会社ブログを継続させるために乗り越えるべき3つの壁
こんにちは、グルコース社ブログ編集部・渡辺です。
数ヶ月前「グルコースの会社ブログをやりたいから運営を担当してくれ」と話があり、普段の業務の隙間で準備を進め、昨年10月にめでたく連載をはじめることができました。
私は会社ブログの運営を頼まれたとき、そんなに大変ではないだろう、と思っていました。
前職で編集者の経験があるのですが、その当時担当していたメディアからすると会社ブログは非常に小規模です。最初は閲覧数もさほど伸びないだろうし、楽に運営できる気がしたのです。
しかし実際にやってみると、会社ブログゆえに発生する作業や大変なことも当然あるんですよね。今回は実際に私が会社ブログの立ち上げ〜運営(数ヶ月ですが)をしたなかで感じた「乗り越えなければならない壁」を3つ書こうと思います。
これから会社ブログ・採用ブログをやろうと思っている方、会社から「ブログの立ち上げを手伝ってくれ」と言われた方の一助となれば幸いです。
①「自己満」の壁
線引きが難しいところではありますが、会社ブログにはまず「自己満になってしまう可能性」という壁が存在するなと思います。
会社ブログを何のためにやるのか。誰に向けて発信するのか。そのコンセプトを明確にしないまま執筆をはじめてしまうと、本当にただの日記や私情の垂れ流しになってしまって、ともすれば炎上の火種にもなりかねません。
狙って日記的なコンテンツにしている場合は良いですが、目的がアバウトなまま結果的に日記っぽくなってしまった、という事態は会社ブログにおいてはリスクが高いと思います。
弊社の場合は
・何のために・・・グルコースのことを知ってもらうため
・誰に・・・求職されている方、クライアント(or クライアントになりうる企業)
という目的でブログを立ち上げました。
そのため、求職者との面談やクライアントとの会話のなかで実際に聞かれたことや興味を持たれたことなどから記事テーマを選ぶことが多いです。今はまだブログを立ち上げたばかりなので、閲覧数を伸ばす・とにかく継続するためにさらに枝葉の話題(時事や、あるいはこの記事のような)をテーマにすることもありますが、メインは上記です。
ブログを続けるほど記事ネタも枯渇するので、気を抜くと「自己満の壁」を越えられない記事を書いてしまう危険性は常に孕んでいると思います。
・読者がこの記事を読んで得るものがあるか
・グルコースを上げすぎた記事になっていないか(嘘や虚栄がないか)
・逆にグルコースを下げた記事になっていないか
こういった点は校閲時に必ずチェックするようにしています。
この壁はあるタイミングで「乗り越えた!」となるものではなく、常に目の前に壁を感じながら記事を書き続ける類であると思います。この記事も自問自答しながら書いています。
②「社長や社員のお尻叩き」の壁
弊社のブログは社長である安達、COOである宮本、そして社員である私の3名が主に記事を執筆します。
たいていの会社ブログは「社長や役員が執筆」「社員が執筆」「みんながローテーションで執筆」のいずれかのパターンではないでしょうか。
自分自身の記事の納期が迫っている場合は自分を鼓舞すればよいのですが、他のライターの納期が迫っている場合はその方々のお尻を叩いて記事を書いてもらわなければなりません。
その催促相手である「ライター」は、「社長」「社員」でもあります。
「記事を書く人 / 記事を編集する人」という関係性以外に、前提として「普段一緒に働いている人」という関係性が加わります。こういった方々への記事の催促が非常に心苦しい。全員がブログ以外にも仕事を抱え、日々忙しく働いていることを知っているからです。
グルコースは社長・役員・社員 関係なくざっくばらんなコミュニケーションをとれる会社です。社長と雑談したり笑い話をしたり、そういったことが気軽にできる雰囲気があります。
ゆえに たとえ社長や役員に記事の催促をしても、雰囲気が悪くなったり関係がこじれたりするようなことは絶対にないのですが、記事を書くのは雑談とは違い時間がかかりますから、やはりどうしてもそのあたりで気を遣ってしまいます。
臆せず指摘できる人ならこの壁は存在しないと思います。ただ、私のように気にしがちな人にとっては高い壁かもしれません。
とはいえ、この壁を越えなければ会社ブログの継続は難しいです。ブログ担当者は心を鬼にしてお尻を叩き続けるか、ライターの負担を軽減する記事の書き方(連載ものにしたり、インタビュー記事にしたり)を提案するか、といった手段をとる必要があると思います。
③「打っても響かない」の壁
10月に会社ブログをはじめ、数ヶ月経ちましたが、やはり閲覧数はそう簡単に伸びません。はじめたばかりですし弊社の知名度もまだまだ低いので当然ですが、それなりに労力をかけて作ったコンテンツがなかなか読まれないというのは、ブログ初心者の心を挫く十分なきっかけになりえます。
ブログを開設したばかりなのだから、閲覧数を伸ばすための施策はまだまだたくさん打てます。でも、その前に心が折れて記事の更新がストップしてしまうこともありえると思います。弊社のブログはまだ踏ん張っていますが、今後も数値が伸びなければライターのモチベーションは間違いなく下がるでしょう。
この壁を越えるために、必要なことは2つあると思います。
ブログは複数で運営すること
弊社はライターである安達・宮本・渡辺の3名が編集部も兼ねて稼働しています。週イチで定例ミーティングをしたり、noteのアナリティクスを見ながらあれこれ作戦会議をしたりします。
これがもし「ブログをやりたいから渡辺さんよろしくね」だった場合、ブログが続く確率はがくっと下がると思います。「閲覧数が伸びない」という課題を自分1人で背負うことになるからです。
また、複数人で運営すると、その人達は仲間であり監視役となります。互いに監視し合うのでタスクへの責任感が増し、ブログが続きやすくなる気がします。
会社ブログは直接的には利益につながらないので、無駄な工数を割きたくないがために「一人編集部」になりやすいと思います。でも工数を節約した結果「ブログが続きませんでした」ではもったいないですよね。社内の数名を巻き込んで編集部を立ち上げるのがよいと思います。
執筆作業と閲覧数増加施策は並行すること
これは反省でもあるのですが、執筆することばかりに気を取られると、公開当初は頑張って書いた記事が無事配信できて満足感があるのですが、その後その記事が誰にも読まれなくてがっかりすることになります。
なので、運営当初から執筆作業7割、閲覧数増加施策3割くらいで稼働して、閲覧数の状況に応じてその割合を変えていくのがよいと思います。閲覧数を指標にしない場合、他のコンバージョンに対する施策でも良いです。
現在グルコースでも閲覧数やユーザー数を伸ばすための施策を執筆作業と並行して実施しています。いきなり大々的なことはできませんが、小さな施策をコツコツ打っているところです。
最終的な目標は記事が求職者や企業のみなさんに届くことなので、ただ書くだけで満足しないように心がけています。
会社ブログというのは、弊社のように普段の業務の傍らで運営するケースがほとんどだと思います。今回、弊社のブログの目的とはすこしずれた記事になりましたが、忙しい合間で記事を書いたり準備したりする運営担当の方の参考になればと思い、筆をとりました。
この記事が自己満になっていないことを願うばかりです。
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