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オーディブル完聴#4 夜行秘密

縁あって、このブログにたどり着いてくださりありがとうございます💓

文庫本初版は2021年7月、オーディブルは2024年12月。

素敵な表紙絵に惹かれて聞いてみることに。



ちなみに、表紙絵はイラストレータの与さん。
他の絵もとても素敵です。



この作品はカツセマサヒコさんの第2作で
indigo la Endのアルバム『夜行秘密』の全14曲をベースに
書き下ろされた小説。

曲を元に小説を書くなんてまさに芸術家。

本を読んだ後にアルバムを聴いてみたのですが
私には合わなくて
残念ながら、曲と小説とを両方楽しむことはできませんでした・・・😅


そして、本では読んだことないけれども
本で読むともっと、

「重っ!」

って感じそうな内容でした。

耳で聴くと文がスラスラと流れていってしまうので
内容はヘビーだけど終着点(結末)はどこになるのだろう
と思いながら聴けました。

それぞれ出てくる登場人物も現代の問題
(メディアに叩かれたり、LGBT、暴力、共依存など)
盛り込まれていてそれらの重い関係や題材が複雑に絡みあう内容です。

本のタイトルの『夜行秘密』も
著者のカセツさんの言葉を借りるなら確かに
「読み終えて戻ってきた時にタイトルに納得感」がありました。

本を読み終わった(聴き終わった)後の感想を
”どう表現することができるか” と思っていたら

本の帯に推薦文が書かれていて

これは出会いを「運命」にしたくて「後悔」にしかできなかった人たちの物語だ。読み終わったいまでも、彼らのいた分岐路で立ち尽くしている私がいる。

町田 そのこ


そう。まさにその通りの感想なんですよ!

「あの時、別の選択をしていれば…」

「あの時、ああ言っていれば…」

「あの時、素直になっていれば…」

「あの時、あの人を離さないで入れれば…」

登場人物たちの未来は変われたのでしょうか。


みなさんはこの本を読んで
どんな感情になりましたか?

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました❤️

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ゆるり@読書好き
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