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まるで世界の終わりのような感覚

私です。





突然なんですが、
私どうやら、超ハイテンションな曲って苦手なのかもしれません。

「元気な曲」は良い。元気が出ます。

違う。
「超ハイテンションな曲」

どこまでもテンションが上がるような、
天元突破したような、ブチ抜けたような感じの曲です。
キャッチーなフレーズとかあるともっと苦手かな。

例えを挙げるなら、蓬莱人形版『Witch of Love Potion』

あれはめちゃくちゃに大好きな曲ですが、同時にトラウマでもあります。
初めて耳にした頃は早く忘れたくて仕方がありませんでした。
だって怖いんだもの。あんなに明るいのに。

どれぐらい怖いかって言ったら、
暫くの間夜中に家の長い廊下を電気無しで歩けなくなったレベル。
ホラーや現実的な危険よりも恐怖度は上です。

私にとってそういう曲は他にも幾つかあるんですが、
先日の夜中も分かりきってた事故みたいな形で新たに一曲触れてしまって、
うわーどうしようってなってました。

朝まで寝れなかった。
吸血鬼を殺す強烈な陽の光が部屋に差し込むまでホントに怖くて。

いやね、何がどうしようって、
割とすぐにもう一回聴きたくなるんですよ。ああいうの。
なんか知らないけど中毒性がバリ高いの。
果てしない寂しさとしか言い様のないものを感じるから早く忘れたいのに、
頭の中ではずっとそれがフレーズも展開も中途半端な状態で流れ続けて、
音楽好きとしてか完璧主義者としてかは知りませんが、
そんな頭で鬼リピするような曲がいつまで経っても中途半端だなんてあってはならないと思っているのか、結局もう一度聴きたくなるんです。
で恐る恐るもう一度聴く。
そこで「うわあもう一回聴いちゃったよ~」なんて思いながらもすぐまた同じことを繰り返すの。何度も何度も。
一回聴いただけでその中毒の扉が開いてしまうの。
どうせそのうち鬼リピするようになる。
それが怖いの多分。

しかもこないだ聴いたその曲はより良くなかった。
『Love Potion』は途中で一旦静かなピアノパートを挟むとはいえ、
ラスサビに入ったら後はもうフェードアウトしきるまで延々狂ったようなテンションが続くのでまだいいんです。

対して、その曲は散々盛り上げてから最後に何らかの楽器のソロみたいな優しい音を静かに流して儚く〆やがったんですよ。

お前それポケモン金銀のスタッフロールで最後にオルゴール流すのとか
.Decluster ZEROでラスボス戦の間ずっと『Level 0』を繰り返し流した後EDムービーで急にピアノによるショパンの『ノクターン』を静かに挿入するのと同じぐらい寂しくなるんだからやめろよ……!!
しかも映像もなんかエモいことしやがってこいつ……!!

ああいうの本当に私ダメ。
死ぬ。
殺される
もうそれぐらいマジで怖い。
一歩間違えば死に直結しうる不明な恐怖。
私音楽に殺される
夢に置いてかれる
助けて
死にたくない
置いてかないでくれ私をこんなところに一人で
今挙げた四曲ともなんでどいつもこいつもそんな人のテンションをテメーの都合でどこまでもブチ上げて宇宙猫みたいな状態にしておいて、なに急に勝手に満足して実は幻覚でしたと言わんばかりに静かに小ちゃく手を振りながら「バイバイ」とでも言いたげに人を放置してどこか地平線の彼方みてーな遠くへ儚く去ってくんだよテメーら!!
勝手にお前だけで満足すんなよ、私をこんな巨大なキャンバスのど真ん中みたいな何もないところに一人置いてくんじゃねえよ。
どこへ行くんだよ……置いてかないでよ
誰の許可得て向こう行ってんだよ

許さねえ……
私をこんな気持にさせやがってこいつら許さねえ…………!!


こうなったらもう

同じことをしてやるしか
なくなちゃったよ



宣伝ゾーン



あ、あぶないところだった……

危うく本来のアレンジ方針から逸脱するところだった……


ということで、
次回は↑の作品紹介をします。
お楽しみに。



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