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映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』の感想

 ひさびさに映画を見た。たしか去年も合格発表前のこの時期に映画を見たはずだ。司法試験の勉強を始めてから映画を見る機会がほとんどなくなってしまった。
 もう語り尽くされているかもしれないが、いちおう感想を述べてみたいと思う。

STORY

「東京の全部を楽しむぞ!」と班長の池園(正源司陽子)は修学旅行で東京の名所を巡る完璧なスケジュールを立て、楽しみにしていた。
 しかし、なぜか全員バラバラに!
「なぜ!?これはマルチバース?」と池園は混乱しつつも、東京観光に繰り出す。
 実は班員たちは、それぞれの思惑を秘めて東京に来ていたのだった!
(後略)

https://gaga.ne.jp/zenbu_of_tokyo/about/

 本作の主人公を演じるのは、「圧倒的主人公感」前掲)と評され、日向坂46の4期生として加入して間もなくグループの中心的存在となった”しょげこ”こと正源司陽子だ。
 そして、主人公は、修学旅行を最高のものにしようと思うあまり少し空回りをしてしまう、いわゆるジャンプの主人公タイプのキャラなのだが、このキャラは演者の実像ともリンクしている。

正源司陽子

池園優里香(いけぞの・ゆりか)役

映画出演が決まって、素直に嬉しいという気持ちが大きかったです。インタビューを通してわたしたちのキャラクターを掴んでいただき、それをベースに映画を作っていただけるという話を聞いた時はほんとにありがたかったです。(中略)わたしたちを知ってくださっている方々は、いつものわたしたちだと思ってみてくださっても、きっと面白いんじゃないかな。ぜひぜひ、楽しみにしていただけたら嬉しいです!

https://gaga.ne.jp/zenbu_of_tokyo/#cast1

 すなわち、本作で描かれる修学旅行の班長は、日向坂46のセンターとして、グループを引っ張っていこうと奮闘する”しょげこ”の実像でもあるといえる。
 そして本作は、グループのセンターがメンバーを想う大切さに気づき、あらためてグループと向きあっていくストーリーになっている。
 ともあれ、おもしろかった。味わったことのない青春を遠くから眺めている感じがただただ心地よかった。

https://gaga.ne.jp/zenbu_of_tokyo/assets/images/about/img_bottom-pc.png


 最後に、本作の主題歌、Conton Candyの「急行券とリズム」が疾走感と切なさが相まって胸にジーンとこみあげてくるものがあった。スターリングは正源司陽子

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