正義感スイッチ
時々だが、私の中にある正義感みたいのが、恐ろしく騒ぎ立てることがある。
昨夜、久しぶりにそんな状況に陥った。
人前で恥ずかしくてドキドキするのではなく、イライラしたり腹立たしいドキドキが、瞬時にわき上がったのだ。
私は大人になってから知り合った、数人の友達と一緒にいた。
その友達らは私よりも歳上で、昔はかなりのヤンチャボーイだったと、それぞれの伝説のような話を聞いている。
私は昔から、見た目怖そうな人達でも、避けようとは思わない。
むしろ、ついつい話しかけてしまうタイプである。
なんとなく、そんな見た目の壁とかは気にしないし、過去のアレコレも理由あってのことだと思っているので、特に気にしない。
裏でコソコソ言っている人達の方が、距離を置きたくなる。
一見真面目そうに見える私は、そのグループにいるのが不自然に見えるのか、初めて連れていってもらうお店のママには、なんとなく気を遣わせている気がする。
まぁ、最初だけ。
で、昨夜のことね。
一緒にいた友達の知り合いが、たまたまお店に入ってきたわけ。
そして、いきなりバカにしたような言葉を言ったわけだ。
しかも、お前みたいなやつは、この店出入り禁止や!って暴言。
え?
あんたの店じゃないよね?
スーツ着て、ヘコヘコした取り巻き連れて、偉い人っぽく見えるけど、お前なんなん?
って、言いかけた。
たぶん、イラついた気持ちが顔に出ていて、友達の方がよっぽど腹が立ち我慢していたのに、私を心配し、大丈夫?って声をかけてくれた。
あー、もうこんな店来ない!
絶対来ない!
そんな人達が出入りしている店なんて!
店が悪いわけじゃないけど、お客さんの態度でこうなっちゃうんだな。
お客さんは選びたいんだろうけど、お金優先になると、こんなお客さんでも入れなきゃダメなんだよね。
それでも、やっぱり、選ぶべきだと思いたい。
頭が良ければ。
スーツを着ていれば。
お金を稼いでいれば、凄いですか?
偉いんですか?
ヤンチャしていた人達は、社会のアレコレ知ってたりしますよ。
あなた達よりも信頼できるんじゃないかな?
どこかの偉い人なのであれば、その組織が残念だと思った。
でも、世の中の縮図のような気もした。
お金がないんだろ?
ばらまいてやるよ!的な。
今日、スーパーへ買い物に行ったら、無添加のおいしいウィンナーが無く、置き場すら見つからなかった。
儲けが出れば。
安くてたくさん食べられれば。
本質を見抜けず、欲を満たす。
社会全体が、数字や欲に振り回されている気がする。
自分はどうだろ?
上っ面の数字や欲に、踊らされてないかな。
自分の中の正義感だと思われる、ドキドキの裏に、何かヒントが隠れているのかもしれません。
しっかり分析したいと思います。