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井上夢人『プラスティック』

本屋大賞「超発掘本!」部門を受賞して、いまメチャ話題になってるヤツ。

これ、お世辞抜きに面白すぎた。
発掘した人、マジでグッジョブだわ。

なんと初版は1994年なんだね〜。実に30年も前。

物語のキーが「フロッピーディスク」と「ワープロ」なんて、平成すぎてとってもノスタルジック(でも内容は全然古臭くないし、むしろ今っぽい)。

で本作は、ある平凡な主婦が不慣れなワープロで日記を書く場面から始まる。

日記って極めてプライベートなモノじゃないすか。

が、後で発見された一枚のフロッピーには、彼女と、彼女以外の人物が綴った日記もたっぷりと保存されていた。

序盤から早くも「え?どういうこと?」ってなる。

理不尽な出来事に翻弄される主婦の日記を起点として、彼らの書く内容は次第にリンクしていく。

中にはその経緯を説明する人物の日記もある。

は?

ますますワケがわからなくなる中、物語は斜め上どころか、斜め後ろくらいからの急角度で、想像だにしない驚愕の展開に発展していくのであります。

いやぁ、面白かった。たまらん。

サスペンス、スリラー好きは是非。

#プラスティック
#井上夢人

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