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五条悟と夏油傑が親友だった件

それが親友


家族でもない、恋人でもない。
親友という関係はとても曖昧で、片方はそう思ってるけどもう片方は思っていない、なんて言うのもよくある話で。
かといって彼らが「俺たちって親友だよな!」「うん!」と言うやりとりを経て親友になったとは考えづらいから、やっぱり言葉なき曖昧な関係だったんだと思う。

それでもお互いを親友と呼ぶからには、共に過ごした時間だけでなく、心のつながりであったり不在時にも相手を思いやる気持ちであったり、様々な環境が彼らを親友にしたんだと思う。



さて、五条悟と夏油傑について、互いが「親友」であると明言していますね。
そう、彼らは親友なんです。
そこでこの五条悟の言葉を今回は掘り下げてみたいと思います。

「花を咲かせることも愛でることもできる
 でも花に『自分を分かってほしい』なんて思わないだろ」

呪術廻戦26巻『南へ』

この言葉、最初に浮かぶのはやっぱり生徒たちですよね。
手塩にかけて育てた結果、見事に大輪を咲かせたのが伏黒であり、枯れたと思ったところから復活したのが野薔薇であり、そもそも植物なのかも怪しいが最後には誰も見たこともないような花を咲かせた虎杖悠仁。なんなら虎杖に至ってはさらに次の花を咲かせようとしてくれてますよね。ほんと、いい子。じいちゃん育児本出してくれ。

さて、じゃあ五条悟にとって夏油傑は花なのか?
これ多分、花じゃないんですよ。親友なんです。
そして、親友には『自分をわかってほしい』じゃないですか。

俺”達”は最強だという発言から、やっぱり五条悟にとって夏油傑は唯一の親友、生き物としての線引きをせず対等に生きられる唯一の相手だったんですよね。
だからこそ、あの時背中を叩いた中にお前がいたらー、なんて未練がましいこと言ってるんですよ。なんでいなくなったんだよって。なんだよ家族って。俺たちは親友だろ?って。・・・はぁ(特大ため息)

で、宿儺と戦った五条に対して夏油が言ったひと言。

「妬けるねぇ」

っておいーーーーーーーーーー!!!
相思相愛ってか?!我等友情永久不滅ってかあああああ!?(早口銀魂ツッコミ)

ちなみに「背中を叩いた中にー」と言われた後の夏油傑の
「・・・・・・」「ははっ」
のシーンで夏油傑オタクは1度死んでいます。後悔のない死です。
そして夏油傑の目にうっすらと浮かんだ涙を見てもう一度死にます。
さらに3ページ後のくしゃ笑顔を見てもう一度(以下略)

まだまだ読み足りないですね、呪術廻戦。
早く空港シーンがアニメ化してほしい気持ちと、ぜひ原作から大幅に改編していただいて全員生存ルートの世界線を描くことで3度死んだオタクを救ってほしいです。MAPPAさん、よろしくお願いします。

終わり。

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