好きな曲について話していたつもりが徐々に脱線し、やがて軌道修正しながら無理やり纏めようとする話。
「Holiday Road」という曲がある。
先ずは
「ホリデー・ロード」にするべきか
「ホリデイ・ロード」にするべきなのかという
どうでもいいことですごく悩んでしまい
ど. . . どうしよう?ってなるも
何だかめんどくさくなってしまい
「ホリデイ・ロード」としました。
「ホリデー・ロード」派の方、ごめんなさい。
この曲はフリートウッド・マックのギタリスト
え〜. . .とぉ. . .
リンジー. . .
リンゼー. . .
リンゼイ. . .
リンドセイ. . .
. . . . . 。
「リンジー・バッキンガム」さんが(しれっといくことにする)
「National Lampoon's Vacation」という
シリーズもののロードトリップ映画の主題歌として
1983年に書き下ろしたソロナンバーで
80年代特有のリバーヴ感に満ちたサウンド
軽快なシャッフルビートにロカビリー風なアレンジ
それらが極めてシンプル且つポップに展開されていくという
爽快なロケンロー!ナンバーです。
実を言うと
この曲を知ったのは割と最近の話で
ノルウェー発のパワーポップ・バンド
「The Dahlmanns」によるカヴァーで知りました。
後にリンジーさんの原曲を知って感じた感想なのですが
カヴァーというか、ほぼコピーなアレンジではあるものの
音色やリズム・テンポ感によってここまで変わるのか!と感動してしまいました。
個人的には、この曲の持つ「爽快感」というか「陽」なポテンシャルが上手く増幅されてるなぁと感じます。
「The Dahlmanns」はノルウェー発のパワーポップ(パンク)・バンド
「The Yum Yums」のギタリスト、Andre Dahlmanさんと
Andreさんの奥さんによるプロジェクト・バンドです。
The Yum Yumsもかなりキャラの濃い
個性的なメンバーの集まりなので
そこから派生するバンドとかユニットとか
色々とあるんですけど
キリが無いので笑
好きな曲を一つ貼っておきたいと思います↓↓↓
The Yum Yumsは「パンク・バンド」と紹介されることが多いのですが、僕個人としては「パワーポップ・バンド」と認識しています。
もっと大きな括りで言えば
個人的にカッコいいと思うバンドは
僕にとっては全て「ロックンロール・バンド」なので
これと言った根拠とかは特に無いので
ただ聴いてて何となくそう感じるってだけです
「ジャンル」って
めんどくさいですよね笑
でも時々
好みや拘りの線引きを
自分なりにしたいというか
確認したい時があって
そういう時はすごく便利なんですよね。
「Holiday Road」は
The Dahlmannsが2010年に発表した4曲入りの1st.EP
「Dancing With Joey Ramone」に収録されています。
このバンドを知るきっかけになったのは
正にこのタイトル曲によるもので
ラモーンズ好きな僕のアンテナは
このタイトルにビビビっ⚡︎⚡︎と反応しました。
タイトルのJoey Ramoneとは
ニューヨーク・パンクの大御所RAMONESのフロントマン
ジョーイ・ラモーンさんのことです。
実はこのタイトル曲 「Dancing With Joey Ramone」もカヴァーで
原曲はAmy Rigbyさんによるもの。
エイミーさんは作家、ライターとしての側面をも持つ
アメリカ出身のシンガーソングライターで
旦那さんは"首無しエリック"ことwreckless Eric氏。
「Whole Wide World」は僕も大好きな曲で
この曲との出会いは
映画「Stranger Than Fiction」の劇中歌としてでした。
映画では主人公のハロルドことウィル・フェレルさんが
ギターを爪弾きながらこの曲を静かに歌いだし
やがてエリックさん本人の音源に切り替わるという内容なのですが
切り替わった瞬間の音圧というか迫力に圧倒されたという印象を
今でも何となく覚えています。(なんとなくかよっ!笑)
ただ、この曲が使用されているシーンについて
僕は「御家族」で鑑賞することをお勧めしません。
なんていうか. . .曲もシーンも
色んな意味で盛り上がってしまう内容なので
場合によっては変な空気になると思います笑
エイミーさんとエリックさんもまた
wrecklessEric & AmyRigbyという名義で
ツアーや楽曲を発表するなど
個々の活動と並行して御夫婦でも活動されており
ダールマンさん夫妻も
今回のカヴァー作を発表するにあたり
何かしらシンパシーを感じたのかなぁなんて思いました。
そして
同Epの収録曲には
実はもう一曲カヴァー曲があります。
「Didn't Tell The Man」という曲は
オーストラリア発の初期パンクの雄
「Radio Birdman」のギタリスト
Chris Masuak氏によるナンバーです。
僕個人としては
クリスさん名義による作品は聴いたことがなかったのですが
Radio Birdmanはガキんちょの頃から大好きなバンドなので
ここにはそんな彼等の最高にかっちょいいロックンロール・ナンバーを貼っときたいと思います!
「Holyday Road」という楽曲は
「クリスマス・ソング」として
コンピレーション・アルバムに収録されていたりします。
歌詞を見る限りでは
クリスマス要素なんて全くと言っていい程に感じないし
演奏的にもその要素は皆無だと思う
僕は洋楽はよく聴くのですが
他国の事情とかは全く分からないので
「クリスマスソング」という認識に至る
なんて言うか. . .こう文化的?歴史的?な背景
または思考や解釈の根幹、根源となるものがあったりするのかなぁ?なんて考えてしまい. . .
てゆーか
単純に「不思議」だったので
ちょっと調べてみました。
この楽曲は前述した通り
リンジー・バッキンガムさんが
「National Lampoon's Vacation」という
シリーズものの映画のために書き下ろしたナンバーです。
んで
そのシリーズにはどうやら
「クリスマス編」という作品が存在するらしく
そのイメージ+「HOLYDAY」というワード
これらを併せて
ホリデイシーズンのナンバーとして定着し
そう連想する人が多いのではないか?ということでした。
よって、厳密にはクリスマスソングではないとのこと。
僕としてはそもそもの話
その映画を観たことがないので
何とも言えないのですが笑
調べた限りでは
そういうことらしいです。
だからそれも正解かどうかは分かりません。
とは言っても
クリスマスソングとしてカヴァーされている中にも
結構素敵なものがあったりします。
僕は特にChris Jansonさんによるカヴァーが
好きです。
他にも
ロカビリー路線に振り切ったカヴァーなんかもあります
女性ボーカルver.も素敵ですね
合唱されたりもする
最後に
「ホリデイロード」と繰り返されるこの曲は
直訳こそシンプルではあるものの
そのワードを「隠喩」として捉えれば
その抽象性から
ものす〜んごく多様な解釈を見出すことができるんじゃないかなぁなんて考えたりする。
例えば「ホリデイロード」というワードを物理的にそのままの「道」と捉えるか
内面的、または精神的な「道」として捉えるかによっても
その解釈はまた随分と違ったものになるのではないだろうか?
御本家リンジーさんのMVもまた
何処となく陰湿で不穏な空気を漂わせる演出があったりするし
この曲が持つまた「別の側面」を示唆しているように感じられなくもない。
シンプル=単純と決めつけてしまうより
シンプルが故に様々な想像、または解釈の余地があると捉えた方が
僕としては圧倒的に楽しいと思える。
ただ、その時々の自分の心持ちや気分によっては
暗い想像に支配されてしまうこともあるだろう。
この曲の底抜けな明るさを無神経に感じてしまうことだってあるかもしれない。
それはきっと、間違いではないし
かと言ってそれが全てというわけでもないと僕は思うし
正解は自分で決めていいと思う。
だったら楽しい方がいいじゃん?と僕は考える
それでも続いて行くんだから。
だとしたら
ワクワクする?
それとも
ウンザリする?
なんてことを自問する
ホリデー
ホリデイ
. . . . . 。
休日であった。
おわり。