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◎明日から使える!小学校の先生として大切だった10のこと〜みんな遊び◎
《その6》
毎日みんなと遊ぶ
「子ども同士の集団は小さな社会」
「遊びの空間は子どもたちの職場」
みんな遊び
2時間目の後には、
他の休憩時間より少し長い20分間の業間があります。
その時間を利用して、
晴れの日は運動場でみんなと遊びます。
低学年にとっては、
「ルールを守る」
「みんなと仲良く同じ活動をする」
などといった、社会の第一歩!集団活動の基礎を、遊びを通して学べる機会になります。
高学年になると、
「みんな遊びなんて面白くない」となりそうですが、実はそうでもありません。
20分間の休み時間は子どもたちにとっては、思いっきり遊べる唯一の時間です。ですから、自分の好きなことをしたいという子も少なくありません。
高学年の場合は、昼休みを利用していました。
「みんな遊び」があるからと、給食を早く食べ終えようとするんですよね。
昼休みに設定するのは、効果的です。
もちろん、先生も参加です。
基本的には「みんな遊び」なので、全員参加ですが、無理に参加はさせません。
無理に参加させずとも、楽しそうだったら、みんな勝手に参加してきます。
鬼ごっこ
これはテッパンです。
増え鬼がお勧めです。
全員が鬼になれば終わるので、分かりやすく、時間もそんなにかかりません。
何回もできるので、鬼になったからといって拗ねたりケンカしたりはありません。
あっという間に次のゲームが始まります。
6年生を担任していた時ですが、飽きもせず毎日増え鬼をしていました。
これは、低学年から高学年まで愛されているゲームです。
学年が上がると、子どもたちがルールを複雑にしていきます。それも学びに繋がります。
係活動との連携
「子ども同士」は、子どもたちの小さな社会です。
私たちが職場で、
自分の役割(個性)を知り
自分の仕事をする(資質を発揮する)
ことと同じです。
「子どもの仕事は “遊び”」とよく言います。遊びの空間が、職場のようなものなんでしょうね。
係活動については、こちらも合わせてご覧していただけたら分かりやすいかと思います。
先生が主導で始めるとしても、最終的には子どもたちが中心となって活動できるように見通しを持ちます。
「みんな遊び」の活動の進め方や流れを、単純化して、同じことを続ければ良いだけです。
子どもたちは、先生の姿を見て学びます。
子どもたちは勝手に真似をします。
良いと思うことを真似て行動に移すことは、子どもたちの学びのアウトプットの良い機会になります。
将来的には、子どもたちは先生がいなくても、「みんな遊び」ができるようになります。
そしてその能力は、この先のたくさんの場面で発揮されていくことでしょう。
何より、勝手に何でも進めてくれるようになるので、先生の出番はいつかなくなってしまいます。とっても嬉しいことです。
先生の役割
よい生き方を披露する、子どもたちの社会の中の1人であって欲しいですね。
1人の力は小さなものかもしれませんが、みんなが手を取り合えば、大きな輪になります。
太陽との距離は地球に大きな影響を及ぼす。
誰もが太陽のようなものであるなら。
昼には見えない月だけど、いつも絶対いてくれる。
誰もが月のようなものであるなら。