こんな時、田舎者でも悪くないかと思える。
都会に出て行った次男へ。
この前、丸太の爺さんがね、わざわざうちに来て、母さんに
「あんたの顔見て、、思い出したわ」
と言って、サツマイモ🍠を、持って来てくれたんよ。」
そう、あの無愛想だったお爺さん。
母さんこっちに来て、25年以上挨拶もあまりしたことなかった人。
1年位前から、お宮掃除の当番が一緒になってね、最近は、挨拶ついでにちょっとした世間話しも、して貰える様になったんよ。
で、お爺さん毎日、畑仕事しとらいでしょう、ゴミ出しの時良く会うんだわ。
数ヶ月前ね、さつま芋の苗植え、しとらいた時、
「出来たら、あんた食べるか?」
って言もらえて、
母さん、「芋🍠好きです!買って食べたりするくらいです!」っ言ったら
「ほんなら、出来たら貰ってくれるか、わしら夫婦2人じゃ〜どうせ残ってしまうけぇ」
って、言われたけん
「えっ、いいんですか?有り難いです!楽しみにしてます!」
って、貰う約束しといた(^o^)!
それからは、毎回ゴミ出しの度に畑見て
(よし、「芋」よく育ってるな👍)
と、思って芋の成長、見守るわけやん。
ついでに、お爺さんも倒れてないか見回りがてらね。
で、夏になって、見掛けんな〜って時あったから、久々に会えた時に「最近見なかったから心配してましたよー」って言ったら
今は朝の4時から7時まで働いて、後ははクーラー付けて休んでるんだってさ。
もう、80だから熱中症対策だと笑
さすが、しっかりしとらいわ。
そして待ちに待った・・・・季節は秋
畑、見るやん、
芋、掘ったのわかるやん
お爺さん、芋についてはノータッチなのよ、、、
絶対、掘りましたよね、、、なのに
・・・・・
結局、今迄通り
爺さんとは挨拶と、世間話だけやん
・・・・・
い、い、芋は?
・・・・
一緒に、見守ってきましたやん
(わたし、ゴミ出しの時見るだけですが(^.^;)
そして、毎回「芋は、、、?」が言えんくて
もう、お芋の事は、お忘れなのかもしれんな、、、って
だからもう、諦めて
この数ヶ月、芋の成長を見届けるのは楽しませてもらったし、良かったか!と気持ち切り替えたの。
あの約束は、そもそも約束では無かった、
ただの、挨拶のネタに過ぎなかったんだ
欲張ってしまった自分が恥ずかしい、、、。
そして今日は、朝からお宮掃除
お爺さんは、「もう、次回はおらんかもしれんでな、、笑」といつもの冗談?を言い、私達若手(50ですけど)と別れる。
「んじゃ、お疲れさんでした」
「お疲れ様でした〜」
やっぱり、芋ばなしは無かったか、、、
私も一旦家に帰り、出掛ける準備をする。
旦那が先に駐車場に向かう。
あれ?誰かと話してる?
近づく私、顔が見える
あっ、お爺ちゃんだ
手に芋もってるーーー!!
私を見て、
「さっき、あんたの顔見て思い出したわ」
「売りもんに、ならんやつだけども」
と、袋に詰めた芋を渡してくれた。
「ありがとうございます\(^o^)/」
覚えてくれてたんだ!
その事が何より嬉しかった。
私はこの田舎に不便を感じる事が多い。
だけど、こんな時
田舎者でも悪くないか(^_^;)
と思ってしまう私もいる。
ここまで、読んで下さりありがとうごさいました
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