僕が安住の地を手にするまで [12] 人生は「面倒臭い」で出来ている
世の中、何事においても「そんなこと出来るわけない」とはじめから決めつけてかかる人がやたら多いように思う。僕の母やおばあちゃんもその典型みたいな人だった(だった、って死んだ人みたい)。僕が十代の半ばでとっとと家を飛び出したのは、あのハードSMも真っ青のギッチギチの拘束プレーが苦手だったからなんじゃないだろうか、といまになって思う。
そして、大抵は決めつけるだけじゃなく、それを「あなたも出来ないよね?出来るわけないよね?」と人にも押し付けてくる。しかも、これに逆らって自分で頑張