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動機づけを変えて習慣化できたこと
何か行動を起こす時に、動機づけは必要ですよね。
以前はあまり聞くことがなかった言葉ですが、近年は従業員一人ひとりの労働生産性が重要視されるようになったことから、「社員のモチベーションをあげるには?」といったテーマで情報を得ることが増えたと感じます。
動機づけとは、調整する過程・機能。 動機づけは人間を含めた動物の行動の原因であり、行動の方向性を定める要因と行動の程度を定める要因に分類できる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
動機づけには「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」があり、子育てにもうまく活かせると良いかなと思っていますが、今回は私自身の行動習慣について、動機づけを考え直して継続できていることがあるので、触れたいと思います。
初の運動習慣~挫折
私は、昨年4月から、ウォーキングを始めました。
きっかけは、COVID-19により3月から在宅勤務中心の働き方に変わったことに伴い体重が増加したため、ダイエット目的でした。
ウォーキングをしたことがなかった私は、早速【ウォーキング】【やり方】【ダイエット】という3つの単語で検索して、以下のサイトを参考にしながら歩きだしました。
続けていくうちに、運動している実感がもっと欲しくなり、往路はウォーキング、復路はランニングで家に帰るということを実践していました。
しかし…
これだけでは、40代後半に差し掛かった私の体重は中々落ちず、2か月程続けた頃に背中に強烈な痛みを感じて、そこから腰痛に発展。モチベーションも下がり、ウォーキングはあえなく中断することになりました。
人は、3週間続けると習慣化できると聞いたことがあります。
2か月も続けたことで、私でも行動習慣がつけられる!という喜びは得ましたが、「痩せる」という結果を出す前に、腰痛悪化のきっかけを機に、この習慣を私はあっさり手放しました。
次に始めたこと
とは言え、毎日PCに向かって座りっぱなしの姿勢で仕事をしていると、腰痛だけではなく肩凝りも悪化し、眼精疲労からくる頭痛もひどくなってきました。
このままでは不健康すぎる!と思い立ち、昨年11月から、オンラインでの週3回のヨガレッスンに参加することにしました。
私は毎日Voicyという音声メディアを聞いているのですが、大好きなパーソナリティの1人、「ワーママはるさん」がされているスタジオです。
はるさんは、Voicyの中で、度々”健康寿命”というお話をされます。
健康寿命とは、WHOが提唱した新しい寿命の指標で、平均寿命から健康に問題のある期間を差し引いた期間のことです。“健康に問題のある期間”とは、日常生活が制限されてしまうような「寝たきり」「認知症」といった介護が必要になる期間のことです。
つまり
「平均寿命」ー「寝たきり・認知症などの要介護期間」=健康寿命
ということになります。
私自身も、高齢出産で息子を授かっているので、彼が成人するまでは若々しく健やかで元気な体を保ちたいと思っていました。
そして、いつか息子と一緒に富士山に登りたいという夢もでき、それが動機づけとなって、今ではレッスンのない日も毎日動画でヨガを続けて、いつの間にか整体院やマッサージなどに行かなくても、自分で体をメンテナンスできるようになってきました。
動機づけの見直し
健康でありたい、と思えるようになった私は、ある日、
・ウィルスに勝つには結局は免疫力が大事
・それには、毎日のウォーキングが重要
・そして、ウォーキングは、週末にまとめて1時間とかではなく1日10分でもいいから継続してやることが大事
という記事を目にしたことから、ウォーキングを再開しようかな~と思い立ちました。
そこで改めて、まずは自分の動機づけの見直しをしました。
ダイエット目的で始めたウォーキングでしたが、果たして本当に痩せたかったのか?痩せることを目的とした場合にそれが最適解だったのか?
振り返ると、上記の記事から、30分以上歩かないと脂肪燃焼しないと思っていたので、充分な時間が取れないとウォーキングができないというバイアスを勝手にかけていました。
そのため、”子供が起きてくる前に早起きをして歩かないといけない”と、就寝時間を早めることなく起床時間だけを早めて続けていました。
結果寝不足にもなっていて、全く健康的ではなかったのです。
私の視点が、ヨガを継続できていることにより、【ダイエット】ではなく【健康でありたい】と変化したことで、就寝時間も早まり早起きしても充分な睡眠時間が確保できるようになっていました。
また、1日10分でもいいという記事を目にしてハードルの低さを感じたことが後押しとなって、始めてみたところ、今のところ難なく継続できています。
その先に何があるのか?
私は、「痩せたい」とは思っていましたし、今も体重を落としたいとも思っています。
最初に継続できなかったのは、その先にどうなりたいのか?どんな自分が待っているのか?を具体的に考えられていなかったこと。
そのため、「痩せたい」だけではウォーキング継続の動機づけにはならなかったのです。
現在、ヨガもウォーキングも継続できているのは、どちらも「健康でありたい」ということに繋がるのですが、それだけではなく、具体的に”息子と富士山に登りたい”という目標と、”いつまでも若々しく元気なお母さんでいたい”という自分の在りたい姿を描くことで、続けることができています。
皆さんも、習慣化したいことが続かない時には、動機づけを見直して、在りたい姿を考えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。