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良い意味で、「人の限界」を知る

こんばんは。

新人エンジニアの私が初めてのPJに配属されてから、1カ月が経過した。今感じている成長は、「人の限界」を知り始めてきたということだ。

私は元々結構な完璧主義で、自分にも他者にも高いレベルを求めたり期待したりし過ぎて、(自分の中で)ギスギス辛くなったりすることがあった。自分に対しては「細かい点でも失敗したらダメ」と無意識に縛っていたし、他者には「○○してくれなかった」とがっかりする…といったことも多かった。

しかしPJに配属されて、少し変化が生じ始めている。全体として進捗はギリギリ、皆が急いで焦ってワタワタしているような状況で仕事をしてきた結果、「人間、大したことはできんな」と思うようになってきたのだ。一緒に働く社員の方々をみていて、また自分も働いてみて、そう思った。だって大変なんだもん。これで精いっぱいだよ、と。

失敗はするし、雑な部分もあるし、ガバガバなときもある。でもお互いに補い合って何とかなっているのだ。そう思ったら、他の人が失敗したり不適切なことをしたときも「まあそういうときもあるよな」少し寛容にとらえることができるようになってきた。自分が全然できなかったり分からなかったりする経験を通して、「私もこんなにダメ(無力)なんだし、他の人もこんなもんだよな」と思えるようになってきた。

人には長所もあって短所もある。こういうところは良い点、こういうところはダメな点、両方共存して一人の人間がつくられている。そしてこの世に生きる人間は皆そうだと、受け入れることができるようになってきた。

自分の無力さや欠点を自覚して、それが他の人から受け入れられた上で日々が進んでいくという経験、他の人の失敗する姿とそれを受け入れるチームメンバーの姿を目の当たりにするという経験をしたから、自分にも他者にも寛容になり始めている。そしてそれは、私の人生を少しずつ楽にしてくれているように思う。私は良い意味で「人の限界」を知り始めている。

これは初めてのPJでチームメンバーの方々に出会ったから気づけたことだ。

ではまた。明日も素敵な一日になりますように。

サポートはお気遣いなく。スキしていただけると感無量です。