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【イベントレポ】 ライブハウスで開催されたSUPER JUNKY MONKEY 爆音上映会

cover photo by saru_ichi

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2024年10月19日(土)下北沢Flowers Loftにて、SUPER JUNKY MONKEYの上映会第三弾『ライブハウス爆音!!上︎映GIG BACK TO 90's “Holly Mother of the 30th Meatloaf!! act.3” ~Screw Up Y'all!~』が開催された。

2024年10月19日(土)
スーパージャンキーモンキー
ライブハウス爆音!!上︎映GIG BACK TO 90's
“Holly Mother of the 30th Meatloaf!! act.3” ~Screw Up Y'all!~
@下北沢Flowers Loft

ナビゲーター:
まつだっっ!!(SUPER JUNKY MONKEY ドラム)

メンバー:
KEIKO(SUPER JUNKY MONKEY ギター)
※USよりリモート参加
かわいしのぶ(SUPER JUNKY MONKEY ベース)
※録画コメント

DJ:
Cut-Kit(キャブレターボーイズ)

オペレーター:
小林由紀夫(SUPER JUNKY MONKEY マネージャー)

PA:
Kamiyann

小林由紀夫&まつだっっ!! / CUT-KIT
Kamiyann

『act.1 ~Cafe SJM~』(2023年11月3日)、『act.2 ~623の日~』(2024年6月23日)に続く、メジャーデビュー30周年記念イベント第三弾。

会場は、第一弾のRock Cafe LOFT is Your Room(歌舞伎町)、第二弾のLOFT/PLUS ONE(歌舞伎町)と同様にロフトプロジェクトが運営する下北沢Flowers Loft。3回目にして遂にライブハウスでの開催となった。SUPER JUNKY MONKEYのライブに足繫く通っていたロフトプロジェクトの加藤梅造かとううめぞう代表も、さぞかし気合が入っていたことだろう。

今回は米国在住のKEIKOと共に、海外ツアー中のかわいしのぶもリモートでの出演が発表されていたので、これまで以上にまつだっっ!!(以下つつ!!)が大ハッスルすることは火を見るより明らか。
「つつ!! の暴走を、マネージャーの小林由紀夫こばやしゆきお(3rd Stone From The Sun LLC代表)がいかに制御するのか?」という視点で(ニヤニヤしながら)このイベントを楽しんでいたマニアも少なからず存在していたのではないだろうか。

“スクリーンを通してSJM4人のライブを丸ごと90年代当時の如く体感!? 自由に観て踊って歌って飲んで、あの懐かしい空間へ、さぁ、みんなでタイムスリップ、、”
と謳われた今回のイベントは、3会場分のほぼフルライブ+αを上映。さらに盟友Cut-KitによるDJプレイが披露された。


Flowers Loftに到着すると、90年代当時からの常連客や、長野からかけつけたご夫婦、過去2回の上映会にも来場していた若者、といった熱心なファンが開場待ちしていた。
5分ほど彼らと談笑しているうちにオープン。入場の列に並びながら、店内から聞こえてくるビギーのラップに耳を傾ける。受付を済ませてからバーカウンターでビールを確保し、The Notorious B.I.G. feat. Faith Evans「One More Chance / Stay with Me (Remix)」が流れるフロアに向かった。
転換DJも担当するCut-Kitがオープニングに選んだのは、90s R&Bセット。Mary J. Blige「Real Love」や、SOUL FOR REAL「Candy Rain」といったクラッシックに気分が高揚し、早々にビールを飲み干してしまった。

Cut-Kitこと加藤敦慎かとうあつのり(兄)&加藤啄巳かとうたくみ(弟)からなるキャブレターボーイズが、幾度もSUPER JUNKY MONKEYの重要イベントに名を連ねてきたことを、古参のファンはみな知っている。

2杯目のビールを購入しようとバーカウンターに向かう途中で、つつ!! に遭遇。自身が描かれた「めん亭はるもと」の特製麺菓子をプレゼントしてくれた。

ステージにつつ!! と小林由紀夫が登壇し、リモートでKEIKOが登場。
KEIKOの口から、出演者としてCut-KitとサウンドエンジニアのKamiyannが紹介される。国内外のさまざまな音楽シーンで活躍するKamiyannこと上村勝彦かみむらかつひこは、SUPER JUNKY MONKEYの専属PAとしてライブサウンドを手がけてきた。
(BGMは、Cut-Kit選曲による Love Tambourines「Cherish Our Love」。最高!)

続いて、大友良英おおともよしひでスペシャルビッグバンドの一員としてヨーロッパツアーに参加しているかわいしのぶのコメント映像が映し出される。当初はしのぶもリモートでの出演が予定されていたが、土壇場になって生出演が不可能となり、録画コメントのみとなった。

今回も、つつ!! の音頭で「あいえとう」のかけ声に合わせて乾杯!

フロアに下りて、観客たちと乾杯するつつ!!。
そしていよいよ最初の映像が映し出された。


【 1 】
1996年3月1日 @下北沢Shelter

この日のことはよく覚えている。
前回のライブでリクエストされたものの、練習していなくてできなかった『MTV』のジングルを3バージョンすべて披露。そして4人は颯爽とステージを去っていった。
もちろんそれだけで終わるはずもなく、アンコールと称して6曲演奏。貴重なセットリストだったこともあり、記憶に残るライブとなった。

フロア前方にいる連中も、ステージからダイブしている奴らも知った顔が多く、もちろん私も飛びまくっている。
懐かしいライブ音源を爆音で浴びながら「ダイブするなら今!」と思ったタイミングで、画面に映し出された28年前の自分がステージからダイブしていた。

1996年3月1日 @下北沢Shelter
『超猿暴犬生人宴』
  w/ AGGRESSIVE DOGS / 八方美人 (a.k.a. THE RYDERS)

1. MTV TOP OF THE HOUR MUSIC
2. あいえとう
3. BURN SYSTEM'S FLAG
4. 記憶の捏造
5. Blah, Blah, Blah
6. IF
7. START WITH MAKIN' A FIRE


【 2 】
1996年3月8日 @新宿Liquidroom

シェルター公演の1週間後に新宿リキッドルームで行われたライブは、ガールズバンドや女性シンガーを擁するバンドが多数出演したイベントだった。
DROOPのような良いバンドも出ていたが、ベストアクトはSUPER JUNKY MONKEY。圧倒的なパフォーマンスで、フロアを熱狂させた。

28年前の映像を観て興奮した観客たちによるモッシュが発生。担ぎ上げられたつつ!! が自身のライブ(映像)でクラウドサーフを敢行した場面は、今回のハイライトのひとつ。

1996年3月8日 @新宿Liquidroom
『Lady Steady Go II』
  w/ DROOP / DEMI SEMI QUAVER / ヌードルス / 54 NUDE HONEYS / JAMIC SPOON / LULU'S MARBLE / SPOON PARM / 宍戸留美 / DEAD STOCK SARDIN / 指輪ホテル / SAMARIE / CRANE

1. ざくろの骨
2. FASTER
3. POPO BAR
4. IF
5. THE WORDS
6. PARASITIC PEOPLE / 地球寄生人
7. SEE ME, FEEL ME
8. BUCKIN' THE BOLTS
9. あいえとう

なお、昨年公開された「POPO BAR」の未発表映像は、この日のライブ。


【 Fun Time 】
・SJMレアグッズ自慢コンテスト
・生ドラムだけイントロ曲あて選手権

イベント中盤に開催されたにファンタイム。

「レアグッズ自慢コンテスト」では、マニアが持参したお宝アイテムを紹介。
私も最初期のTシャツなど、数点のレアアイテムを持参した。

小林氏の顔写真が使用されたSJM初Tシャツ
参加者には、ステッカーがプレゼントされた


「生ドラムだけイントロ曲あて選手権」は、正解者続出の初級編から超難問まで!
ドラムだけでも生演奏が聴けたのは嬉しい限り。


【 +α 】
1996年4月21日 @新宿Liquidroom

今回のイベントは90年代のライブハウスでの雰囲気を再現すべく、3組の対バンイベントをイメージして構成されている。
まぁ、3組ともSUPER JUNKY MONKEYなのだけれど(笑)。

ということで「急遽、飛び入り出演したバンド」という体裁で、2枚目のスタジオアルバム『PARASITIC PEOPLE / 地球寄生人』(1996年4月12日)リリース後、初のライブから2曲。
海外のバンドが集結した新宿リキッドルームのイベントだった。

1996年4月21日 @新宿Liquidroom
  w/ THE PRESIDENT OF THE UNITED STATES OF AMERICA / SOUTHERN CULTURE ON THE SKIDS / SCREAMING HEADLESS TORSOS

1. OUR UNIVERSE
2. SHOWER


【 3 】
1998年9月2日 @ The London Astoria

ラストは、4人で行った最後の海外公演となったロンドンでのライブ。他の3公演は実際に会場で目撃しているが、さすがにこのライブは映像でしか観たことがない。

この映像はテレビ用に収録されたもので、2010年に発売されたDVD+CD『LIVE WE'RE THE MOTHER of MEATLOAF! HYPER COLLECTION』にも「E・KISS・O」と「Towering Man」が収録されている。『act.2 ~623の日~』でも「E・KISS・O」が上映された。

ファンにはよく知られる映像だが、つつ!! や大勢のファンと一緒にライブハウスで体感できたことが、この上なく嬉しい。

1998年9月2日 @ The London Astoria
『J-BEATS '98』
  w/ GOTA & KENJI JAMMER / 電気グルーヴ / DJ KRUSH with 土屋昌巳

1. A.B.C.
2. IF
3. E・KISS・O
4. R.P.G
5. LOVE & PEACE HARD CORE
6. Towering Man

ロンドン公演の興奮さめやらぬまま、間髪をいれず1996年3月1日のシェルター公演の映像に切り替わって「BUCKIN' THE BOLTS」。この嬉しいサプライズに、場内のボルテージは最高潮に。
実際のライブさながらのアンコールであった。

映像が消え、場内に鳴り響いたのは「ばかばっか」。つつ!!、KEIKO、小林マネージャーと一緒に、Throw your hands in the air!!!

〆の「REVENGE」から、全員で記念撮影。
(BGMは、Cut-Kit選曲によるMondo Grosso「Closer 」。最高!)


ということで上映会が終了。
(客出しBGMは、Cut-Kit選曲によるACO「悦びに咲く花」。最高!)


その後も、ラウンジでバータイム。
出演者や友人知人、初めて会った人たちと楽しいひとときを過ごした。
次回も彼らと爆音を浴びながら酒を飲み交わしたい。




【アーカイブ配信決定】
※終了しました

機器のトラブルにより、リアルタイムで配信できなかった『ライブハウス爆音!!上︎映GIG BACK TO 90's “Holly Mother of the 30th Meatloaf!! act.3” ~Screw Up Y'all!~』のアーカイブ配信が、2024年10月25日(金)21:00よりスタート!
11月8日(金)まで何度も視聴可能。時間の都合でカットされた画像を追加した再編集バージョンが配信されるので、会場に足を運んだ方もぜひ!

配信チケット ¥1,500
https://twitcasting.tv/flowers_loft/shopcart/339162




https://www.instagram.com/superjunkymonkey_official/

https://www.facebook.com/superjunkymonkey/?locale=ja_JP

https://twitter.com/SJM30th






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#SuperJunkyMonkey #スーパージャンキーモンキー #音楽 #ライブハウス #イベントレポ

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