【イベントレポ】 623の日に開催されたSUPER JUNKY MONKEY トーク&上映会
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2024年6月23日(日)新宿歌舞伎町のロフトプラスワンにて、SUPER JUNKY MONKEYのトーク&上映会『Holly Mother of the 30th Meatloaf!! act.2 ~623の日~』が開催された。
昨年の『Holly Mother of the 30th Meatloaf!! act.1 ~Cafe SJM~』に続く、デビュー30周年記念イベント第二弾。
言わずもがな「623の日」は、25年前(1999年2月5日)に他界したMUTSUMIの名にちなんだもの。
没後20年となる2019年の「623の日」にも、下北沢クラブ251でイベントが行われている。
https://note.com/gobe_vinyl/n/n46dcb68266aa
ロフトプラスワンに到着したのは、開演10分前。入場の列に知った顔がいて嬉しくなる。
受付でロフトプロジェクトの加藤梅造代表に遭遇。彼と知り合ったのはSUPER JUNKY MONKEYのライブで、いちファンとしてモッシュピットで大暴れしていた。
入場するやいなや、まつだっっ!!、かわいしのぶ、松村忠司の姿を発見。
松村からお土産をいただいた。
SUPER JUNKY MONKEYのマネージャーであり、所属事務所代表の小林由紀夫(3rd Stone From The Sun LLC)から注意事項などが告げられたあと、オープニング映像として映し出されたのは「PARASITIC PEOPLE / 地球寄生人」の字幕入りMV。
しのぶ、つつ!!、松村が登壇。スクリーンには、オンラインで参加するアメリカ在住のKEIKOの姿が。
前回同様、つつ!! の音頭で「あいえとう」のかけ声に合わせて乾杯!
第一部は、海外で行ったライブやレコーディングなどの映像を上映。
『CMJ Music Marathon』(1993年11月6日 @CBGB, New York City) や、『SXSW』(1996年3月13日 @The University of Texas)、ニューヨークでのレコーディング風景(1995年)といった貴重な映像と、それらにまつわるエピソードが披露された。
最も興味深かったのは、松村による『地球寄生人』の制作秘話。
(後日、そのことを意識しながら改めて同作のCDを聴き直してみた)
全米で放送された『MTV』のジングルや、アニメ『SKYSURFER STRIKE FORCE』のオープニング&エンディングテーマも。
第一部のラストは『Foundations Forum '95』(1995年9月8日 @Hilton, Burbank, CA)。まさかこんな映像が残っていたとは!
私は現地でこのライブを観ている。
映像を観ながら、当時の出来事を思い出して泣きそうになる。MUTSUMIと一緒に、EXCELのダン・クレメンツと話したこと。メンバーやスタッフと、ドジャースタジアムで野茂英雄の登板を観戦したこと。MUTSUMI & しのぶと海で遊んだこと。
「あいえとう」を歌い終えたMUTSUMIが客席めがけてダイブすると、場内から歓声がわき起こった。
短い休憩をはさんで、第二部がスタート。
WRENCHの松田知大とマキシマム ザ ホルモンの上ちゃんをゲストに迎え、国内でのライブ映像を中心に上映。
1993年3月17日
@新宿JAM
上ちゃんがリクエストした「Where're The Good Times」の原型となる「Several Good Times」(~ PRIMUS、THE BEATLESのカバー)。
1994年12月10日
@Club Citta'川崎
少年ナイフ、エレファントカシマシ、DROOPが出演したチッタのイベントから、つつ!! がヴォーカルを務め、MUTSUMIがドラムを叩いた「Faster」(曲の後半は普段どおり)。
1996年3月1日
@下北沢Shelter
AGGRESSIVE DOGSとの共演イベント『超猿暴犬生人宴』(シークレットでTHE RYDERSも出演)から「Start With Makin' A Fire」。
https://rooftop1976.com/column/gobe/240205000000.php
1996年12月27日
@恵比寿Milk
みるくのワンマンから「Revenge」「Decide」「MTV Top of the Hour」「See Me Feel Me」。
1997年5月4日
@三軒茶屋Heaven' Door
メンバーや小林マネージャー、そしてなぜか私にも声がかかり、各々がDJプレイを披露した『SUPER JUNKY MONKEY祭り』のライブから「The Words」「If」。
圧巻だったのは、1998年9月2日にロンドンで収録された「E・KISS・O」。
老舗クラブのAstoria(2009年閉館)で行われた『J-BEATS '98』からの映像で、4人で行った最後の海外公演となる。
MUTSUMI在籍時代に観た最後のライブがその6日前(1998年8月27日 新宿リキッドルーム)だったこともあり、この映像を観るたびに目頭が熱くなる。
トークパートでは、松田と上ちゃんがSUPER JUNKY MONKEYとの思い出を語る。
上ちゃんが「エレクトーンの先生を目指していた少年時代に、SUPER JUNKY MONKEYを知ってこうなりました。姐さんたちのせいです(笑)」と告白すると、やんやの歓声があがった。
松田は、WRENCHはもちろん、前身となるFIGHT FOR YOUR RIGHTや、それ以前に名越藤丸と組んでいたMOTHER NOISEのころから共演を重ねてきた盟友と呼べる存在。彼が口にするエピソードの数々に、場内から感嘆の声があがる。
松田がリクエストしたのは「We're The Mother」のMV(字幕入り)。
コメントを求められた松田の「MUTSUMIは努力の人でした」という発言に、胸が熱くなる。このひとことに、どれだけの思いが込められていたことか。
映像でも流れたSUPER JUNKY MONKEYのライブ履歴と、松田が口にしていたWRENCHのタイムライン(ダイジェスト版)をぜひご覧いただきたい。すべてではないが、両者が幾度も対バンしていたことが記録されている。
本編の締めは、つつ!! の音頭による「Revenge」。
配信はここで終了。
その後も、来場者だけが観ることができたマル秘映像を肴に、四半世紀以上の付き合いになる旧友たちをはじめ、多くの人々と盃を交わした。
なお、今回のイベント会場で「超狂猿」復刻Tシャツが限定販売された。
復刻Tシャツと謳われているが、当時のTシャツが完全復刻されているものではない。バックプリントは当時のものと同じだが、ロゴの種類や位置が異なる。
フロントのロゴは『SUPER JUNKY ALIEN』のジャケットに記載されているもの。
今回は会場限定で販売されたが、通販希望者がたくさんいるようなので、実現に向けてコメントしてみよう!
『Holly Mother of the 30th Meatloaf!! act.3』の開催が決定!
3回目にして遂にライブハウスでの開催。詳細の発表が待ち遠しい。
兎にも角にも、2024年10月19日(土)は下北沢Flowers Loftに集合!
https://www.instagram.com/superjunkymonkey_official/
https://www.facebook.com/superjunkymonkey/?locale=ja_JP
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