
日常の幸せは本当に幸せ?「感謝」だけで満たされない理由
「健康」「家族」「安心して眠れる住まい」──
これらは誰もが口にする「当たり前」の幸せです。
先日、私は「日常の幸せを棚卸し|当たり前を見直す時間」という記事を書きました。
日常にある小さな幸せを挙げ、それに感謝することで、もっと豊かに生きられるのではないかと考えたのです。
しかし、その記事を書き終えた後も、どこか引っかかるものがありました。
「当たり前に感謝するだけで、本当に幸せになれるのだろうか?」
この記事では、その違和感について考えたこと、
そして「幸せを感じるために必要なもの」についてお話しします。
感謝だけでは幸せになれない理由
たとえば、高級焼肉を食べたとします。
お腹が空いている時に食べれば、「美味しい!幸せだ!」と思うでしょう。しかし、もしお腹がいっぱいだったらどうでしょうか?
たとえ高級な料理でも、満足感は減ってしまうハズです。
これは「感応度逓減性(かんのうどていげんせい)」という現象で、繰り返される体験や状況に対して感覚が鈍くなるという特性です。
つまり、どれだけ良いことがあっても、それに慣れてしまえば「幸せだ」と感じづらくなってしまうのです。
日常の「当たり前」も同じです。
健康であること
時間通りに電車が来ること
「おかえり」と言ってくれる家族がいること
職場で自分の席があって自分のPCが用意されていること
これらは間違いなく幸せなことです。
でも、毎日の繰り返しの中で、だんだんと「当たり前」に感じてしまい、感謝や幸福感を抱くのが難しくなる時もあります。

「感謝」だけではなく、何が必要か?
では、感謝するだけでは幸せになれないのなら、どうすればいいのでしょうか?
私が考えたのは、以下の4つです。
1. 非日常を取り入れる
旅行やイベントなど、日常を少し離れる体験を意識的に作ることで、日々の生活のありがたみが増します。
たとえば、久しぶりに家族旅行に行けば、「こんなに楽しい時間を一緒に過ごせる家族がいるのは幸せだ」と改めて感じられるでしょう。
2. 当たり前を当たり前じゃなくする
身の回りの「当たり前」に気づくためには、それがない生活をあえて体験してみるのも一つの方法です。
たとえば:
• ウィークリーマンションで一人暮らしをする
普段当たり前のように感じている家族との生活を一度離れてみることで、帰宅した時に「家族がいること」のありがたさに気づけるかもしれません。
• 田舎の電車に乗る
数時間に1本の電車を待つ体験をすることで、普段何分おきにも電車が来る都市部の便利さに感謝できるようになります。
• スマホを一日使わない
スマホから離れることで、情報や連絡手段が簡単に手に入る便利さを再認識できるでしょう。
これらの体験を通じて、普段何気なく享受している「当たり前」の価値を再発見できます。
3. 小さな挑戦をする
何か新しいことを始めるだけでも、ちょっとした刺激になります。
たとえば、新しい趣味を始めたり、スキルを磨いてみたり。
その過程で「あ、これ楽しいかも」と思えたら、それだけで幸せを感じられる瞬間が増える気がします。
4. 自分にとっての「幸せ」を考える
世間の「これが幸せ」という価値観に振り回されるのではなく、自分にとっての幸せをじっくり考えるのも大事だと思います。
私の場合、「自由な時間」や「家族との時間」がその一つかもしれませんが、他の人にとってはまた違うものかもしれません。
自分の心に正直になって、「これが自分にとっての幸せだ」と思えるものを探してみるのもいいかもしれません。

私が気づいたこと
「幸せってなんだろう?」
妊娠が分かってから、この問いを何度も考えるようになりました。
家族がいること、健康であること──
すでに幸せなことなのに、どこかでそれを「当たり前」と感じてしまい、十分に感謝できていない自分がいました。
だからこそ、これからは「感謝」と「挑戦」、そして「当たり前を見直す体験」をバランスよく取り入れていきたいと思います。
普段の幸せに目を向けつつ、新しいことにもチャレンジすることで、日常がもっと豊かになると思います。
まとめ
幸せは「感謝」と「挑戦」と「見直し」の先にある
日常の小さな幸せに感謝することは大切です。
でも、それだけでは満たされない瞬間もあるのが現実です。
だからこそ、意識的に「非日常」や「挑戦」、そして「当たり前の見直し」を取り入れて、当たり前の日々をより輝かせる努力が必要だと感じました。
最後に、あなたに問いかけたいと思います。
「あなたにとっての幸せとは何ですか?」
小さな感謝と大きな挑戦、そして当たり前の価値を再発見する体験。
そのすべてを大切にしながら、日々の幸せを見つけていきましょう。
From ゴエモンぱぱ🏯🌸🍃