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くすぶっている人はバチェロレッテ参加者の姿を自分ごとに捉えてみて

バチェロレッテの感想を追いかけていると、「面接」と表現している人を多く見かけます。

わたしも前回の投稿では

(福田)萌子さんと1ON1で話した際に質問にズバッと答えられなくて「なにを言ってるのか伝わってこなかった」と言われながら落とされる男性たち。

これを見ていると面接の失敗シーンだけを切り取って公開されているようで、スカッとするよりは不憫に思えてしまう

「面接の失敗シーン」と書きました。

参加者がバチェロレッテ(面接官)と会話をして、自分の想いや人となりを伝えた結果、ローズをもらう(合格する)かどうかが決まる。

真摯な萌子さんの姿勢や表情から、恋愛よりもビジネスの印象を視聴者が持つのはわりと自然な流れなのかな、と思っています。


でも、立ち止まってよくよく考えてみたら、こういった会話が必要なシーンは面接だけじゃない。日常にもたくさん転がっている。

今日はそこについてもっと掘り下げて書いてみようと思います。


質問には本筋からブレずに答えよ

初対面の人に対して、相手のことを知るために質問をする。
これ、めちゃめちゃ日常でやってますよね?

相手のことを知るために質問をしたのに、それに対して(話している本人にとっては大切だと考えているとしても)関係ないように思える余計なことばかりを返されたら、どうなります?

話が進まないので相手のことがわからないまま時間だけが過ぎていきます。

悪い印象までは持たなくとも、「この人が気になる!もっと知りたい、仲良くしたい」には行きつきません。

何度も会う機会があれば時間をかけて仲良くなることもできますが、お互いが連絡を取って会う機会を設けないと会えない環境の場合、そういった人とはその場限りで終わってしまうことが多いように思えます。

つまり、バチェロレッテというシチュエーションが面接に見せてしまっているだけで、実生活でもこのようなことは山ほど起きているんじゃないかと思うんです。


みんな選び、選ばれている

「質問に回答する際は、余計な情報を最初に言わない」

わたし自身、たったこれだけのことが社会人1年目のときに出来ず、いつも「また失敗した〜〜〜!!!!」と、できない自分に対して非常に口惜しく思っていました。

わたしの社会人1年目といえば職場、取引先、誘われて行った夏フェスで出会う"友人の友人"など、様々な「はじめまして」の人のオンパレード。

もちろん初めて出会う人たちが「採用」と表現されるような値踏みする態度を取るわけではありません。

ただ、目の前の人を「この人はどういう人なのか」知りたいと思っているし、その上で「この人とどういう関係性を築いていくか」「どうやって接するのがお互いにとって良いのか」について図っているのはびしびし感じました。

前述のように質問に対しスパッと答えられなかったわたしは、一度きりの人をたくさん作ってしまいました。


これらを経験して気づいたことは、
(学生時代は特に)"面白いことを話せるひとがいい"と思いがちだけれど、本当に必要なのは、まず間違いなく「会話をぶれずに続けられるスキル」であること。

バラエティ番組に出ているタレントさんや芸人さんたちは、演者やスタッフさんたちと協力しているから面白く、キラキラして見えるんです。
「自分だけ話がうまい」スキルだけでみんなと仲良くしてるわけじゃない。

※台本や打ち合わせゼロで面白く見せられるプロの技もありますが、これは素人が安易に狙えるスキルじゃないので割愛


わたしたち一般人の実生活では台本、予定調和なんてものは基本的にありません。

「その時を楽しく」であれば愛想と定型会話でわりとどうにかなります。でも、それだけではそれ以上の仲に進まない。

じゃあどうやって仲を深めていくのかというと、会話をぶれずに続けられるスキルを使っているんです。



バチェロレッテ参加者の戸惑っている姿は、他人事ではない

会話をぶれずに続けるために大切なのは「質問にはっきり答える」、ただそれだけ。

その"それだけ"のことができない人、たくさん居ると思います。


仕事でも勉強でも、本筋から離れたところにある末端の「自分が気になっちゃったポイント」にこだわりすぎて進まないケースは山ほどあるんじゃないでしょうか。

勉強だったら「そもそもなんで勉強しなきゃいけないんだ」で立ち止まって、駄々をこねるだけで探究もせずグダグダして、結局何の勉強も進まない、なんてのは典型例。


自分ではそれが本筋から離れたことであることを自覚できないため、「自分は他の人たちより深くたくさん考えてる」なんて自己陶酔に陥ってしまうこともあります。

総じて自分に酔っている時は要注意です。

仕事でも本筋から逸れたことばかり質問して足踏みしている人、います。
「飲み込みが遅い」「同じミスを繰り返す」「仕事が遅い」といった言葉で評価されがちですが、そもそもの思考と会話がぐちゃぐちゃになっているせいで、そう形容されている場合もあるんじゃないでしょうか。

「うまくいかないことが多い」「できない自分が嫌だ」「自己肯定感が欲しい」みたいなことを思っている人の中には、まず「質問にはっきり答える」ができていないケースも混ざっているんじゃないかなと思ったりもします。

もし自分の返答で相手が「?」のまま離れていったり、自分が予想していた反応とあまりにも異なる反応を見せることが多かったら、自分の会話を省みてもいいかもしれない。

もしできていないなら、「質問にはっきり答える」ができるようになるだけで、劇的に状況が良くなる可能性がある!


どうやったら改善できるのか

わたしの場合、できていない自分を自覚できたら、その後はひたすら実践と失敗と反省の繰り返しでした。

回答が下手で失敗して、「また目の前の人の心を掴めなかったー!」と毎回歯を食いしばってうつむいて反省する。

そうやって、とにかくチャレンジし続けることで、わたしの場合は少しずつ直ってきました。

小さくても少しずつ成功経験を積めるようになったら、無駄に自分を卑下することもなくなりました。

不器用でも下手くそでも、言葉や行動に一貫性があれば、周りからの評価も上がっていきます。

結果的に、以前よりもずっと肩の力を抜いて生きていけるようになりました。

あぁ、もっと早くできるようになりたかったー!


萌子さんほど真剣に相手のことを知ろうとする姿勢は珍しいけれど、日常で出会う人たちだって会話の目的は同じだよね、という話を書いてきました。

真摯に人と向き合おうとしたら、人付き合いがいいとか愛想が良いだけじゃカバーしきれない。

相手のことを知る・相手に知ってもらうための会話の大切さを、バチェロレッテを観て改めて考えたのでした。



なんだか自分はクリアした課題かのように書いてきましたが、わたしもまだクリアには程遠いです。

例えば、自分で納得できる回答がパッと思いつかず、3〜5秒ほど言葉がでないことが多々あります。
2秒以内に答えられるようになりたいと思いながら、今日も実践・失敗・反省を繰り返しています。


🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️


最後に、みんな大好き初代バチェロレッテ・萌子さんのお言葉をおいておきます。

自分の意思を伝えるためには、嘘をつかず、本当に思っている自分の感情を、話す相手に寄り添って言語化する事が大切🌿
ただ、思った事を何でも口にだして言う事と、自分の意見を主張する事は全く違うから『思いやり・尊敬・尊重』をもって発言しよう☺️✊🏻自己満足ではなく自己を主張する言葉を紡げたら素敵ですね✨

引用元:初代バチェロレッテ・福田萌子さんInstagram

萌子さんも、参加者も、視聴者も、みんなで幸せになろうね...!!!


バチェロレッテを明るく楽しく紹介した前回の投稿はこちら👇


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