理由 と 目標をくれたバンド 、
前回「いちばんとすきをくれたバンド」の続きです。単体でも読めるように書いていますが、是非前の投稿も読んでみてください。
好きになったきっかけや、初めてのライブetcを書いた前回、
今回は、その”好き”が深まり、尊敬の念を抱くようになり、ずっと私の核になると思ったことの話をします。自分語りもちょこちょこ入ったりするし口調も変わります、よければよろしくお願いいたします。
心の底から、想う
私の大好きなバンド、SHISHAMOはいつだってとてもすごい。
何がすごいって、ファン想いである。アーティストとファンなんだけど、人と人との関係性。SHISHAMOは、私が出会うその日よりも昔から、紅白歌合戦に出場したときも、今もなおずっと温かい。
街で遭遇したらとても優しく対応してくれるし、ライブでお会いしてお話しすることができたときも、
お手紙を渡したら快く受け取ってくれるのはもちろん、次にお会いしたときにその内容について相談に乗ってくれたりすることだってある。
別に、ファンに優しくすることが正義ではないし、それをしないからといってダメなことでもないし、ある一定の線引きも、音楽を届けるということも大切だ。
だけど、SHISHAMOの皆さんは優しくて温かい。ずっと心を掴んでは離してくれない。この人たちがつくるなら、私たちは受け取りたい。きっと素敵なものだから。と心から思う。
人柄が全てではなく、パフォーマンスがいちばんだとも思うけど、
こんなに素敵な人たちということを知ったら、もう止められない。
信頼と尊敬と愛と音楽が強く結びつく。
生まれる目標と、抱き続けるその日まで
数年前の晩夏、SHISHAMOのラジオを聴いていた。
あと数回でそのラジオ番組を卒業してしまうことが決まり、伝えたいことや聞きやいことをこれでもかというくらいに練り込んで、メッセージを送る。
私は、当時進路に迷っていた。やりたいことが多すぎたのだ。
プログラミングとか、情報系の分野を専攻してエンジニアになってみたい気持ちや、自身がプレイヤーとして演る音楽系の道、その他音楽関係のサポートや運営側の道、色々あった。そんな色々は分野も学校も全ては対象。OCに行って心を決めたとしてもしばらくしたらすぐ迷路に元通り、思考回路をずっと彷徨わせていた。
そんなときに、当時の担任先生が
「考えすぎなところがある、でもそれは悪いことじゃない」
と言ってくれた。少し気持ちが軽くなった。
当時、いちばんの志望校は様々な事情によって諦めざるを得なかった。その次でどうしようとずっと足踏みをする私に提案してくれたのは「一旦受けて、合格してからまた考えよう」だ。すんなり気持ちが決まった。
迷っていたなかで受験日が近い大学のOCに再度出向いた。今までは全然何も体感して来れなかったけど、今回は個別相談にも行ってみよう。と思って、いくつかの学部のブースに足を運んで、疑問点とか色々相談した。
家に帰ってもうんうん悩んでいたし、願書の志望理由書はほとんど埋めたけどずっと空いたままの志望学部。
結局、相談ブースで色々話を聞いてくれたところにした。将来の選択として、迷っていた 音楽の先生の免許は取れないところだけど、取りたくなったらまたそのとき考えようと全てを先送りにした。
_受験当日、自然災害的な問題が起きて、すごく短縮されたけど無事に受けることができた。受ける人数がそんなに多くなくて周りを囲む先生の人数に圧倒されながら試験を受けたりした。
疲れた夕方、友達をラーメンを食べた。催事のラーメン、いつも食べるものとは味が違っていて美味しかった。
くたくたで帰った夜、玄関でふとスマホの画面が光る。
知らない番号からの電話だ、なに?誰??
03-〇〇〜〜〜〜
そういえば、先週のSHISHAMOのラジオで「03から始まる電話番号で電話をかけます!ラジオからなので出てくださいね〜!」って言ってたな。と脳を回転させる。
絶対これだ!!と思い、画面をタップして応答すると、ラジオ局のスタッフさんが出て、数十分後にSHISHAMOの皆さんとお話することになった。受験の色々が吹っ飛んで一気にモードが変わった。SHISHAMO一色。
そしてお電話が始まる、冷房が効いていない部屋でクッションを抱いて座る。
「もしもし、」
から私とSHISHAMOの会話は始まった。
少し前に送ったメッセージの内容についてお話をしたんだけど、もうすぐ卒業しちゃうから色々詰め込んじゃったって述べた通り、メンバーの皆さんにも突っ込まれたりした。
その中で一つ、音楽業界についての質問があって、こんなことを聞いてきた人が今までいなかった。と取り上げてもらえたのだ。
そして、進路に迷っていて、音楽関係のこともしたくて、目まぐるしく変わる音楽を取り巻く環境について、大好きで尊敬する人たちから見るその世界はどんなもんなのか聴いてみたくなった。
大好きで尊敬していて、とても素敵な音楽をしているプロにこんな質問を答えていただけたこと、すごく貴重なことだったと思う。
SHISHAMOの皆さんは、私がどう思っているのかまず聞いてくれて、メンバー1人1人の考えを教えてくれた。
サブスクやインターネットの話になって、
私がSHISHAMOと出会ったのはSNSで、インターネットが普及していたからあの頃に出会えた。あのときに出会えていなくても、いずれ出会っていたんだろうけど、あのときに出会えていたから繋がったことがたくさんあって…
お話をさせていただいて、やっぱりこの人たちが大好きだなと思った。
そんな話の後に、「今日受験だったんです。」と話すと、おつかれさまって優しくねぎらっていただいたこともずっと覚えてる。
私があまりにもにやにやしてしまってそれも突っ込まれたんだけど、嬉しくてにやにやが止まらないです、と伝えると笑った3人がとても愛おしかった。
他にもずっっと覚えているお話や一部始終があるんだけどそれは割愛します。
そのラジオのお電話コーナーでは、私がSHISHAMOと出会ったときの曲をリクエストして終わったんだけど、とてもとても嬉しくて、今でもずっとあの日の記憶も気持ちも忘れていません。
私が初めて、こんなにも追いかけたいと思うだいすきな気持ちや、
臓を揺らされる心地よさや、たくさんの「楽しさ」をより多くの人に届けたいと思って、目標ができた。
大好きな人たちの魅力をさらに引き出して、それを多くの人に届ける仕事がしたい。「楽しい」を共有したい。こんなにも素敵な人たちのように、素敵を広げることがしたい。
そしていつか、大好きな人と一緒にお仕事をしたい。
(ちなみに、この日受験した大学には特待生で合格することができて、「もしかしたら何か向いているのかもしれない。私はここで勉強するべきな気がしてきた」と思い、進学して今に至ります。)
ずっとその背を追い続けて
あれから数年経って、音楽だけじゃなく色んなことへの興味が深くなった。見方が変わったり、視野すら広がって違うところに目が向くようにもなった。だからまたやりたいことが増えて、またさらに考えて悩んで止まらなくときはくるし、今もずっとうんうんと考え続けている。
そんな私をずっと側で導いてくれるのは大好きな人で、私がずっと尊敬して、大切だと心から思っていて、声を大にして叫びたいくらいに素敵なバンドだ。
そんな素敵な人たちと、素敵な音楽に出会えたことが誇らしい。私が胸を張れることのひとつだ。
私にいちばんとだいすきをくれた皆さんへ、
いつか、一緒にお仕事できるように頑張ります。 と言ったときに
「分かりました。それまで私もこうしていられるように頑張ります、待ってます。」
と強く温かい背中を見せてくれて、握手するときぎゅっと力込めてくれたそれだけで、追い続ける力が湧いて止みません。
夢のように漠然としているかもしれないけど、私に初めてここまで叶えたい達成すべき目標があります。
どうかその日まで、その日の先もずっと頑張るので、
どうか、幸せでいてくれますように。
皆さんのおかげで、私は今ここにいてこうして文章を書いています。
P.S. もはや手紙な件について_
この記事を見に来てくれた人に向けて、そしてだいすきな人と自分に向けてこの文章を書いているけど、どうしても気持ちを織り込みすぎて手紙のようになりました。
ここまで読んでくれた方へ、
まずは、ありがとうございます。この文章を通して、かっこよくて私にとって最高のヒーローであるSHISHAMOの魅力は伝わりましたでしょうか。少しでも興味を持っていただけるきっかけになっていたら非常に嬉しいです。
そしていつか、気が向いたらでいいのであなたが好きなものや興味のあることを教えてください。好きなことがある人のパワーは想像以上にあって、個人的にめちゃくちゃかっこいいなあと思っています。熱量がどんなものでも。
そうじゃないけどなんかここまで来た人や読み返しチェックに来た私へ
あったかくしてはやく寝て、ちょっと早起きして過ごしてみな〜〜!
これからも頑張っていこうね。
首が痛すぎる佐伯(仮)より
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