無断転載は目的と手段が入れ替わっていないか
無断転載。誰かが描いたイラストや撮った写真を無断で投稿し、いいね数を稼ぐもの。
この行為の善し悪し云々は置いておいて、筆者はこの行動の目的と手段が入れ替わっているのではないかと毎回思う。
本来無断転載をするような人達はおそらく、有名になりたい、いいねを貰いたいという想いからそのような行動に走る。
自分の知名度や自己承認欲求を満たすためにやっていたのに、いつしか『いいねを稼げる他人の作品を探して無断転載すること』に集中してしまう。
結局それで運良くアカウントが人気になったとしても、なんかいい感じの作品を転載してくれる、中高生にしかフォローされないBOTと化すだけなのにそれに気が付かない。
たまに中の人が人気者を気取ってツイートしても、フォローしている人はなんかいい感じの無断転載を望んでいるだけなので全くいいねもリツイートもされず、逆に虚しい結果になるのだ。
この手法で人気になってちゃんと当初の目的を達成しているのは、フォロワー数の多いアカウントを売ることを仕事としている人や、バズったツイートのリプ欄で商品の宣伝をするアフィリエイターくらいだ。
さらに大量に無断転載していると、作者本人に訴えられる可能性も0ではない。
その事例が少ないのは無断転載という行為があまりにも多いため皆見て見ぬふりや注意喚起で済ませているだけで、無断転載している輩は常に作者に命を握られているも同然なのだ。
上述した理由から、自己承認欲求や自己顕示欲を満たすためには稚拙でも自分の作品を出して、タグかなんかでフォロワーを増やすのがいちばん良い。
フォロワー数というのは純粋な技術力だけが数字に現れる訳では無い。
絵を描くのが苦手な人でも友達を作りまくればフォロワー数はかなり増えるし、逆に絵が上手くてもフォロー数0でタグも一切やならない人は知名度がなかったりする。
逸脱するが、個人的に後者の絵描きはなんかかっこいいから好きだ。評価なんて関係なく、クラウドに画像を保存する感覚で淡々と絵を上げているのが職人っぽくて良い。
結論として有名になりたいなら、無断転載なんてしてないでネッ友を作れということだ。
ちなみにそれでも無断転載で何とか有名になりたいと言うなら、推奨はしないがパクツイが1番良いと筆者は思う。
出典源が分かりにくいし、大概リプ欄を見ない限りはパクツイかなんて分からない。
まあ一応念押ししておきますが、筆者はそれも推奨しないのでやるなら自己責任でお願いしますね。