【ライブレポート】1stアルバムをリリースしたWETBLACKが発売記念ライブを開催!
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2021年に結成されたWETBLACKが、セルフタイトルを冠した1stフルアルバム『WETBLACK』をリリース!
WETBLACK
『WETBLACK』 CD
1. 全部くれ
2. フィードバック
3. めまい
4. 真夜中のステップ
5. 独裁者に瓜二つ
6. 青春
7. ケムニケムニ
8. ナリフリカマワズ
9. 孤独の先生
10. 十戒
2020年に活動を休止したABNORMALSのCOMI(vo)とMASATO(dr)が、YAN(b)、AOTA(g)と結成したWETBLACK。
2022年に8曲入りのCDをライブ会場限定で販売しているが、そちらはデモ音源とのこと。
このたびHELLO FROM THE GUTTERから発表された10曲入りCDが、正式な1stアルバムとなる。
WETBLACK 『WETBLACK』
フォーマット:紙ジャケットCD
品番:HFTG-130
レーベル:HELLO FROM THE GUTTER
発売日:2024年8月3日
CDがリリースされた8月3日には、新大久保アースダムで発売記念ライブも開催された。
STORM OF VOID、FLOATERS、NEPENTHESがくり広げた熱いパフォーマンスよって、イベント開始直後から盛り上がりを見せる。スラッジやドゥーム、ストーナーロックなどにカテゴライズされることが多い3組だが、いずれもそれらのジャンルに囚われない独創的なサウンドを聴かせてくれた。
一方、バースペースでは、DJの選曲によるマーヴィン・ゲイやマイケル・ジャクソンといった70年代ソウルが流れている。まさかアースダムで、ギル・スコット・ヘロンのレコードがかかるとは思わなかった。
各アクトの熱演によって期待が高まるなか、主役のWETBLACKとギタリストのIKUMA KAWABEがステージに登場。
DhidalahのIKUMAをゲストに迎え、5人編成で行われたこの日のライブは、1stアルバムのオープニングチューン「全部くれ」からスタート。
2曲目は、BLACK SABBATHを想起させる「ケムニケムニ」。ツインギター効果で音圧はもちろん、サイケデリック感も増している。
「真夜中のステップ」は、彼らのレパートリーの中でも特に印象的なナンバー。うねるベースとタイトなドラム、ファンキーなギターが生み出すグルーヴィーなサウンドをバックに、ポエトリーリーディングから徐々に熱を帯びるヴォーカル。COMIがシャウトすると、場内から歓声が上がった。
興奮さめやらぬまま「独裁者に瓜二つ」へ。キレのよいMASATOのドラムにあわせ、無意識のうちに身体が前後に大きくゆれる。
MCをはさみ、静と動が同居するヘヴィサイケ「ナリフリカマワズ」から、ハードコアを感じさせる「めまい」へ。
そして「孤独の先生」の終盤で、ひざまずきながら絶叫するCOMI。その存在感たるや。ABNORMALS時代から何度もライブを観ているのに、表現力豊かな歌とたたずまいに圧倒される。
ヘヴィロックンロール「フィードバック」から、アルバムに先がけてミュージックビデオが公開された「青春」。この曲を待っていたファンも多かったのだろう。バンドが放つグルーヴと、拳を突き上げるオーディエンスによる一体感が場内をつつみ込んだ。
本編最後の曲は、アルバムのラストを飾る「十戒」。CDに収録された10曲をすべて演奏したWETBLACKとIKUMAに、盛大な拍手が送られた。
やがて拍手は手拍子に変わり、アンコールに応じて再登場したメンバー4人が「ズットモ」を披露。嵐のような怒涛のハードコア・チューンを鳴り響かせ、颯爽とステージを去っていった。
https://twitter.com/wetblackkk
https://www.instagram.com/wetblack/
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