君のおかげ
料理は、好きな方です。
ただし、握力がないからか、うっかりしているせいか、単に不器用なのか、よく怪我をします。
以前、料理をしていた時のこと。
スライサーで何かをスライスしていた時に。
・・・スイッ。
右手親指の外側が・・・。
「わああっ!」
慌てて左手で押さえましたが、血がダクダク出てきます。
ティッシュを当てて、右手親指を中にしてギュッと握ります。
・・・いてえ。
急いで薬箱から絆創膏を出して巻き付けようとしますが、右手の親指が使えないため、難航します。
なんとか貼り付けましたが、1枚目の絆創膏はすぐに血が溢れてしまい、使い物にならなくなったため、2枚目に。
2枚目の上下に3枚目、4枚目も貼り付けて圧迫して、その後の料理は終了。
その頃、ちょうど客演(自分の所属している以外の劇団の芝居に出ること)の稽古に行っており、絆創膏ぐるぐる巻きでも血が滲んでいる手を見て「いや、主婦の役だから一応、絆創膏貼っててもいいんだけど・・・気をつけてね」と言われました。
その客演先の役者さんに教えてもらったのが、タイトル画像の「キズパワーパッド」でした。
それまでそのような物があるのを知らず「え?もうスライサーでやってから何日も経ってるけど使えるもんかな?」と買ってみたところ、絆創膏とは全く別物でした。
・・・すごい!
スライサーでやった時に削り取られたのではなく、一部が指にくっついていて、ペロンとなってプラプラしている状態だったのですが、まあ、それはあまりにも皮一枚で繋がっていたため、キズパワーパッドを取る時にむしられたのか、見当たらなくなりましたが、それでもかなり早く、かなりきれいに修復されたのです。
感動して、それ以来、薬箱に常備するようになりました。
その後、ごぼうを縦に切る時に丸いので、ゴロンと転がって、左手の人差し指をザシッ!と包丁で切ってしまった時にも、キズパワーパッドで修復しました。
ちなみに、スライサーで親指をおろした後、半泣きになりながら、スライサーは捨てました。
さすがに包丁は捨てませんでしたが。
私は便利な調理器具を上手に使いこなせないので、なるべく買わないようにしようと思います。
ついでに。
おろし金も金属だと怖すぎるので(実家で大根おろしを作って、指もおろして、もみじおろしのようになったため)セラミック製のおろし金にしたところ、ガリッとやってしまっても、赤くなるくらいで血が出ないので、うちのおろし金はセラミック製です。
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