ。この理由を聞いた時に、「うわーこれめっちゃわかるわ」ってなる人は多いんだと思う。

山口 環境②

山口が大好きな月島との1コマ

そんな平凡な山口は「環境」によって自分の殻を破り覚醒し、ある時を境に烏野バレー部で重要なキーマンとなっていく。

烏野が数々の強豪校を倒す中で、間違いなく”山口がいなかったら勝てていない”試合も出てくるくらいだ。ちょっと待った!ここまでの山口、かっこよすぎやしないかね。

山口の覚醒から見る、向上心のある人が飛び込むべき「急成長する環境」の特徴を1つだけ挙げてみた。他にもあるが、それはまた別記事で書きたい。

その1つとは、「同期は自分より優秀なメンバーしかいない」ということ。

烏野高校バレー部には山口を含めて1年生が4人いる。他3人は山口に比べ個性が際立ち、県内でもトップクラスの攻撃力を誇っていて、烏野に必要不可欠な存在だった。

それは監督・先輩・読者含め全員がわかっていた。一方の山口は大事な公式戦に出場しても、膝がガクブルで良いとこなしで終わるキャラ。

自分に置き換えてみたとき、「そんな環境に行きたくない!悲しくなる!」と思ってしまうだろうか。

初めは辛いかもしれない。だけど極めて重要なのが、このレベルの高いメンバーの中で「強い奴らと対等に戦えない」のは自分だけという劣等感を山口は持てたこと。

「え、劣等感って良いの?」と思った方。これは成長に欠かせない大切な栄養である。そんなできない自分を変えたくて、それをエネルギーに人は努力する!劣等感を持った時は、暗くなるのではなく素直に喜んでしまおう!

山口 環境③

引用元: ハイキュー!!8巻

どこにでもある部活出身感が漂う。山口は多分生まれて初めてハッキリと劣等感を持ったはず。これは本気で生きたことないと中々出会えない感情だから。

山口 環境④

中学の時と今は違うと語る山口。こんな初戦敗退でも笑ってそうなマインドだった山口を変えたのは本人の努力でもなく、高1年にして既に中心選手だったレベルの高い3人がいるというこの環境だった。

山口 環境⑤

この環境に放り投げられて、そこから本当の意味で山口の努力が始まったのだと思う。山口の師匠が言う、勝負事で楽しむ為の”強さ”を手に入れるために。自分が上手くなって試合に勝てるなら、他のことは犠牲にできる覚悟なんだと思う。

もし1年は誰もレギュラーじゃないとか、平凡だった山口と同じマインドの選手しかいなかったら、そもそも悔しいとか劣等感を感じることもない。そして、彼は夢中になって何かを目指すことなんて一生無かったのかもしれない。

山口の急成長と烏野バレー部への貢献は是非漫画で見てほしい。山口の活躍シーンを見たら涙でびしょびしょになるだろう。

つよつよのメンバーばかりがいる環境に飛び込もうかためらっている人は、山口から学べたんじゃないだろうか。当たって砕けろ!砕けたらダメか。

山口!よかったな!高校で身を持ってこれを学べたのかよ。お前はきっと大人になっても夢中になれるもの見つけて頑張ってるよきっと。俺は誰だ!

明日も明後日も漫画で日本を元気に、組織を強く元気に!(こんなに山口って打ったの初めてだ)




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