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年末感がない
年末感がない。年々年末感がなくなっている気がする。
小さい頃はカウントダウンをしたり初詣をしたり、お年玉を心待ちにしたものだ。
しかし大人になると帰省して、1年の疲れから寝正月を過ごす。
外に出るのもめんどくさいから初詣も行かない。カウントダウンも年越し3分前頃になんとなく数えるくらいだ。
筆者は年賀状だのおせちだの、まだ年末っぽいことをしている方だ。
なのに何故ここまで年末感がないのか。
わかった。年が明けても新しくないからだ。
未成年までは来年からまた新しいことができるというワクワク感があった。
しかし大人になって酒も煙草も一通り経験して、ある程度落ち着いた毎日を送るようになると年を越すことになんのワクワク感もない。
むしろ歳をとる煩わしさが近づいてくる事に少し嫌気がさす。
年末の謎のワクワクと年越し感というのは、未来への期待から来るバイアスだったのだ。
それがわかったところで筆者は今後歳を越せないだろう。
なにか新しいことが出来るワクワク感を思い出すまでは。