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【勉強させない塾講師?】選ばれる人間になるためにやったこと

皆さん、こんにちは。
記事を開いてくださりありがとうございます。
今回は、選ばれる人になるために自分がやったことを、学生時代に働いていた塾講師の経験から振り返っていこうと思います。

タイトルのインパクトに驚かれた方も多いかと思います。
嘘ではなく、僕は塾講師であるにも関わらずあまり勉強をさせない講師でした。

理由は何か。
「勉強をさせない講師」が自分にとっての勝ち筋だったからです。

僕が働いていた塾は、お試しで3~4人の講師が授業を行った後に、生徒が気に入った先生を選ぶという担当講師指名制を取っていたのですが、
働き始めて約3か月間担当生徒0だったのです。。

当時の僕は選ばれない講師でした。

クビ寸前の僕が、最終的に約60人の生徒を担当し、成績向上優秀講師に選ばれた理由を自分なりに紐解いていきます。


■講師を始めたての自分

予備校に通い1年間の浪人生活に終止符を打った自分にとって、講師として働くことはある意味当然でした。つい最近まで勉強をしていたのだからすぐに担当生徒もたくさんつくだろうと思っていました。

しかし、ここが落とし穴でした。

予備校と個別指導塾の違いを自分は全く理解していなかったのです。
予備校…勉強するのが当たり前。(特に浪人生は)成績を上げて志望校に合格するという目標が明確にあるので、全員のモチベーションが高い

個別指導塾…入塾の目的は人それぞれ。本気で勉強したいと思う生徒もいれば、楽しく勉強したいと思う生徒もいる。親から強制的に生かされている子もいるなどバックグランドもバラバラ。

この前提を無視して、すべての生徒に対して予備校仕込みの本気の授業を展開してしまったのです。
当然勉強が嫌いな生徒からは選ばれないのですが、最悪なことに自分は国立大学などの上位の大学に通っていたわけではないので、本気で勉強したいと思っている生徒からも選ばれないという事態に陥ってました。

こうしてめでたく、中途半端な売れない講師が誕生してしまったのです。

■他の人にはない強みに気づく

3か月間全く成果が出なかったので「自分には向いてないんだな…」と半分心が折れていました。

中学生の時は、他の人に良く勉強教えてたのにな。。。
なんてことを考えていた時にピンと来たのです。

「そういえば、勉強が苦手な生徒はなぜか自分にいろいろ聞いてきてたよな?自分より勉強ができる子が他にいるのに」

まさにここが自分の生き残る道だったのです。
「勉強が苦手、集中力が続かない、楽しく勉強がしたい生徒に対して、他の講師が絶対にやらない方法で勉強を教えられる講師」
として立場を築こうと決意しました。

僕が授業で取り入れたことの一例です。
※推奨しません。教室長の理解があってこそできたことです。本当に勉強したくない生徒にだけ使っていた奥の手です。

①授業時間の約半分を生徒にあげる
→70分の授業のうち前半30分間は生徒とのコミュニケーションに使ってました。部活の話から恋愛相談まで生徒が好きなテーマで話すことを許していました。
その代わり残りの時間は勉強しようなと言ってちゃんと授業してました。
生徒自身も、自分の要望を受け入れてもらっているので集中して勉強してくれていました。

【まとめ】あの人に任せたら安心だと思ってもらえる存在になる

気づけば自分が働いていた教室で「勉強が嫌いな生徒はごうに任せたらいい」とまで言ってもらえる存在になりました。

また、担当生徒の努力の甲斐あって成績向上優秀講師にまで選ばれることができました。
ここまでの成果を出すことができたのは、間違いなく自分の強みに気づくことができたからです。

自分の強みが分からない人は、是非ご自身の過去の経験を振り返ってみてください。
何気なく取っている行動の中に、ヒントが隠されているはずです。




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