自分から離れてみるという思考

人を知るものは智なり。
自らを知る者は明なり。

そうか。
人のことも理解できず、
自分自身のこともわかっていないから
「愚」であり「暗」なんだな。

ここを出発点にすれば
少しはまともな人間になれるかも？

人を知り、我を知り、
社会の仕組み、構図、構造を知る。

自分が立ちたいと思うなら
人も立ちたいのだから
まず人を立てる。

自分が達したいと思うなら
人もまた達したいのだから
やはり人を達する。

愚純な私に到達できる領域なのか
想像も付かないけれど、
所詮、人類なんて助け合い、
支え合わないと生きていけないのだから
こういう考え方を持たねば
自分も人も立てないし、達せない。

これ以上、愚かな人間にならないように
世のため人のために尽くしていかねばと思います。

現代社会では
富の分捕り合いが普通に行われていて
誰かのために、社会のためにという
利他の心が薄れていますよね。

蜘蛛の糸じゃないけれど
みな自分のことばかり考えていて
このまま行ったら糸は切れちゃうんじゃないかな。

そんな危機を想像すらできないんじゃ
未来は絶望的になってしまうかもしれない。

大きな組織に守られていると
自分を大きな存在と勘違いしてしまうし
何をしても許されると誤解もしてしまうけれど、
すでに早期退職制度は年々若手にも広がり
大きな組織を守るために
組織は個を犠牲にし始めている。

近未来の人材戦略は
ストック型からフロー型に移っていくでしょう。

中にいようが外にいようが
有能かつ賢明な人のネットワークは維持されます。

組織はハブとなり、
人はネットワーク上を
様々な媒介を通して動き回るようになるでしょう。

その人の実力次第ですが、
「回線を遮断しない」生き方の人には
物凄いチャンスが来そうですね。

そんな時代に
自分、自分、自分って
どこまで自分のことしか考えないの？

人類は700万年前に誕生し、
今も世界中には
80億人を超える人が生きているのですから、
自分なんてちっぽけな存在なんですよ。

なぜそんな偉そうなことを言ってるんだか？

せめて生きた証として
小さな爪痕を
ごく一部の人に遺せたら充分なんじゃないか。

誰かに繋げばいずれ大きくなるよ。

自分から離れてみたら
今まで見えなかったものが
見えてくるんじゃないかな。

それがスタートラインだ。

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