映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』の感想
ひさびさに映画を見た。たしか去年も合格発表前のこの時期に映画を見たはずだ。司法試験の勉強を始めてから映画を見る機会がほとんどなくなってしまった。
もう語り尽くされているかもしれないが、いちおう感想を述べてみたいと思う。
本作の主人公を演じるのは、「圧倒的主人公感」(前掲)と評され、日向坂46の4期生として加入して間もなくグループの中心的存在となった”しょげこ”こと正源司陽子だ。
そして、主人公は、修学旅行を最高のものにしようと思うあまり少し空回りをしてしまう、いわゆるジャンプの主人公タイプのキャラなのだが、このキャラは演者の実像ともリンクしている。
すなわち、本作で描かれる修学旅行の班長は、日向坂46のセンターとして、グループを引っ張っていこうと奮闘する”しょげこ”の実像でもあるといえる。
そして本作は、グループのセンターがメンバーを想う大切さに気づき、あらためてグループと向きあっていくストーリーになっている。
ともあれ、おもしろかった。味わったことのない青春を遠くから眺めている感じがただただ心地よかった。
最後に、本作の主題歌、Conton Candyの「急行券とリズム」が疾走感と切なさが相まって胸にジーンとこみあげてくるものがあった。スターリングは正源司陽子。