ひとりごとと潜在意識
ひとりごとを言う人がいる。
みなさんも人生で何人かは見たことがあると思うし、なんなら当事者の可能性もある。
筆者も何人もひとりごとを言う人を見てきた。
しかし長年色んな人を見ていると、どうにもひとりごとを言うタイプは3種類いるということがわかった。
1つ目は、考えていることが外に出てしまうタイプ。
無意識に考えていることが口に出てしまっており、おそらく本人も自覚がない。
これが一般的なひとりごとであるし、最も本人にとって厄介なタイプだ。
2つ目は、考えを整理するためにあえてひとりごとを言うタイプ。
これは本人に自覚があるし、口に出さないようにと思えば抑えることができる。
頭の中だけで考えるより、口と耳を使いながら整理したいから行っているひとりごとだ。
そして3つ目。これは周りにとって相当厄介なタイプ。
人に聞いて欲しいからひとりごとを言うタイプだ。
このタイプの特徴としては、明らかに黙っていたのに誰かが近づくと途端にひとりごとを言う。
あーどうしようかな、困ったなぁなどと発し周りに「どうしたの?」と聞かれるのを待っているのだ。
上手く話しかけられれば御の字だし、誰にも相手にされなくてもひとりごとだからで片付けられる。
小中学生がやっていれば可愛いもんだが、たまにおっさんとかでこのタイプがいるのが怖いところだ。
このように些細な違いを観察すると、ひとりごとに秘められた潜在意識がわかる。
誰かに構ってもらいたいのか、考え事中なのか、本当に頭の中が出てきてしまっているだけなのか。
この記事がそれを見極めた上で話しかけるか放っておくか決めるための、参考になれば幸いだ。