1つずつ、積み上げていくしかない
今日は面接も何もなく、ただハローワークインターネットで求人を見つめてはMOSのExcelに関する勉強をして、タイピング速度が鈍らないように練習をするという1日を終えた。倒産してからの日々をnoteに記録するというのは私自身の精神安定のためだったが、noteに「今日はこれをした」と書くために自学自習に励むというサイクルが出来上がっていて、誰も監視していないし誰も責めはしないけれど、誰か見てくれている人がいるというのは心の支えになるものだな、と思った。手元の紙に書き出すのではなく、たくさんの情報の中の1つに過ぎない記録として「誰かの目に触れる」場で毎日書くことは。
ExcelやWord、PowerPointの基本操作は学生時代に初歩的なものとして習っていたため、MOSの対策テキスト・問題集を活用して、自分ひとりで学習できる程度にはショートカットキーなども知ってはいたが、ExcelもWordもこんなに優秀で面白いものだとは知らなかった。たぶん、会社が倒産して自分自身のスキルや価値を否が応でも見直さなければならない状況だからこそ、こうまでも必死に取り組めるのだろうけど。そして、必死にやっているからこそ楽しめているのだから皮肉なもんだな、とも思う。けれど、知らないものを知れて、出来るようになるのは楽しい。これが具体的に社会でどのような使われ方をするのか具体的なものはわからないけれど、仕事を覚える基盤になるのではないかと期待したい。
緊急事態宣言も解除されつつあるため、試験会場も試験を再開する動きが出始めていている。このまま順調に学習ペースが保てて、試験が開催されれば5月中にも資格が取れるかもしれない。資格もスキルも実績も何もない私でも資格を取って自信を持てる要素が1つでもできたら、今後の就職活動にも変化が見られるかもしれない。
当然、昨日面接の機会を設けてくれた企業で働けたらなと思ってはいる。けれども書類選考を通って、面接を受けた人は私のほかにも大勢いてそんな中で第2新卒の何のスキルもない私が採用される可能性はないに等しいと見える。実際に倒産の通知を受けてから面接をしてもらった4社からは不採用の評価をいただいている。
本当は他にも企業面接を受けたほうがいいのかもしれないけれど、たぶん今のまま手あたり次第に応募してももう無理な気がする。面接で指摘されるのは「異業種・未経験・異業界」であり、やはりなにか芯がなければならないのだということを突き付けられている。いや、これはこれ以上「必要ない」と言われるのを恐れての言い訳かもしれないけれど。
職業訓練の合否通知は2日後。これに落ちていたら他の訓練に応募しようと考えている。職業訓練では複数の講座を同時に応募することはできない。まあ、定員が定められていて就職支援である以上当然だろう。そのため「落ちた場合」も考慮するならば、自分の興味がある、必要な知識を獲得する、といった面だけではなく「募集期間」もきちんと把握して応募する必要がある。ただ合否の日時が知らされているのはとても良心的と言えるし、選考日から3日後に通知と期間があかないのもありがたい。はやく2日後になってほしいという気持ちと、1日でも多く学習を進めなければという気持ち。疲れちゃうな。みんな、すごいな。1つずつ、積み上げてきたんだもんな。氷山の一角とか、ピラミッドとか見えてる部分で評価してしまいがちだけれど、だれにもみられないばしょで、だれにもりかいされないところで、だれにもうちあけないところで、もしくは自分でもわからないまま積み上げてきて今があるんだもんな。ちゃんと、1つずつできることをしていかないとだな。