最後まで行く

昨日から上映始まった「最後まで行く」、観てきましたー。

いや~、とんでもなくクレイジーで心臓のドクドクが止まらなかった。

もとは韓国の映画で、中国やフランスでもリメイクされているらしく、キャストも豪華で上映前から心待ちにしてたんですよねー。

あらすじはこんな感じ↓

とある年の瀬の夜、危篤状態の母のもとに向かっていた刑事の工藤。豪雨の中車を飛ばして向かうが、妻からの連絡で母が亡くなったことを知る。その時、道に飛び出してきた若い男をはねてしまい、その男が息をしていないことを確認すると遺体を車のトランクに入れ、逃げるように立ち去った。母の棺桶に入れて事故をもみ消そうとするが、工藤の携帯に「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入る。送り主は県警本部の監察官・矢崎で、工藤は矢崎から追われる身になってしまう。

といったもの。

工藤役・岡田准一、矢崎役・綾野剛、ほかにも柄本明、磯村隼人、広末涼子など。豪華、爆上げ。
言わずもがな誰もが知っている名俳優陣が揃っていたので、それもよかった。

全体的にクズ感あふれるキャラの人間があっちにもこっちにもいて、しぶとく生きる、ほんとタイトル通りの「最後まで行く」生き様みたいなのを見た気がした。

公式HPのトップに掲げている、”マズい男VSヤバい男”がその通りすぎるのよ。

まあまず、「人をひき殺してしまった!隠さねば!」ってなって工藤が死体を袋に入れてトランクに入れた時点で「嘘だろ~!?」って突っ込んでしまいそうになった。(笑)

え、だって、普通に「そのあと死体はどうしてしまわれるん?」って思ってもう気が気でなかったんやけれども、その処理というか、バレるかバレんかギリギリ攻めすぎてめちゃくちゃハラハラしましたね~。

やっぱ人間、悪いことを隠蔽しようとしたら動揺するんよな。
工藤の動揺っぷりと、後ろで流れてる緊張感煽るBGMのせいで、バレるバレないの瀬戸際でまんまと踊らされてた。

にしても動揺してたけどな。
同僚にあんな挙動不審な奴おったら真っ先に疑ってまうわ。

そんないろいろとマズい男と、狂気に満ち溢れた矢崎のヤバさといったら。

矢崎がなぜ工藤を追い続けるのか。
刑事という立場上、犯罪を見逃すことができないから?

矢崎が工藤を追い続ける理由がだんだん浮き上がっていくのが面白かった。

そもそもこのお話は、12/28~1/1までの約4日間の出来事なんですよね。

いや、めまぐるしすぎ。(笑)
一気にいろんなこと起こりすぎや。

年の瀬、忙しい時期の家族の不幸、さらに事故に巻き込まれ、さらにただならぬ事態に巻き込まれる工藤。

工藤がマズいのはそれだけじゃなくて、ヤクザからの賄賂とか、離婚とか諸々もマズい。

えぐーいシーンや痛いシーンもあるけど、窮地に立たされる工藤のドキドキハラハラを味わいたい方は是非劇場へ。
邦画では稀にみるハラハラっぷりですよ。
映画観た人と感想言いあいたいわあ。

おいらは綾野剛と磯村隼人が好きです。
知らんがなってな。


物語はさることながら、演出もとてもよかったんですよ。

特に特殊メイクすごくて。
ほんまに殴ったんかなってくらい、殴られ面があまりにもリアルだった。
メイクさんってすごい。

当たり前だけど、世の中にはいろんな職業の人がいて。
エンドロールに”ガンエフェクト ○○”って書いてあったんですよね。

「ああ、銃を撃った時の加工や編集も専門の人がいるんだなあ。1本の映画のために本当にたくさんの人が携わっているんだなあ。」と、何気なく観られるおもろい映画のありがたみを感じました。

余談ですが。
最近のおいらは、漫画やアニメ制作に興味があってですね、いろんな映画やドラマを観て物語の構成とか画角とか学んだりしてます。

みんながついつい観ちゃう映画とか読みたいと思う漫画のジャンルはどんなんですか?
知りたい。

最近、「さがす」と「浅草キッド」を観て胸を打たれたので、また近いうちにブログ更新します。

おやすみ☽


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