優しい嘘が人を救い、嘘を貫く信念が世界を変える
「みんな大変だーーーーっ!!!
海賊が攻めてきたぞーーーーっ!!!」
彼はウソップ。
尾田栄一郎先生の「ONE PEACE」に登場する、愛すべきキャラクターの1人。
彼は臆病でホラ吹きだが、
彼の「優しい嘘」と、「嘘を貫く信念」が、世界を変えるって話。
ウソップ
ウソップは、「麦わら海賊団」の狙撃手として、ルフィたち仲間と大冒険をしている。
勇敢な海の戦士に憧れていた彼は、自分の夢に向かって日々仲間と共に成長を続けている。
今だからこそ「勇敢な海の戦士」は現実になってきている言えるが、出会った頃のウソップは、そうではなかった。
彼は故郷のシロップ村で、毎日「海賊が攻めて来た!」という嘘を村人たちに言い続け、それを嘘だと分かっている村人たちは迷惑していたり、海賊ごっこをして過ごすなど、「どこが勇敢な戦士になりたいやつなんだ?」と、彼の発するすべてがハッタリで、信用できない奴だと思われても仕方がない日々を過ごしていた。
優しい嘘が人を救う
彼は誰よりも優しく、賢い。
両親を失い、病氣がちでどこにも出かけられないカヤに、ウソップは得意のホラ話で彼女を楽しませていた。
ここでは、嘘をつくことが重要ではなく、嘘のような面白い話で彼女を楽しませるところにある。
彼女を元氣づけるための優しい嘘。
彼は、自分の創り出すワクワクするような冒険譚が、その時の彼女の穏やかな生活を守っているということに誇りをもっていた。
村人にとっては迷惑な存在だったが、カヤはウソップの嘘に助けられていたのだ。
嘘を貫く信念
「みんな大変だーーーーっ!!!
海賊が本当に攻めてくるぞーーーーっ!!!」
のどかなシロップ村が、本当に海賊団に襲われてしまうという現実に直面する。
それを知ったウソップは、村人たちにそのことを伝えようとするが、誰も信じてくれない。
彼がついた嘘が現実に起こってしまう。
そして、彼がとった行動は、
海賊が攻めてきたこと自体を、
なかったことにすること。
自分のついた嘘を貫き通すことだった。
「海賊が攻めてくる」というのは彼の嘘だと思っている村人たちと、海賊が攻めてくることのない、村の平和な日常を守ったのだ。
「海賊が攻めてくる」ということは、彼にとって嘘であり続けなければいけないという、嘘を貫く信念がそこにあったとのだ。
嘘を現実にする
ルフィたちは、ウソップの覚悟に加勢し、見事に嘘を貫き通したのだった。
嘘を現実にしたのだ。
更に言えば、実際に起こったことをなかったことにして、嘘を嘘のまま現実にした。
現実を嘘にしたとも言える。
決して曲げることのない信念は、人の心を動かし、仲間と共に、不可能を可能に変えていく。
嘘を貫き通せば、それは現実になる。
嘘を貫く信念が世界を変える
シロップ村の村人たちは、海賊たちが本当に村へ攻めて来ていたことを知らない。
村人たちにとっては、「海賊は攻めて来なかった」ということが現実で、「海賊が攻めて来た」ことが嘘である。
村人たちは本当のことを知らない。
しかし、ウソップが貫いた嘘は、村人たちの平穏な日常を守り、村人たちの現実を変えた。
そして彼は、仲間の夢や信念も大切にする。
信念を貫き通す意思の強さは、相手を信じる心の大きさと比例しているのかもしれない。
自分には到底敵わないような強い相手にも、ボロボロになって立ち向かう彼の姿に、心が動かない人なんていない。
ウソップが仲間にいたら、
どんなことでも現実にできそうな氣がする。
嘘が現実になる世界
インターネットを通じて、
いつでも誰とでも繋がれる。
人間の代わりに、ロボットが働いてくれる。
アニメの世界のような技術の進歩。
旅行へ行けない。
人に会えない。
学校でみんなと鬼ごっこができない。
こんなこと、誰が予想しましたか?
嘘のようなことが現実になる世界
私は、微生物たちとの共生により、人類は持続可能で豊かな暮らしになると信じている。
発酵食品を通じて、
微生物たちとコミュニケーションを!!
例え嘘でもハッタリでも、
信念を貫き通せば、誰にだって世界を変えることができる。
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