ローカリティー・マインド
日本企業は、自国のやり方が世界で通用する、受け入れられるものだと勘違いしています。それぞれの国、文化には「それぞれ」のやり方があるものです。そのため、《日本方式》をそのまま世界の国々に持ち込むということは間違いです。
「そんなの当たり前だろう」という声が聞こえてきそうですが、意外にできていないのが私たちです。海外でもそうですから、これが日本では全く《おらが村》になります。高度外国人財を採用するときも《おらが村方式》でお迎えし、《おらが村方式》で歓待し、《おらが村方式》でそのやり方を押し付けようとします。
もちろん、ブルーカラーで「人手」だけを求める仕事であれば、頭脳よりも「手先」を求めるので【郷にいては郷に従え】で時間さえ掛ければ何とかなりますが、高度外国人財の場合には求めるものがマネージング力、企画力、開発力、営業力、等々【頭脳】です。その人たちに《おらが村方式》を100%押し付けてはなりません。3割までです。
基本的に、グローバルな世界ではアメリカ式なマネージメントスタイルが一般的なため、日本企業もそこから多くを学び、その手法をもって《おらが村方式》を脱却する努力が必要です。
日本企業だから、日本式。
...皆さんも、そりゃ無理だわな~と思うでしょ?3割を意識して改革に着手してください。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用