【読書感想】子どもを持つメリットって何?/川上未映子/夏物語
子どもを産む適齢期になった。
子どもが欲しいと漠然と思っていたけど、結婚を控えている私、いつでも子どもを望んでもいい環境に置かれている。このタイミングで改めて、最近ずっと子どもを持つことのメリットデメリットについてずっと考えている。
だって、子どもを持つと今みたいに好きに旅行できないし、産む時死ぬほど痛いでしょ?
そうまでして、産む理由って何…?
つまり私はこの独身生活の自由さを、まだ楽しみきれてないな。そう感じてる。
まだ、縛られることなく好きに暮らしたい。
でも、いずれ子供は欲しい。
私、なんで子供欲しいの?
最近、ずっと子どもを持つメリットデメリットについて考えていて、周りの人に聞いてみた。
「仕事以外に、自分の軸となるものが欲しい」
会社員である以上結局組織だから。諦めないといけない部分が出てくる。でもそれだけだと、ダメなんじゃないかと思ったんだよね。って言う先輩。
「自分にとって絶対的な味方になる存在欲しくない?」って言う先輩。
「将来介護してほしい」っていう友達。
今のところ友達の答えが1番しっくりきてる。
冒頭に「適齢期」と書いたけど、悩みすぎてそもそも適齢期って何?って友達と語り明かした
色々考えてた私に、最近読んだ本が私にドンピシャだった。
川上未映子 夏物語
読んだ。今の私にピッタリだった…
主人公が子どもを持ちたいと考えて、子供を持つことについてずっと考える、という感じの内容なんだけど
響いた言葉一位、
「子どもをつくるのに男の性欲にかかわる必要なんかない」
これ。なんでこれ?(笑)自分でもわからないけど、読みながら「本当にそう!!」と思った。うまく言えないけど、仕事以外の軸として子どもを産むとか、自分の味方になってほしいから子どもを産むとか、介護して欲しいから子どもを産むとか、それって正解なの?って考えすぎて、最近ずっとぐるぐるしてたんだけど。
なんでかこの部分で、腑に落ちたところがある。男とか関係ねえ、私が産みたい時に産めばいい❕❕と思った。思えた、と言う方が正しいかも。
でもいずれ、どうせ子供産むと思う。
なんでそう思うかわからない。結婚したら結婚式しないといけない、って思い込んでる田舎のカップルみたいに、ごくごく当たり前の将来として考えてる。
でも、痛い思いして、交通事故に遭ったような体になってまで、今の自由な生活を手放したいのか?
自分でもわからない。
子供は授かりものだから、そもそも子どもを持ちたいと思っても持てない可能性だってあるけど。
やっぱり子供がいると幸せなのかな。きっとそうなんだろうな。
本にあったけど、子どもを産むメリットって、本当に自分の意見だけ。子ども意見なんて、生まれてないからもちろんない。ただただ親のエゴで勝手にこの世に登場してるだけ。
だから、私のエゴで、産みたいと思った時に産めばいいのかな。
まだ、子供を持つイメージつかないな、もう少ししたら、つくのかな。
結婚したら、子供が欲しいって、メリットデメリット関係なく思える日が来るのかな。
川上未映子さんのこの本、とってもツボだったから、他のも読んでみたいと思い「乳と卵」を書いかけたんだけど、夏物語が、乳と卵の続きのような物語だったのね。買っちゃうところだった。
こういう、女特有の問題を掘り下げているようなコンテンツが昔から好きです…
夏物語、とっても面白かった❕
また私は本を読みます。
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