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ちゃんとみて、だきしめよう。embrace equity【国際女性デーによせて】
おはようございます、行元です。3月8日の国際女性デーに寄せて国内外で様々な記事が発信されていますネ。
グローカルセンターとして、グローバルで議論されていることをしっかりと扱い、社会全体で一人ひとりが自分事として捉え対話できる土台をつくるために、みなさんと世界中の人が見つめるテーマを一緒に眺めたいという願いがあります。
2023年のテーマは #embraceequity
(2022年テーマ #breakethebias)
embrace:抱擁{ほうよう}する、抱き締{し}める
equity: 公平*
ー1904年、NYで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年3月8日が「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。制定に至る歴史はコチラ
今これを読んでくださっている学生、社会人すべてのみなさんが、性別を超えて一人の人間として周りの大切な方とお話しをしていただくきっかけにしていただけたら嬉しいなと思い、心を込めて書きます。
Equailty(平等)とのちがいからみるEquity(公平)
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出展:https://onlinepublichealth.gwu.edu/resources/equity-vs-equality/
このように、Equity(公平)は、状況や相手をよく観察することなしには実現できません。観察や話し合い、聴きあいを通じ、公平である状態に近づくためにもまずその状況を受け止め、自分も忘れずに抱きしめる。
ちゃんとみて、だきしめよう。というタイトルはそのような思いでつけました。
embraceなにをちゃんとみて、だきしめるの?
わたしから2つ提案と問いかけをさせてください。
1つ目は、まず、世界における2023年の今の日本の状態。
世界経済フォーラムが発表した2022年のジェンダー・ギャップ指数の日本の総合順位は、146か国中116位(前回は156か国中120位)と、前回と比べほぼ横ばいの順位となりました。
また日本は、「教育」の順位は146カ国中1位(前回は92位)、「健康」の順位は146カ国中63位(前回は65位)と世界トップクラスの値である一方、「経済」及び「政治」における順位が低くなっており、「経済」の順位は146か国中121位(前回は156か国中117位)、「政治」の順位は146か国中139位(前回は156か国中147位)となっています。
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データと体感値が一致する方、そうでない方もいらっしゃると思います。
しかしながら、事実として経済と政治のフィールドにおいて圧倒的に女性の不在、つまり多様性の欠如が見受けられます。
ー1904年、当時NYのデモに参加していた女性たちは今の私たちの社会をどう受け止めるでしょうか?
私は教育関係の認定NPOの代表として活動していますが、これらの現状をちゃんとみて、女性の代弁者としての代表であることをより意識したいと思います。
2つ目は、自分と相手、そして周囲の状況をちゃんとみてみてください。
これは性別関係なく、みなさんがまず自分自身をみつめたり振り返ることから。大切な人や同僚、仲間をちゃんとみつめて、思いやりや想像力を働かせることから優しい公平な社会創れる、はじまると信じています。
We are brave enough.
わたしたちは、そんなに弱くない。向き合う強さを勇敢さを持っています。
正直、So unfair!と叫びたくなることも。けれどそもそも「人間として」という観点と、「ジェンダーを巡る議論や国際女性デーが、男性を責めるためのものではない」という前提を持ったうえで、いつも現実から目をそらさず、自覚的になることからしか変化や公平ははじまりません。
数値や現状は、あっさり私たちのアクション、思いやりで変えられると私は信じています。
#embraceequityってなに?
組織やプロジェクトにおいて女性が活躍しやすい状況はつくれているか?
視点や観点に偏りがないか?
配慮が、表面的になっていないか?
アファーマティブアクションの現状、その先とは?
ポリティカルコレクトネスからどこへ?
などなど、対話や聴きあいはいろんな問いを通じて行えます。
私はこれからも、若者と女性の代弁者として、わたし自身として、代表の役割を果たしていきたいと思います。
(GLOCAL CENTERは男性が少なすぎて大変そうです汗)
今日も世界の流れを感じながら、今を精一杯過ごします。
Happy International Women's Dayにかんぱい!
公平を、だきしめて。自分を、みんなを抱きしめて。
いつもありがとうございます。
GLOCAL CENTER 行元 沙弥
2023.3.8 #embraceequity
よかったらこんなイベントがあるので来てください。
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ジェンダーギャップ指数とは?
世界経済フォーラムが2006年から毎年発表する指標です。経済、教育、保健、政治の分野ごとに、用いるデータに重みを付けて算出しています。男性を1とした場合の女性の位置付けを数値で表したもので、0が完全不平等、1が完全平等です。