『大胆かつ、繊細に』〜料理と生き方の方程式
料理のコツは
『大胆かつ、繊細に』
そう話してくれるのは
私が日本で一番の料理人だと思っている
すなちゃん
初デートのとき
最後に連れて行ってもらったのが
すなちゃんが経営していた
小さなピザ屋さん
そこで食べた
すなちゃんのサラダが
今まで食べた何よりも
美味しかったことが理由で
彼と生きることを決めたくらい
大胆に切られた野菜と果物
ひと口で食べられるか、無理なのか
それでも大きな口で頬張ってしまう
大きく手でちぎったモッツァレラチーズ
こんな大きさで盛ってしまうのか
ひと口で食べて良いか困る
オリーブオイルはたっぷり
そのオイルがめっちゃ美味しくて
飲んでしまいたいほど
終始、笑顔で
サラダをゆっくりと
「美味しいね」「うん、美味しいね」
果物も豪快に入ります
パルミジャーノはぶつ切りです
ブルーチーズもデカくて驚く
味付けは塩と数種類のペッパーのみ
大胆で豪快な男の料理
のように見えますが
それぞれの切り方、大きさ
薄さ、長さ
色合い、バランス
すべてに繊細なこだわり
野菜はすべて
無農薬でこだわり抜いた
知り合いの農家さんたちから
チーズもオリーブオイルも
塩もブラックペッパーも
全部、全部、ぜーんぶ!!!
すなちゃんの大胆で美味しい料理は
繊細で丁寧な調理から生まれます
食材と向き合う彼の目は
とても優しく真剣です
いつもすなちゃんは
ニコニコ、穏やかです
キッチンに立つと
何だかスイッチが入ったように
周りの空氣が変わります
美しい一連の調理の所作は
劇やパフォーマンスを
観ているように
目が離せなくなります
すなちゃんには
料理だけじゃなく
生き方にもこだわりがあります
「これは、あっちが間違ってるねん」
チャンピオンのトレーナーを
後前逆に着ます
すなちゃん曰く
俺が間違ってるんじゃなくて
あっちが縫う場所間違っただけ
自分が正しいと思えば
教科書が「NO」と言っても
有名な名言だったとしても
すなちゃんは自分の感覚を信じます
「逆着てるよ」って
みんなが言ってくるけど
全く氣にしません
「これが一番やと思うねん」
「めっちゃ美味しいやん」
「ほんまにすごいと思うわ」
すなちゃんの言葉は
素直で、嘘がありません
だから信頼できる
「やったらええんちゃうか」
「始めることやで」
すなちゃんは
日本全国の美味しいものを知っていて
美しい景色や生き方を知っていて
色んな場所で
たくさんの友だちがいて
どこへ行っても
みんなから愛されていて
料理も生き方も同じで
大胆に行動して
繊細に進めていく
何でもやらなきゃ始まらない
始めたらそれを丁寧に続ける
そうすれば、絶対に上手くいく
すなちゃんの料理と生き方を
美味しくいただきました
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