クロスフィット本部が改訂した安全対策ルール及び手順を発表
Lazar Đukić選手の死亡事故に関する第3者調査が完了し、来年以降のクロスフィット・ゲームズに向けて安全対策ルール及び手順を改訂したとクロスフィット本部が発表しました。
クロスフィット・ゲームズ公式ウェブサイトの発表(英語):
Moving Forward Together – Safety and Procedural Changes Following the 2024 CrossFit Games
もっとも、調査の内容はプライバシー保護のために非公開とするとのことで、事故原因の真相や責任の所在が明らかになったわけではありません。
事故から3か月以上が経っていることを考えると、これだけの時間をかけた理由がいまひとつ私には分かりませんが、以下がその要旨です。
1.安全担当リーダー職の創設
安全対策を一元管理し、その責任を負うリーダーを置くということです。この役職は外部から新たに人材を採用し、代表者のデイブ・カストロとクロスフィット・CEOの下に直結するとあります。
つまり、カストロ君もフォール氏も現職に留まり、事故の責任は負わないらしいです。
2.安全対策委員会の設置
医療や安全の専門家やアスリートで構成する独立した安全対策委員会を設置する、この委員会は大会前と大会中にリスク評価や安全性に関する助言を行うとあります。
3. オープンウォーター環境での競技は中止
今後は海や湖などでの競技は行われないとのことです。プールではあり得ます。
4. 大会前のリハーサルを実施
すべての大会スタッフを集めて、安全手順の確認を目的としたリハーサルを行うとあります。アスリートたちの事前ミーティングでも安全手順の説明を行うということです。
これなどは競技の内容を伏せていてはできませんので、今後はイベント発表の時期が早まるかもしれませんね。
5. メンタルヘルス専門家によるサポートを増やす
6. アスリートたちの互選による選手委員会を設立する