4/1-8 棚にあげつづけたものはいつか崩れ落ちる。成功のもとになるとしても

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世は新学期。
朝、近所の公園に小学生がおらず、親と登校している姿を見て新学期がはじまったことが発覚する。会社員をはなれると、こういった時期感覚は薄れていくものの、くらしの折々にトリガーは存在して、あたまのなかを刺激する。
昼、パテカンを仕込む。パテカンとはフランス料理の「パテ・ド・カンパーニュ」の略称で、ざっくり形容すると、ぎっしり詰まった肉である。タネも仕掛けも知ろうとしなかった料理のひとつで、調達の時点からさぐりさぐり進める。数種類の肉は思いのほかすぐみつかったものの、ピスタチオが近所になかなか置いてなかった。結局そこそこ遠くのカルディで買う。(後日、まいばすけっとにあったことに気づく)
調理としては、肉をみじん切りして混ぜて、ベーコンに巻いて、オーブンで焼き、冷蔵庫で冷やし置きする、というものだった。随所に寝かせる必要があり、手間＜暇がかかった。冷やし置きは最低一晩かかり、当日に食べることはできない。果たして。

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最近の失敗の集大成みたいな日。
棚にあげつづけたものはいつか崩れ落ちる。成功のもとになるとしても。
時間がかけて、ひとつひとつ拾い上げて、みつめて、よりよく積みあがる方法を探していきたい。

夜、パテカンを食べる。低温調理なので火が通っているか心配だったものの、食べられた。しかしパテカンという料理をそもそも食べ慣れておらず、完成度が分からない。とりあえず基準とした。わかったことがあるとすれば、ピクルスやマスタードによるかみ合わせは他の料理より相性はよかった。

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一夜を超えたパテカン、より味が出てきているように思える。

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最近noteで他の人の日記をみていると、開幕した野球に関する話が登場し、自身もキャッチボールをしだすようになったので、関連の動画に手を出すことが多い。歴史をたどって流れをつかむことにも楽しさも見出しつつあり、それらをかけあわせた動画は、ひきとめる力が強い。しかしもれなく長いので、脱却の選球眼が大事になる。

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爆誕デー。日中は大きくは変わりのない生活をして、夜は家で妻のごちそうをいただく。パテカンも合流して、おたがいの技術が集結する。
すこしもどって夕方、思い立ってnoteを投稿する。いいねやお祝いのコメントありがとうございました。なんぼあってもうれしいですからね。固有名詞にまつわって、おのおのの当時を知ることもできて新鮮だった。

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夜、近所の公園で妻と花見をする。
満開なのに全然ひとがいなくて、しんみりたのしんだ。

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結婚祝いにいただいたサウナチケットのみちびきで、満天の湯に行く。
浅草線で横浜まで向かう時間が大半を占めていた。京急に換わる品川あたりからみえてくる外の景色にわくわくする。道中にお菓子のLOTTEっぽいフォントのHOTELを発見する。つづりの構成は似ているけど、意味あんのか？と野暮な想像をする。意味がなさそうにしてるのがいいなと落ち着く。横浜から相鉄線に乗り換えて、上星川駅で降りてすぐに満天の湯はあった。
はじめていく施設はマップをうろちょろできるのが楽しい。0に近い裸眼によってもたらされるぼやける視界が、入浴をダンジョンへと昇華させる。スチームサウナを見つけて入ったり、プロ野球みながら露天風呂につかったり、飯を食べたり、また風呂に入ったり、数百円のマッサージ器にゆられたり、とにかく時間をゆっくりそして自分にかけていった。

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日記の投稿をする。最初の「トーキョーのＴ」のくだりはどこかで描写したいなあと思っていた。ひとつの思いが成仏していった。そのとなりにはクレジットカードの暗証番号を見ないようにこれでもかと顔を伏せる店員が控えている。
「みなさんは何のＧですか？」問いかけるように書いた文章が自分に返ってきて、ここ数日考えていたり、Ｇに敏感になったりする。結論は・・・グラムのＧっすね。