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肝臓の健康を損なう危険性があるソフトドリンク
肝臓の問題は、しばしばアルコールの摂取と結びつけられますが、BMC Public Healthに発表された新しい研究では、ダイエットソフトドリンクの摂取も肝臓の健康を脅かすことが明らかにされています。
残念なことにあまり知られていないことですが、ダイエットソフトドリンクを飲むことは、たとえ少量でも健康には有害です。これまでの研究で、ダイエットソフトドリンクの摂取は2型糖尿病や肥満などの健康問題のリスクを高めることが明らかになっています。 しかし、テレビやラジオ、雑誌などに定期的に広告を出しているダイエットソフトドリンクのメーカーと利害関係があるため、今日に至るまで主流メディアはこのようなリスクについてほとんど触れていません。
●ダイエットソフトドリンクがもたらす危険性
ダイエットソフトドリンクには、アスパルテーム(神経毒性を持つ人工甘味料)などの有害成分が含まれています。これらの成分は、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)を引き起こす可能性があります。MASLDは以前、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれていました。昨年夏に病名が変更されています。
MASLDは衝撃的な速さで増加しており、2022年には人口の3分の1近くを占めており、今や MASLDは最も一般的な慢性肝疾患のひとつとなっています。MASLDと診断された人のちょうど5分の1が、MASHの頭文字で呼ばれる代謝機能障害関連脂肪肝炎に移行します。MASHは肝細胞傷害という形で現れ、その後30年から40年の間に肝硬変になる可能性を20%高めると言われています。
●ダイエットソフトドリンクと肝臓疾患および早死の関連性
簡単に言えば、ダイエットソフトドリンクの摂取や食生活の乱れによって、MASLDを発症する可能性が高まるということです。この推論は、2003年から2006年にかけて実施された国民健康・栄養調査(National Health and Nutrition Examination Surveys)で収集されたデータの徹底的な分析によるものです。研究者らは、参加者のMASLD状態を評価するために脂肪肝指数(FLI)を利用し、ダイエットソフトドリンクとMASLDの関連を精査するために加重多重ロジスティック回帰モデリングを採用しました。また、体格指数(BMI)の媒介効果に関する洞察を得るために、媒介分析も行いました。
2,378人が研究に参加し、その中の1,089人がMASLDと診断されました。研究チームは、メタボリックシンドローム、ライフスタイル、人口統計に関連する変数を調整しています。
その結果、ダイエットソフトドリンクの過剰摂取とMASLD発症の増加との間に顕著な関連があることが示されたのです。興味深いことに、この関連性の84.7%は肥満度によって媒介されています。
●ダイエットソフトドリンクの習慣を断ち切る
ダイエットソフトドリンクの習慣を止めれば、より健康的な一歩を踏み出せるのは間違いありません。ダイエットソフトドリンクに手を伸ばす代わりに、フレーバーウォーター、紅茶、コンブチャなど、より健康的な代替品を探してみましょう。 コンブチャには砂糖が含まれていますが、消化器系の健康に良いという利点があります。
さらに以下もお薦めです:
1. スパークリングウォーター・インフュージョン:炭酸水に新鮮な果物やハーブ、キュウリのスライスを加えて、オリジナルの炭酸飲料を作ります。
2. ハーブティーブレンド:様々なハーブティーはホットでもアイスでも、風味豊かなノンカフェインの飲み物として楽しめます。
3. 自家製スムージー
4. コールドブリュー(COLD BREW=低温抽出)コーヒー
5. 絞りたてのジュース