「外国にルーツを持つ高校生に進学の機会を広げたい」クラウドファンディングを開始!
glolab は「NEWDOOR進学プレッププログラム」を実施し、さまざまな困難さを抱える外国にルーツを持つ高校生を支援してまいります。
プログラム実施のため、11月25日から12月26日まで、180万円を目標金額としたクラウドファンディングを開始いたします。
「NEWDOOR進学プレッププログラム」とは外国にルーツを持つ高校生の中でも、制度の面でも困難さを抱える「家族滞在」「公用」等の 在留資格を持ち、かつ、進学をする意欲があっても経済的な困難を抱えている生徒を対象に、高等教育機関受験支援給付金付きでの1年間のキャリアプログラムで、2022年4月よりパイロット版をスタートしております。
文部科学省の「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」によると、高校生等の中退率は、5.0%で、全高校生に対して5倍と依然高い状況です。また、進路状況では、大学等高等教育機関に進学した生徒は、全高校生と比較し21.5ポイントと低く、就職者における非正規就職率は、全高校生の 12 倍、進学・就職共にしていない者の率は2.8倍という結果が出ています。この結果から、外国にルーツを持つ生徒たちは高校進学後も、その先の進学また就職において厳しい状況にあると言えます。
glolabの代表である柴山は外国にルーツを持つ子どもの高校進学支援をする別のNPOに勤務していた際、大学に進学したものの、経済的な理由から退学せざるおえないなど、外国にルーツを持つ若者たちが大きな壁にぶつかり、もがき苦しんでいる姿を見てきました。
彼ら・彼女らの多くは「ことばの壁」だけではなく、「情報にアクセスしづらい」、「相談の場の不足」などの困難さを抱えていると考えています。更には「制度の壁」にぶつかっている若者たちも多くいるということを目の当たりにしてきました。「公用」「家族滞在」の在留資格をもつ若者たちです。これらの在留資格を持つ若者たちは、多くの奨学金から対象外とされており、進学の際、大きな壁となっています。
そこの進学の壁に対して何かできないか、学校外の民間でできることはないか、という思いから、柴山をはじめとしたglolabメンバーは「NEWDOOR進学プレッププログラム」 を今年立ち上げました。ルーツや環境に関わらず、すべての若者が自らの道を、納得感をもって進める社会、進学意欲のある高校生みんなが平等に進学するチャンスを得られる社会であってほしいと願っています。
ぜひ皆さま、あたたかいご支援と拡散のご協力をお願いします。