20年分!自分ファッション遍歴を振り返ってみる
妊娠し、お腹が大きくなってからはマタニティウェアの無難なワンピース3着をひたすらローテーションする日々を続けています。
また、感染症騒ぎで外出頻度が落ちた結果、洋服を必要とする理由も消えました。
でも!でも!
洋服・ファッションに興味がないわけじゃないんだ!
と心が叫び出したので、これを機にこれまでの自分ファッション遍歴を振り返ってみようと思います。
小学生
自分から「これが好き!」と服への関心はあまり無かった当時のわたし。ありがたいことにオシャレ好きな4つくらい年上のはとこが居たので、もっぱらお下がりを着ていた記憶。
当時人気があったのはAngel Blue!
同級生がわかりやすく青いキャラクター・中村くんがプリントされたものを着ている中、わたしが着ていたお下がりはそれが無いものが多かったため、「これエンジェルブルーだよ」と言うと、同級生女子に服をめくられてタグをチェックされた思い出。容赦ないな。
画像引用元:PERSON'S DESIGN STUDIO HP
エンジェルブルーはお値段も高めだったので、自分用に買ってもらえたことはなく、お下がりのみ。
たまに背伸びして、エンジェルブルーよりちょっとだけ安めのBETTY'S BLUE (ベティーズブルー)の洋服を買ってもらうのが贅沢だったのを覚えています。
…今検索してみたら、閉店のため公式HPがない!ピンクのクマのエイミーよ。あぁ。
"わたしは可愛い系じゃない"と自覚があったため、可愛い系であるメゾピアノ、ポンポネットは自分からねだったことは無かったと思います。お下がりで入ってたのを着てたくらい。
相変わらず超かわいいね!メゾピアノ!!!
小6あたりでOLIVE des OLIVEもちょっと着てた気がする。
OLIVE des OLIVEは主体的に「好き!」というより、1つ下の従兄弟が好きだったから引きずられてなんとなく好き感を醸し出していたような記憶です。
小学生の洋服エピソードで強く覚えているのは小5か6あたりで、ある日母親が近所のイトーヨーカドーで買ってきたクマのトレーナーを学校に着て行ったら「それヨーカドーに売ってたやつ!」と散々バカにされて、服に対しては何も思ってなかったのに着るのが嫌になっちゃったこと。
洋服が嫌いというよりは、同級生に嫌悪感を覚えちゃった記憶。
中学生
「連れて行ってもらうのが夢だった109に出入りできるようになった!!」
思い出はこれに尽きます。
ファッションの内容よりも「109で買い物」にブランド価値を見出してた頃ですね。
人生で初めての正月福袋は中1か中2で、CECIL McBEEとLIZ LISAのオリジナルキャリーケースに入った福袋をお年玉を使って1つずつ買って帰りました。母親同伴で。
この時の興奮はすごく大きくて、福袋ならではの「いつ着るんだ」みたいな服でも、どうにか着ようとするぐらい全部が大切で、嬉しかったのを覚えています。
同級生がショッパーを持ってたり、雑誌でよく見るからという理由でこの2ブランドに憧れて買ったのですが、路線がえらく違いますよね。
CECIL McBEEは辛口で、LIZ LISAは甘口。
なぜこの組み合わせで買った?ってかんじ。今思えばほんとうにファッションよりもブランドへの憧れが勝っていたんだなぁ。
可愛い系が似合わない自覚は小学生から変わらずで、LIZ LISAとは結局この福袋こっきりの関係で終わった記憶があります。
ひゅー!リボンとレースたっぷり!甘々!見てる分にはかわいい!!!
こちらは2020年春のセシル。色が淡くてびっくり。
※2020年のCECIL McBEEは当時とは路線が変わって万人ウケのデザインのようですが、2005年頃は露出の多い、ちょいギャルブランドだったんですよ!
セシルはショッパーも黒地に白抜きのキリッと系じゃなく、やわらかい色み&ロゴに変わってる!時代ですねぇ。
とはいえ、中学生の時は椎名林檎をはじめ、邦楽ロックにハマり始めた時期でお小遣いのほとんどはCDと音楽雑誌に費やしていたので、ファッションは二の次でした。
前述の福袋の記憶が強烈にありますが、あとは「109で買っとけば大丈夫でしょ〜」のユルさだったと思います。
摂取していた情報は109店内と、当時の中学生の定番・セブンティーン(雑誌)を友達に貸してもらって読んでた程度。
今見ても眩しい。当時ここまでまっすぐキラキラを目指す勇気がなかったのもわかる。
高校生
中学生の終わり頃からオシャレ好きの友達が古着にハマり出してました。
そんな友達に原宿に連れて行ってもらったことをきっかけに、Zipper、CUTiEを自分で買って青文字系を勉強。
ギャル寄りのオシャレな子は早くもCanCamを読んでたのですが、自分にはまだ早いな...と尻込みした結果、流れ着いたのが青文字系だったように思います。
通っていた高校は髪を染めるのが禁止だったので、赤メッシュなど楽しそうな色に染めている青文字系雑誌モデルに憧れてた!
ただ青文字系は雑誌として読んでる分にはすっごく楽しいけど、実際に自分でコーデを組むとなると途端に難しくて...。「これだ!」と自他共に高評価の組み合わせは一度もできなかった記憶があります。
高3になって、永遠に着こなせない青文字系ファッションを諦め、とうとうCanCamを購入!!
似合う似合わないは一旦置いておいて、人生で初めて「王道キレイ系を攻めてみたい」と思ったんですね。
あと、青文字系と比べたら各アイテムの主張が弱いので組み合わせやすかったのも飛び込む勇気につながりました。
雑誌が変わると出てくるブランドもガラッと変わるので、CanCamは買ったら一文字残らず読んで、ブランド名とそれぞれの価格帯を頭に叩き込みました。
すごいガッツ。
中でも一番値段の高いかわいい系・JILL STUARTに憧れ。
人生で初めてバイトして得たお金で買った服はJILL STUART。
渋谷〜原宿の間にある路面店で精一杯背伸びしながら買ったことをよく覚えてる。あの店舗、まだあるのかなぁ。
今思えば全然似合ってないんだけど、当時は「ジルが買えた」ことがとにかく嬉しくてよく着てた。
服の変化もあるけど、バイト用にメイクを覚えなくちゃいけなくて、マルイのMARY QUANTのカウンターでアイシャドウを選んでもらったのも思い出。
高校生の頃、圧倒的人気のコスメポーチはマリクワでした。買ってたわぁ〜懐かしい!
メイクもド下手だし、ファッションセンスも全然ないのを自覚していた分、必死にあがいていました。
雑誌のメイク特集は切り抜いてスクラップブックに溜めたり。ほんと勉強熱心!
大学生
入学してすぐは初めての私服通学に「とりあえずCanCamコーデをしておけばよかろう!」と思い、バイトをがっつり入れて、とにかくCanCam掲載ブランドの服の量を増やしました。
一番買ってたのはオンワードのanySiS。
店舗が家から近くて、かつ値段もそこまで高くなかったから大学生活を通してお世話になりました。
スカートの形と履き心地が特に好きでした。
anySiSでは真っ白の冬コートを買ったのも思い出。白コートなんて人生で1回きりだったよ...!
今のanySiSは田中みな実さんがモデルを務めてるから、当時より大人めにシフトしてるのかもしれないですね。今はアラサーでも着れる可能性があるのかも。
同じくオンワードのFerouxも店舗が家から近かったのでお世話になりました。店員さんに顔を覚えられて、毎回話をした経験は今のところFerouxだけだと思う。
ただ、こちらはフェミニンが強すぎて似合わないケースが多く、20歳超えたあたりでお別れ。
大学1〜2年生あたりが多分人生で最も服を買っていて、マルイやパルコに入っているようなブランドは一通り1着は買ったんじゃなかろうかと。
a.v.v 、アーノルドパーマー、アーバンリサーチ、ユナイテッドアローズ、ROPE、BEAMS、SHIPS、トミーヒルフィガー、レッセパッセ、ダイアナ...。
アウトレットモールにも頻繁に足を運んで買いまくりました。
失敗もたくさんしているのですが、とにかく経験値が少なかったので必要だったと納得はしています。それにしてもいっぱい買ってたわ。
むしろ買ってなくて記憶に残っているのはApuweiser-riche(アプワイザーリッシェ)。値段も高いし可愛すぎて着れる気がしなくて、一度も買わなかった。なぜかその事をしっかり覚えてますね。どこか悔しかったのかなぁ。
大学2〜4年生あたり(あやふや)の通学バッグはサマンサタバサ!
当時付き合っていた彼氏がクリスマスプレゼントでくれたので、ボロボロになるまで使い倒した記憶があります。自分じゃ絶対選ばない薄ピンクでフリルのついたバッグをプレゼントされた時、女の子扱いされてる感じがすっごく嬉しかったんだよねぇ。ふふ。
2010年頃はもっとぶりぶりのフェミニン系だったサマンサですが、2020年のサマンサは対象年齢が上がっているのか、通勤でも使えるようなスッキリしたデザインですね。セシル同様に路線を変えてるのかな?
わたしは薬学部だったので大学が6年間あったのですが、5年生は研究室と家の往復なのでほぼユニクロ、6年生は国家試験があったので服を満喫する余裕はなく、それまでに買ったもので過ごしていました。
社会人
社会人1年目は田舎の工場で働いており、工場近くの社員用アパートから自転車通勤だったのでオシャレの余地もなく、洋服を増やすことはなかったです。
学生時代の服のまま通勤していましたが、田舎だからか「派手」だの「仕事に着ていく服じゃない」だの言われていました。どうせ職場では作業着に着替えるんだから何着ててもいいじゃん、と思ってスルーしてましたが。へっ。
2年目で転職し、東京都内の調剤薬局勤務になりました。しかし、ここも職場では白衣を羽織るので"何着ててもいいじゃん"状態は変わらず。
新しく服は買わず、大学生の頃に買った服を着ていました。とにかく量はたくさんあったので...。
大学生の頃に買ったものとはいえ、ブラウスにキレイ系スカートを履いていれば褒められたので温かったです。
そんなこんなで特に服への関心が薄いまま過ごしてきましたが、困ったのが27歳の時。
ふと鏡を見たら、今までの服が似合わない自分がそこに居ました。
こ、これが年をとるということか...!!!!
この時点でまた転職をし、IT系ベンチャー企業にいたので私服をガッチガチにチェックされる環境。以前noteにも書きましたが、メイクもチェックされてテコ入れされるほどです。
これはまずい、と久しぶりの洋服リサーチ。
気がつけばファッション誌から離れて5年以上が経過。かなり難しい。自分がハマれる雑誌もわからない。どこから見たらいいのかわからない。
そこで虜になったのが海外ブランド。
もともと海外旅行が好きで、大学生の時は年1回程度の海外旅行が楽しみで通えていたと言っても過言ではないほど。
そしてその海外旅行でのメインの買い物は、日本では手の届かない現地ブランド品を買うこと。免税と現地アウトレットの組み合わせは最強!
そんな生活を送った経験のあるわたしにとって、もはや馴染みがあるのは海外ブランドだけだったんです。
「これまでは小物やバッグしか見ていなかったけど、服はどうだろう?」
そんな軽い気持ちで海外ブランドの正規店舗やアウトレットを覗いたのが始まりでした...。
当たり前ですが、値が張ります。なんでZARAとか行かなかったんだろうって今振り返れば思いますよ。
でも、これまで見てきた物とは明らかに異なる"ありきたりじゃないデザイン"にどハマりしちゃったんです。さよならコンサバ。
「意外と買える値段!セールなら1万円代にまで落ちる物もある!」
と、可能性が眩しい光となってわたしを覆う!
結果、マイケルコースが海外ブランドを日本でも買う習慣を作るきっかけになりました。
その辺のOLのわたしじゃ手の届かないお値段にヒィ!
お台場のアウトレット店舗をマメにチェックして、シンプルで会社にも着ていけるのに、デザインに個性が光るものがあった時だけ絞ってとびつくことに。
値段はもちろん半額以下で!70%OFFでも、あっぷあっぷしながら買ってました。
デザインは全然会社でも平気だ!そして値段もセールならギリギリ買えるレベル!いえい!
結論、トリーバーチで買った無地ワンピースが最も褒められました。
どれも形がすっごいキレイなので、着たことない方は是非一度試着してみてください。スタイルめっちゃ良くみえるんですよ。
表参道の路面店に何気なく行ったら、"散々試着させて遊ばせてくれる"接客が良すぎてベタ惚れしました。
ただ並んでるだけじゃ絶対手に取らない服も「とりあえず着てみなよ」と試させてくれて、ハンガーに吊るされているだけじゃ伝わらない、人が着て服が立体になった時の良さを初めて教えてくれました。
一見すっごい奇抜な形に見えても、着たら肩や腰の丸みが自然と浮き出て女性らしさが際立つデザインの数々に感動。
難点は"すっごい好きだけど、いいデザインは絶対セールにならないのが目に見えている"こと。
そこで捻り出したのが"店舗で試着して、海外百貨店通販で買う"でした。
良くないとわかってはいますが合法的に間違いなく正規品の新品を手に入れるにはこれが一番手っ取り早かったのです...。堂々と買うために稼げるようにならねば...。
お世話になったのはアメリカの百貨店・ニーマンマーカスの通販。ここで値下げしていなくても、日本の定価と比べればだいたい10%以上は安く買えます。お目当ての商品がセール対象になっていたらラッキー!日本より早くセール対象になるので、時期を問わず見てみよう!
高校〜大学生の時めっちゃ観たゴシップガールを思い出す華やかさ!
派手すぎて想定着用頻度の割に値段は高いから買えない。でも好き!アリス&オリビアについては見る専と言っても過言ではないです。
昨年どうしても我慢できなくてセットアップを1つだけ買いましたが、やはりほとんど着ないまま妊娠して、それっきりです。つらみ。
🧚♀️🧚♀️🧚♀️
以上、過去20年のマイファッションログでした!
こうやって振り返ってみると、自分のアルバムみたいで楽しかったぁ〜。
これから1年どころか数年は「授乳口付きマタニティ服」とか、「いつ赤ちゃんにゲロ吐かれても許せる服」になるんだろうなと思うと寂しい。妊娠で体重もがっつり増えて、どこまで戻せるか不安だし...。
それでも、わたしのことだから、きっと状況に応じていっぱい新たな冒険をするんだろうと思います。そういう面に関しては自分を信じてる。
この投稿を読んで同じく「懐かしい!」って思いを馳せる人もいれば「このブランド試してみようかな」って思ってくれる人もいるかもしれないと考えると、発信は楽しいですね。
服はその時々によって似合うものが変わるから、ちゃんと納得した上で「欲しい!」って思った時は少し背伸びしてでも買って着倒した方が楽しいですよ!少しでも迷ったら買わなくていいから!人生楽しんでこ!
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