スポーツ(身体操作)
こんにちは。アザラシです。
今回からはスポーツについて書いていきます。
スポーツは身体操作×戦術で成り立っている。
これがスポーツに対する私の理解です。
全部書くと長くなるので、まず身体操作について書きます。
私は幼少期から今までに剣道、卓球、スキー、コーフボールとさまざまな種類のスポーツをやってきました。
ただ出来の方はイマイチで、中学の通知表ではテストで100点とったにも関わらず3/5、高校1年生のときの体力テストでは学年で下から5〜10番目というものでした。俗に言う運動音痴です。運動会はすごく嫌いで、小学校低学年のときは毎年泣いていた記憶があります。
ただ持久走はそれなりに得意だったこと、体を動かすこと自体は好きだったこと、手先が器用なので卓球の上達が早かったことといった要因が重なって、スポーツを嫌いになることはありませんでした。
大学生になって新たにスキーを始め、その中でウェイトトレーニングやアジリティトレーニングを知り、体をどうコントロールするかということに焦点が向くようになりました。
高校生くらいまでは「歩く」という動作に関して、足を動かすくらいの理解でした。しかし、大学生以降では関節を座標で捉えることや、各筋肉への力の入れ方、足裏の接地面への意識等、動作を細分化できるようになりました。
つまり、自分の体についての知識が増え、それにより身体操作性が高まったということになります。
スキーでは自分の滑りを撮ってもらうことが多いのですが、自己の身体感覚とビデオによる外的な映像を擦り合わせることで、より巧緻な身体操作ができるようになってきます。
つまり、得た知識について実際の運動に活かすフェーズになります。
フィジカルエリートはこの2フェーズを幼少期に獲得している場合が多いです。ただ知識というステップを飛ばしているパターンがほとんどで、なんとなくで最適な運動ができてしまいます。さらにトップアスリートやプロになると骨格や筋肉がよりパワーを出せる大きさになっているといえます。
ただ何となく身体操作ができていることのデメリットもあります。近年認知度が高まっているイップスは心的要因によって、出来ていた運動が出来なくなる現象です。私は、気がついたら高い身体操作性を獲得していたアスリートがこのようになると考えています。
というのも、無意識に優れた運動できていた人間が、意識して運動を行うと、体は2重の指示を受けることになります。ただそのような状態に慣れていないため、代替の運動が生じるのではないかと推測しています。
俗に言うメンタル面についてもまた別記事で書くつもりなので、今回はこの辺で、、
話を戻しますが、身体操作が上手い人については、総じて目が良い人が多いです。ただロジックとしては「目が良いから身体操作性が高い」です。
ここでの目が良いとは、ランドルト環で測定するものではなく、視覚情報の収集と処理に長けているという意味です。
具体的には、空中で高速に回転していても自分の位置を把握できたり、視野が広かったり、ボールの回転が見えたりすることです。
そして、他者がやった運動を高い水準で模倣できます。これは技術の習得を助けます。みなさんご存知の武井壮さんは、この能力が極めて優れていると思います。
ここまでダラダラと書いてきましたが、要約すると
・スポーツは身体操作×戦術
・身体操作は知識に依るところがある
・身体操作は客観的な視点と内的感覚を擦り合わせることで向上させられる
・目が良いと身体操作が上手い
になります。
意見や感想等あればコメントいただけると幸いです。
それでは次回は戦術について書きます。
ありがとうございました。