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1年半で約300回、ピラティスのグループレッスンを受けて思うこと。


2023年の7月から、本腰を入れてピラティスのグループレッスンを受け始めた。
それから2024年10月末までの一年半に、記録に残っている限りで332回のレッスンを受けた。(顔認証出席をパスしてしまったことも数回ある)
その中に30回ほどのプライベートレッスンがあったので、グループレッスンの回数はおよそ300回。月に換算すると16.6回、週4回は受講したことになる。

「本腰を入れて」といったのにはわけがある。
ここ10年間くらい、色々な本や動画を参考に、
なるべくお金をかけずに何かしらの運動を取り入れてはいた。
(コロナ前に3ヶ月ほど、パーソナルトレーナーさんについたこともあった。しかしお金がかかる割に効果があがらず辞めてしまった。効果が出なかった理由は、今なら説明ができるし、そこを無理して変にムキムキにならなくて良かった。)

しかし、それでは十分ではないのでは?と漠然とだが感じて(世の中には情報が溢れていて、それを自分で取捨選択する時間ももったいないと感じたこともある)
お金を払ってトレーニングをしようと思ったのだ。

20代の後半からヨガには親しんでいたので、
リラクゼーションとしての良さはわかっていたつもりだった。
(今、思い出したが、サブスクで一年ほどヨガも自宅でしていた。これはボディメイクを目指していたが、長年気にしている部分には効果は出ず。)
でも、今はリラクゼーションというよりトレーニングだ!
と思い、幸い近所にピラティス教室があったし、ピラティスは人気も高まってきていることもあり、迷わずピラティスを選択。

ちょうど良いトレーニング感があり、
腹式呼吸ではない胸式呼吸が、
ぽっこりお腹の解消、
そして楽に歌える呼吸にもふさわしい、
という実感もあり、一気にハマった。

ライブをするという目標もあり、
そのための体力に自信をつけることもできた。
ピラティスに集中する時間は、ライブ前の緊張や、その時々のストレスを緩和する時間にもなった。

半年が過ぎ、私より上をいく回数で、熱心に通われているお友達もでき、
ピラティスやトレーニングについての話もするようになった。
彼女が鏡を見てボディチェックをしているという話を聞き、
今更ではあるが私もちゃんと見てみると、
なんと右側の肋骨が明らかに下がっているではないか。

ロールダウンをして、そこからロールアップしてくると、
右側の臀部内の腱が鳴ることは気になっていたが、
肋骨のことは全く気にしていなかった。

そこで、友人が良いと話していたインストラクターの中で、
場所と時間が合うインストラクターさんを選んでプライベートレッスンを受けてみたりした。

その方のレッスンで印象的だったことは、
骨盤の後傾をニュートラルにするために、
内腿を意識して使うこと。
外反母趾、内転小趾を悪化させないためのフットワークにおける
指の使い方。
指については、トリガーポイントを刺激するボールも教えてくださり、それを購入して使ってみたりして、良いこともあったのだが、
いかんせん、マシンを使ったトレーニング中にそこに注力するのは難しかったし、費用対効果としてはどうだったのか?という疑問が残る。

プライベートレッスンのことに話が逸れてしまったが、
もやもやしたものも抱えつつ、
レッスン後の爽快感に満足していたので、
7月まで、同じペースでレッスンを受け続ける。

7月に、友人がプライベートレッスンを受けているトレーナーさんを紹介してもらって、レッスンを受けてみた。
そこで指摘されたのは、後傾姿勢、お尻が下がっていて、巻き肩。
後傾姿勢はそれほど気にしていなかったのだが、お尻と肩は、なんとかできたら良いなとずっと前から思っていた場所。

(ここから始まるゆきえさんとのレッスンは、
別に綴ってみる)

プライベートの方が効果が上がりそうだし、
グループレッスンがプライべートの逆効果になりそうだ、
という思いを抱えながらも、
暑い夏に、冷房の効いた家にずっといるより、
出かけていって汗をかいた方が体に良いと思い、
8、9、10月も、グループレッスンを受け続けた。

そうして10月28日。
旅先で転んで膝を負傷。
グループレッスンを休まざるを得なくなった。
ゆきえさんのプライベートレッスンは、
膝以外の部分をプログラムにしていただき、
10日ほど経った11月6日に再開。
そこで言われたことは、
そんなに姿勢が崩れてなくて、むしろ前より良いかもということ。
11月18日には少しだけフットワークもしてみると、
全身にいらない力が入らず、いい感じに筋肉が使えているということだった。
11月25日には、今月は上半身に特化していたことと、日常的にトレーニングしていなかったことで、ガッチリした肩、そして全身がスッキリしているとのこと。
肩や腕については自分でもそう思った。

なんらかの運動を続ける
ということにうっすら強迫観念的なものを抱いていた自分、
なんらかの運動をしている自分が好きな自分、
にようやく気づく。

とにかく毎日続けなければ理想には近づけないと思い込み、
どういう身体になっていきたいのか?という目標はいつの間にか置き去りになっていた。

「誤った自宅トレーニングはしないで、
今の姿勢のままでいてください。」
といつもゆきえさんに言われているのだが、
それが難しい。
立って何かをする時、座っている時、歩いている時、
良い姿勢を保つ身体の使い方を、少しずつ自分の身体に覚えさせられるようになるのだろうと希望的観測を持って、
物足りないような気持ちはないわけではないな、
食べ過ぎず、栄養のバランスに気をつけ、
早寝を心がけ、適度に歩き、
今はトレーニングをしていない。


今、ピラティスのグループレッスンを振り返って、書いておきたいことは、

骨盤後傾気味な日本人に、前傾気味な西洋人向けに作られたピラティスのプログラムをそのまま当てはめるのは注意が必要だということ。
私は後傾が得意だったので、日常的にこの動作を繰り返すことで、
ニュートラルがわからなくなった。

何かの動作をする際に、肩の力を抜いて欲しいという意図で
「肩を下げて」というインストラクションがよく聞かれたが、
それに従い過ぎて、肩甲骨が必要以上に下がってしまった。
(もともと右の肩、腕が左より太く、うまく使えてなかったために、)
今思えば、右の肋骨裏が痛い時期があったし、
右の肋骨が下がったのではないかとも思われる。

ブリッジの姿勢もよく出てくる動作で、
その際にお尻を固めることも、ヒップアップにつながるのではないかとよく繰り返していた。
(お尻を固めず、ヒップアップするという点については、現時点でまだしっかりとは把握していないのだが、一応ここに書き留めておく)

ゆきえさんと出会って、
まだまだ美しい身体を目指してもいいんだ
という希望をいただいた。

これはグループレッスン、このスクールのプライベートレッスンでは
感じることができなかったイメージだ。

美しい身体
という表現は誤解を生みやすいが、
私がそうであったら良いなとイメージする体は、
見た目が美しいだけではなく、そうであることが本来楽で、
ケガをしにくい、健康な体というものに他ならない。



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