別府、城崎、蔵王、湯河原他、人気温泉ニュース【温泉地 Biz+(10/9週)】
今週も人気温泉地からの最新ビジネス情報をお届けします。
地域活性、地方創生につながっていくことを期待しています。
大分|別府八湯(にっぽんの温泉100選2021:3位)
大分インタラクティブ観光DX事業コンソーシアム設立
「Screens」からの記事です。
観光DXを促進するためのコンソーシアムが設立されたという内容です。
人気温泉地でメタバースの立ち上げが進む中、別府ではインタラクティブな動画ライブ配信によるファン作り、集客を図るようです。
メタバースによる"勝者"と言われるようなサービスがまだ確立されていませんが、ライブ配信はすでに世界中でビジネスになっています。
直近の情報はあまり詳しくありませんが、中国だとさまざまなライブ配信ビジネスが立ち上がっていて「釣り」だけでも大きなライブ配信コミュニティになっていました。
中国の釣り人口は、日本の総人口ともあまり変わらないくらいである規模であることもあってのことだとは思いますが。
ライブ配信によるご当地商品のコマースにも繋がりやすいでしょうし、今後の展開が楽しみですね。
愛媛|道後温泉(同4位)
長野|扉温泉(同84位)
「新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした旅行サービスの提供促進に向けた実証調査」採択事業発表
「トラベルボイス」の記事です。
観光庁による「新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした旅行サービスの提供促進に向けた実証調査」の採択事業が発表されたという内容です。
9つの採択事業の中で温泉100選に関わりがある事業が以下となります。
いつも観光庁の公式サイトには採択事業の詳しい情報が掲載されていた記憶があるのですが、今回は見つかりませんでした。
扉グループの「明神館」がある扉温泉が含まれているかは不明です。
現在「プロが選ぶホテル・旅館100選」の動画を編集していて、ランクインしている「明神館」を調べる機会があるのですが、こだわりが素敵ですね。
温泉とは関係ありませんが、大阪にあるかつてのお取引先も採択されていました。
おめでとうございます。
神奈川|箱根十七湯(同5位)
多言語対応ツール導入
「神奈川新聞」からのニュースです。
箱根の宿でスマホで情報収集はもちろん、フロントへの問い合わせチャット、決済ができるようになるシステムを導入したというものです。
すでに飲食店でも客が保有する端末を利用することが進んでいますし、宿泊施設でも導入が加速すると思われます。
店舗側は端末のアップデートが不要になりますし、今や客のスマホのスペックもすごいですしね。
このシステムではすでに全国の人気宿で導入されていて、ホテル・旅館100選で上位ランクインしている下呂温泉(にっぽんの温泉100選2021:2位)の「水明館」、和倉温泉(同10位)の「加賀屋」、阿寒湖温泉(同52位)の「あかん遊久の里鶴雅」の名前を見ました。
それぞれホテル・旅館100選では3位、2位、13位です。
石川|和倉温泉(同10位)
タコ釣り大会開催
「中日新聞」からの記事です。
和倉港で釣り大会が開催されたという記事です。
釣り大会の告知であれば「Trip+」記事で取り上げるところなのですが、違う切り口で海を活用した集客企画として取り上げてみました。
"穏やかな"海であることが重要でもありますが、海近くの温泉地はやはり積極的に海を活用すべきですね。
もちろん、天候による影響も受けますし、波の影響を受けることもあります。
また昨今では、釣り人のマナー問題から釣りを禁止にする場所も増えました。
環境とルールを守って実施できるライトな釣り企画はまだまだ集客につながると思わます。
兵庫|城崎温泉(同11位)
2024年秋、新・観光列車運行へ
「毎日新聞」の記事です。
2024年秋に、敦賀-城崎温泉間を新たな観光列車が運行予定という内容です。
私、電車に詳しくないのですが、城崎へはちょくちょく観光列車が走っている気がします。
温泉記事の内容を調べていると、何度も出会います
JR西日本が積極的なのか、認知向上に努めているのか、どうなんでしょう。
JR九州も「ななつ星」他、観光列車のことを耳にしますが、JR東日本で検索してみても聞いたことのある観光列車はありませんでした。
観光列車と地域性が気になります。
山形|蔵王温泉(同30位)
2024年12月、道の駅オープン予定
「山形新聞」からのニュースです。
2024年12月に道の駅ができるという内容です。
施設ができるのが県の物産会館のある隣だそうです。
山形駅から蔵王温泉バスターミナルへのバスルートの途中ですね。
Google Mapで調べてみたら、表蔵王口行きのバスでアクセスできるようです。
以前、かみのやま温泉からバスに乗り、蔵王温泉へ向かうバスにここで乗り換えました。
寒い中、数十分ここで待っていたことを思い出しました笑
蔵王温泉へ車で行く方は山から降りて駅まで戻ることなく、ご当地のものを買うことができそうでよいかなと思ったのですが、記事によると"飲食・物販スペースは最小限にとどめ"るそうです。
ホールを使ったイベントホールがどのように使われていくのか、伝統工芸品の展示がどのようにアピールされるのか、2年後の状況がどうなっているのかも含めて楽しみです。
和歌山|白浜温泉(同33位)・南紀勝浦温泉(同99位)
「わかやま12湯サミット」開催
「紀伊民報」の情報です。
和歌山の12温泉地の関係者が集まったイベントが開催されたという内容です。
パネルディスカッションの内容等は掲載されていないので、どんな内容が温泉地の代表者の間で話題になったんでしょうね。
こういった場所で、DXに関してどんなディスカッションが行われるのかを知りたくなりました。
開催した事務局がある和歌山県旅行業協同組合の公式サイトを見たところ、詳細情報がメディアのサイトに掲載されているということで見てみましたが、紀伊民報と内容はほぼ同じでした。
和歌山は温泉100選に今ランクインしている、白浜、南紀勝浦以外にも、過去にランクインしていた温泉地もあります。
12湯ということで改めて調べてみました。
江戸時代の番付で「熊野本宮の湯」と呼ばれ、温泉100選2020までランクインしていた時、熊野本宮温泉郷となっていました。
せっかくの「熊野」の名前をもっと使ってもいいような気もしますね。
川湯、渡良瀬、湯の峰が熊野本宮温泉郷です。
長崎|雲仙温泉(同38位)
諫早駅~雲仙温泉間に定額タクシー運行開始
「長崎新聞」から、諫早駅~雲仙・小浜間に定額タクシー運行開始するという記事です。
今回の料金と、他の交通機関の料金を調べてみました。
雲仙温泉周辺に訪れる、平均的な人数は今どれくらいなんでしょうね。
雲仙に限らず、全国で団体旅行は減り、コロナでグループの人数も減っているようなイメージもあります。
お子さんのいる4人のご家族だと定額タクシーがいいかもしれませんね。
なお、路線バスの情報は、雲仙観光局の公式サイトからリンクしている、Yahoo!乗換案内で検索すると表示されます。
約1時間半で停留所は55もありますので、時間とお尻の痛みともご相談ください笑
神奈川|湯河原温泉(同70位)
官民一体となったリノベーション旅館が開業
「タウンニュース」の記事です。
観光庁、町、地元金融機関他による旅館のリノベーションが行われ、2022年10月1日に開業したという内容です。
観光庁によるさまざまな支援策が行われていますが、今回の取り組みはモデルケースとして今後につなげていくようです。
国内旅行支援も行われ、インバウンドも再開するだろう中、今後どのように税金が使われていくんでしょうか。
飲食店は支援が行われましたが、コロナがある程度落ち着いた今も、過去のようには外でアルコールを飲むようには戻らないという話も聞きます。
ものづくり企業への支援も必要と思われます。
今後の日本像がどのように描かれていくのでしょうね。
その他
対象となる温泉地は観光経済新聞による温泉ランキング「にっぽんの温泉100選2021」です。
最新ランキングはエリア別にこのページでご覧いただけます。
温泉地名は温泉100選に則っており、掲載はランキング順です。
温泉地情報はスマートニュース、グノシー、dニュースといったニュースアプリで掲載された記事です。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
温泉Blogを書いていると、ちょっと旅した気分になります。
今回は、梅干し食べたくなりました笑
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