東日本自転車旅 14日目 相馬ー仙台 56km
さあ。いよいよ仙台に突入です。
朝はめちゃくちゃ寒い。気温を調べたら3℃だった。
これでもなんとか寝れてしまうからすごい。寝袋がすごい。
早めに準備して、朝マックして読書したり今後の計画を見直したり。
9時前に出発して、震災の伝承鎮魂記念館と浜の駅へ。
記念館は震災当時の写真や、被災前の写真が展示されていた。
実際に今いるところがどんな被害に遭ったのか。これから行く場所は以前どんな景色だったのか、やっぱり現地に行ってみないとわからないことはたくさんある。
次に訪れた震災遺構の中浜小学校は津波被害後の状況そのまま残している貴重な資料館だった。当時の波の高さや、避難時の対応、小学校が津波対策を考慮して設計されていて、それがとても機能したことがとてもわかりやすく展示されていた。
仙台までの道はもともと鉄道で使われていたところらしく、ひたすら真っ直ぐで走りやすい。とくに疲れもなく仙台に到着。とはいえ2日連続野宿ではたまに眠気がおそってくる。
仙台到着後は行きたかった地底の森ミュージアムへ。ここは二万年前の焚き火後や鹿のフンなんかも残っていたり、展示や説明がとても丁寧で良かった。
氷河期の植生だけで再現されていた氷河期の森はとても面白く、想像力を掻き立てられる。こんな感じのところで人類は生活していたんだな。テントも寝袋もないし、他の動物もそのへんを歩いてるだろうし。五感で当時の様子を感じれるというのはありそうで意外と珍しい。ここはほんとにいいミュージアムだった。
仙台駅付近に着いたのは6時ごろ。volume1(ver.)というレコードショップはずっと行きたいと思っていたので行ってみる。このvolume1(ver.)はTwitterで見つけたレコードショップだ。私の大好きな名古屋の「GUIRO」というバンドを、名古屋の誰よりも仙台から発信しているんじゃないかと思うくらい敬愛している方がやっているお店で、ツイートからもそれがバンバン伝わっていた。ちょっと駅のハズレのビルの中にあって、古本も置いている。しかも自分の持っている本もいくつかあり親近感。お店にあるレコードやCDは知らないアーティストばかりだったが、いろいろと試聴させていただきとても良い時間だった。
店長さんが「GUIROのボーカルの高倉さん(時羅ちゃん)と同じ時代に生まれたことには何か意味がある」と言っていたのがとても印象的だった。確かにそう感じさせる何かはある。ほんとうに奇跡みたいなバンドだ。
今日泊まるゲストハウス宿や萩はザ・ゲストハウスって感じ。オーナーも適度な距離感で、こういうところが一番いい。明日も一人自転車で旅をしている人が来るそうなので楽しだ。
朝ご飯 500円
昼飯 1000円
晩飯 1500円
cd 2000円
ゲストハウス 2500円
合計 7500円