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【ライブレポート】SMASH YOUR FACE at Shinjuku Loft (May 18, 2024)

五辺宏明

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

連勤が続いた5月上旬。
ゴールデンウィークも連休明けもほぼ出勤で、まとまった休みを取れたのは5月半ば。休暇の前半は家族と過ごすことができたが、妻が体調を崩したので5月18日の予定を中止することに。

暇になったので、近しいバンドマンたちのスケジュールをチェック。X（旧ツイッター）やインスタグラムのタイムラインをスクロールしているうちに、SMASH YOUR FACEが新宿ロフトに出演することを思い出した。

BilliのTakujiが主催する『東京ロックミーティング』は、ジャンルを超えた17組が集結するイベント。Takujiの実兄である曽我部恵一率いるサニーデイ・サービスも出演する。
まさかSMASH YOUR FACEとサニーデイ・サービスが対バンする日が来るとは！

こんな面白そうなイベントを見逃すわけにはいかない。
ヴォーカリストのNangchangが誘ってくれた5月12日のワンマン（下北沢シェルター昼公演）を観に行けなかったので、このところずっとSMASH YOUR FACEのライブを観たいと思っていた。


2019年に大幅なメンバーチェンジを行い、2人のマスクマンと女性ギタリスト、そしてターンテーブリストのロベルト吉野（サイプレス上野とロベルト吉野）を擁する6人編成となったSMASH YOUR FACE。

El Hemp, Matsu, Nan, KB, 32, ロベルト吉野


2023年元旦に、現メンバーによる初のフィジカル作品となる2枚組ソノシートをリリース。

SMASH YOUR FACE
『DYNAMITE / HATE MAN』
『Can I do that? / FAKE FAKE FAKE』
2 Flexi-disc

disc-1 (HTGT-080)
1. DYNAMITE
2. HATE MAN

disc-2 (HTGT-081)
1. Can I do that?
2. FAKE FAKE FAKE

SMASH YOUR FACE are
Nangchang - vocals
El Hemp - vocals & bass
KB - vocals, guitar & tambourine
32 - vocals & guitar
Matsu - vocals & drums
Roberto Yoshino - vocals & turntable


昨年より下北沢シェルターの昼帯で、2バンド＋αの自主企画を定期開催。ジャンルを超えた共演を実現させて話題を呼んでいる。

①
2023年8月13日
おとぼけビ～バ～ vs. SMASH YOUR FACE
special guest: さかさまJr.

②
2023年10月29日
COCOBAT vs. SMASH YOUR FACE
special guest: DJ ちゃんまい from ベッド・イン

③
2024年1月21日
雷矢 vs. SMASH YOUR FACE
special guest: プンクボイ

④
2024年2月11日
流血ブリザード vs. SMASH YOUR FACE
special guest: ポポチョリス

⑤
2024年3月10日
moreru vs. SMASH YOUR FACE
special guest: SLIGHT SLAPPERS

⑥
2024年4月14日
めろん畑a go go vs. SMASH YOUR FACE
special guest: サイプレス上野とロベルト吉野

⑦
2024年5月12日
SMASH ONLY（SAMSH YOUR FACEワンマンライブ）


『vs. 企画』について語るNangchangのインタビューも公開された。


しかし残念ながら、私はまだ一度も『vs. 企画』を観ていない。
上昇気流に乗るSMASH YOUR FACEを観たいと思い、新宿ロフトへ。

所用のため、ロフトに到着したのは18時過ぎ。入場すると、台風クラブが演奏するバーステージのフロアに多くの観衆が詰めかけていた。

バーステージのライブを一瞥してからメインフロアに移動。ドリンクチケットと交換したビールをすすっていると、旧知の仲のAKIに出くわしたので短い会話を交わす。AKIがベースを弾くWOLF & THE GOODFELLASも出演者として名を連ねていた。


定刻より10分ほど遅れて、いよいよSMASH YOUR FACEの出番。
キャラ立ちまくりの6人がステージに現れると、常連客から歓声が飛び交い、初見と思われる観客からどよめきの声が上がった。

風格さえ感じさせる堂々たる佇まいに見惚れ、身動きが取れなくなる。
90年代から何度もSMASH YOUR FACEを観ていて、現メンバーのライブも体験しているのに、まるで別のバンドを観ているかのようだ。

彼らのライブを観るのは、昨年2月19日のレコ発第二弾以来。ステージ及びフロアを縦横無尽に駆けめぐる6人がくり出すハードコアサウンドは、1年3ヵ月前よりも遥かにパワーアップしていた。
『vs. 企画』で名だたる猛者どもと共演を重ねてきたSMASH YOUR FACEが、新たなフェーズに突入していることを知る。

ステージ前のフェンスに仁王立ちしたNangchangに扇動された観客がフロア前方に詰め寄る。腰と膝に爆弾を抱えるため（腰椎すべり症、変形性膝関節症）フロアの後方にいた私も、気がつくとNangchangの足もとで拳を突き上げていた。

photo by Hiroaki Gobe

バンドの顔ともいえるEl Hemp（b）が歌う「Can I do that?」もこの日のハイライトのひとつ。
ぜひサビを覚えてコール＆レスポンスしよう！


怒涛のパフォーマンスで、会場を熱狂させたSMASH YOUR FACE。
他のバンドを目当てに来場したオーディエンスにも、彼らの魅力が伝わったに違いない。

SMASH YOUR FACE
2024年5月18日
『東京ロックミーティング』@新宿Loft

 1. Over Flow
 2. Loud Machineeee
 3. Rolling Dayz
 4. meet you
 5. HATE MAN
 6. DYNAMITE
 7. 勇気のカケラ
 8. Can I do that?
 9. FAKE FAKE FAKE
10. Black Rider
11. Death Trap
12. To Get New Blood

SMASH YOUR FACE are
Nangchang - vocals
El Hemp - vocals & bass
KB - vocals, guitar & tambourine
32 - vocals & guitar
Matsu - vocals & drums
ロベルト吉野 - vocals & turntable



SAMSH YOUR FACEのライブは、ステージ上にいるどのメンバーを観ても楽しめる。
現メンバーのライブを観たことがない方は、ぜひ『vs. 企画』に足を運んでいただきたい（私も観に行きたい！）。

次回は『好き好きロンちゃん vs. SMASH YOUR FACE』。スペシャルゲストは暴動クラブ！


好き好きロンちゃん × SMASH YOUR FACE

ACT：好き好きロンちゃん / SMASH YOUR FACE
SPECIAL GUEST：暴動クラブ

2024年6月2日（日）下北沢SHELTER
OPEN 11:30 / START 12:00

前売￥3,000 / 当日￥3,500 / 10代・学割￥1,500（いずれもドリンク代別）BAND予約・SHELTERチケット予約フォームで受付中

問い合わせ：SHELTER 03-3466-7430




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