高校生企業が問題について考えるとき
こんにちは。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は2か月ぶりに学校が再開してクラスのみんなと顔を合わせました。
みんな元気そうで何よりです。
さて今日は僕が仕事をする際,特に答えのない問題(マーケティング戦略,タスクの調節)について考えるときに使うものを紹介します。
皆さんももしかしたらご存じあるかと思いますが,高校生なりにわかりやすく解説したので見ていただけると幸いです。
高校生広報・人事の問題に対する考え方
それは「もれなくダブりなく」です。
よくMECE(ミーシー)などと言われるもので,もれなくダブりなく物事を考えよう!というものです。
もれなくダブりなくの考えがなぜ大切なのか?
それは「正しい結論を出すため」です。
実際に例を見て考えてみましょう。
あなたは商品開発の担当者でその商品の顧客層を探っているとします。
そこで顧客を分類するためにあなたは以下の3つで分類することにしました。
①大学生
②30代
③昼間パートで働いている
大学生は主に10~20代の人が考えられます。
そして30代ときて,パートで働いているのは大体40~50代あたりでしょうか。
一見これでも大体の年齢層はおおまかに分けられたと思いますが,こちらはMECEの考え方には反します。
①,②,③を同時に満たす人や①,②を同時に満たす人も存在するからです。30代で大学に入り,夜1時間パートしている人は①,②,③を同時に満たしていることになります。これがダブりになります。
そしてこれらだけではモレも存在します。60代以降の年齢層や大学生ではない10代の人が抜けています。
MECEで考えてみると例えばこういう分類の方法があります。
といった具合です。
MECEの考え方を出来るようにする方法
①分類したら必ずどこかに分類されることそして分類が重複されないこと
性別や生年月日,結婚などといった切り口は必ずどこかに分類され,重複の危険性もありません。しかし趣味や職業となるとかぶりやモレが出てくる場合があるので,そこは意識しながらMECEになっているか?を考えなければなりません。
企業の広告などで「美味しいと答えた方は回答者のうち驚異の○○%!」と書かれているものも必ずしもランダムに抽出したとは限りません。注意書きで実験対象者が書かれていることもあるので,必ずランダムで答えているわけではないので少し注意してみてみるのも面白いですね。
②全体は何か?を決める
このピザのように食べる前に全体の量を知っておきましょう。ではないと喧嘩が起きてしまいます。これは交渉に関しても似たようなことが言えます。
自分たちで物事について考えるときつい忘れがちなのが扱う量を見誤ること。もし全体が女性ならまずまず選択肢として男性は消えます。もし全体が30代なら他の年齢層は考える必要はありません。
顧客を想定する場合,自分たちが民間人に販売したいと思っていても場合によっては法人(企業)に売る場合も出てくるかもしれません。何を全体とするのかはしっかり意識しないと良い結論が出せません。
③違う要素を入れこまない
この中に1匹だけ猫がいたら「うん?」となりますよね。それと似たような感じです。ディメンジョンの統一(詳しくはこちら)とも呼ばれるのですが,要するに同じ仲間で見よう!ということです。アメリカ人,日本人,という具合で物事を見るなら他に考えられるのは中国人,カナダ人というように考えなければなりません。ここでいきなりアフリカ人となるとアフリカ生まれの人すべてを指してしまうので同じレベルにはなっていません。
まとめ
①MECEがなっていないと問いに対する明確な答えが見つからない。
②もれなくダブりなくを意識することで正しい答えが出せる。
いちいち考えることはかなり大変ですが,出来るようになると自然にこれMECEじゃないなーとかこれは結局MECEになるんだ!というのがよくわかります。是非明日から使ってみてください!最後までお読みいただきありがとうございました。最後に宣伝させてください!私たちは「小さな力で明日をよりよく」をテーマに廃棄野菜から作った宝石石鹸を販売しています。Twitter、Instagram、TikTokでは私たちの商品に関する情報がたくさん!ぜひチェックしてみてください!それではまた。
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