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イベントレポートvol.20 激動のこの時代、変革によって私たちは何を実現したいのか?

5月8日(金)、ゼロワンブースター共同代表・取締役の合田ジョージさんにご登壇いただきました。
「変革って本当に必要なの?我々何のために変革しようとしているの?」と、問いを投げかけていただき、非常に濃く、心に突き刺さるものが多い回となりました。

ジョージさんは、大学院卒業後(理工学修士)、東芝・村田製作所で研究開発・製造・海外技術営業・全社戦略部門など、大手企業の事業開発に従事、その後、スタートアップの世界に入って以来、ベンチャー・スタートアップの事業開発を牽引されています。

ゼロワンブースターは、SAAI~Wonder Working Community~というコミュニティスペースを運営していて、ヒト・アイディアの新結合を加速させる場づくりも行われています。
https://yurakucho-saai.com/

COVID-19の流行により20年5月9日現在はクローズしていますが、オンラインで新結合を生み出すようなイベントを日々開催されていて、私も何回もそこでジョージさんから学ばせていただいていました。今回、変革クラブのためにご用意いただいたコンテンツで、「ジョージさん節」の洗礼を受けられ、とても嬉しく思います。

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内容は盛りだくさん・・・!なので、4つに絞り、私の所感も交えつつご紹介させていただきます。

1.Opinion / Exit
「組織を変革したい、会社を変革したい・・・!」
そう思って真剣に取り組むなら良い。
期限を決めて本気でやり抜こうとしているか?それで出来なかったら、Exit(転職・起業)すればいい。この姿勢で行動していれば、いつでも辞められる自信があり、Post-COVIDに来るであろう「ジョブ型」の世界になっても生き残れます、と。

ここで、ジョージさんがついシリコンバレーで出会った起業家の方を引き合いに、「日本国内ばかり見ていてはダメ」とお話いただきました。その起業家の方(35才、女性)は、英語&中国語が堪能、政治学博士に加えスタンフォードMBA、起業と売却を経験の上、現在南米で起業。私含め多くのみなさんから見たら、「十分すぎる経歴と経験をお持ちの方」という印象ですが、シリコンバレーではそこまで高水準ではない方、とのこと。

比較してどうこうというわけではないですが、世界って厳しい。
今の仕事をうまく進められない理由を自責と捉えらきれていない自分が、とても恥ずかしくなりました。でも、ここから変わればいいわけです。上司との1on1でのFBを受けたばかりなので、素直にそれをまず実行して、「本気でやり抜く」自分へと変えていきます。

尚、ジョージさんより期限は「2~3年」が目安とのこと。
なぜ「2~3年」かというと、何かを新しく立ち上げる、変革する、事を成し遂げるまでに経験者に聞く限りだいたい2~3年とお答えになるそう。事情にもよるが、1つのことを成し遂げるには2~3年はかけてもいい、と。
この時間軸の持ち方によって、チャレンジを「無理」と思うか「できそう、頑張る!」と思えるか変わるなあ~と思いました。長期的(2~3年)な時間軸も持って、キャリア、仕事を考えていきたい。

(当日はこんな感じでお届けしました)

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2.イノベーションとは「新結合」であり、「競争」ではなく「共創」が重要
イノベーションとは技術革新ではなく、「新結合」である。
新しいことって、技術を持った人たちとそれを使いたい人たちが出会い、「事業」にしていくことで生まるもの。ここで「競争」的な考え方をするのではなく、これからは「共創」する。得意な人がそれぞれアイディアや知恵を持ち寄ればいいじゃないか!と。

頭ではそうだよね、そうだよね!と思うものの、会社レベルで実現するって難しくないですか?いや、もちろん努力しなければ・・・なのですが。まさに今、新規事業の立ち上げにコミットしているのですが、まだリリースしていないので「何しているの?」と聞かれても言えず(社会的な意義もあってインパクトもあるから本当は言いたい)、もっと多くの人を巻き込めたらいいのかもしれないとか思っています。もやもや。


3.学んでいることに逃げていないか?
学びって何でしょうか?
我々、何のために学んでいるのでしょうか?

組織を変革するため、新規事業を立ち上げるため。
これにコミットすることはいいけど、「資料作っている」その時間を行動に使っていたら別の価値が生まれますよね?
学んでいることに逃げていないか?
知識も大事。でも、「行動からしか、経験からしか真の学びは達成できない」と、知識取得と行動は同時にしなければ意味がない。

というジョージさんの問いかけは、私を含め多くのみなさんに深く、深く響いたようです。

変革クラブのイベントも、まさに「行動するため」のきっかけづくりとなるように設計しています。企画者である私が言うなよってことですが、私も企画してこのジョージさんのお話を聞いて、また新たな一歩が踏み出せそうです。

4.変革って苦しい
明治維新を後から振り返る私たちは、明治維新の渦中にいた人達の苦しみを知りません。今では想像がつかないレベルでの苦しみ・葛藤があった・・・
苦しい、本当に苦しいけどそれでも自分がやりたいならやればよいのではないか?
と最後には愛に溢れたメッセージをいただきました♡


結局は、周りがどうであれ「自分がどうしたいか?」。
今回は幹事メンバーが都度質問をしながらの進行で、私もジョージさんにたくさん質問させていただきました。突き詰めると、「自分がどうしたいか?」と自分に矢印を向けないと、何も変わらないなと痛感した3時間でした。

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幹事一同、引き続きみなさんの心に火をつけるような企画をお届けしますので、引き続きよろしくお願いいたします!

レポーター:北村早紀(グロービス変革クラブ幹事、2018期東京校)

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