オレ流クソ主観素人お笑い論38「漫才の台本作成者と台本を受け取る側の考え方」
久々にこのトピックで書いてみるか。
漫才コンビにもネタの作り方は多種多様。
2人で1から作っていくコンビ。
片方が台本を作って片方が意見を出しながら仕上げていくコンビ。
オレもどちらも経験したことがあるが、基本的にオレは台本を作成することが多い。
だからこそ言いたいこととしてはおおまかに、なぜこういう台本にしたのかを明確にすること。
理由として、台本を受け取る相方は、台本作成者がどういう気持ちで作ってきたのかが台本を読んだだけではわからないからだ。
どこで笑いが起こる想定か。
細かい動きや表情はどういうふうにすれば良いか。
どうしてこういう笑いの組み立てをしたのか。
そういったことをしっかり相方に説明する義務があるとオレは思う。
それが台本作成者の義務。
台本を子どもに例えるならば、親は子どもを育てる義務があるのと理屈は同じ。
また、台本を受け取る側にもやるべきことや意識すべきことがある。
まずは台本を理解する姿勢。
ネタには流れや構成ってものがあるからまずそれがどうなっているのかを読んで考える。
わからないことはネタを作ってくれた相方にまずは聞く、それが大事かなと。
それを理解せずしてただやみくもに、オレはこういうボケをやりたい、これがやりたい、ここを削りたいと要望を出しまくるのはNG。
勿論やりたいことがあるのは悪いことではないが、流れや構成を理解した上で意見を出すことで台本作成者も安心して意見を取り入れようと努力する。
あとは意見が却下されたからといってごねたりしてはならないこともある。
しつこいようだが流れや構成ってものがネタにはあるから、そのボケを追加することで流れに影響があるか、他のボケが霞んでしまわないか、今一度考えることも重要。
漫才というのは1人ではできない。
だからこそ互いを尊重し、擦り合わせていける気持ちと能力を互いが持つべきである。
それが持てない相方なら、早めに見切りをつけるべきであるとオレは思う。
以上です。