GLOBAL CROWNと考える英語教育②
前回の記事では日本の英語教育の課題と、GLOBAL CROWNがどのようにして子どもたちの英語学習をフォロー&スキルアップさせていくかについてご紹介をしました。
今回は、具体的なカリキュラムの作成経緯や、独自の要素についてご紹介するとともに、なぜ私たちがそれらを大切にしているかお話したいと思います!
どのような経緯で現在のサービスコンセプトに?
GLOBAL CROWNは「英語をコミュニケーションツールとして子どもたちの日常に取り入れていくべき」だと考えています。しかし、子どもが自分でモチベーションを維持することは難しいため、英語を学ぶことに対する動機付けが大切になってきます。そこで、GLOBAL CROWNは「先生が好き」という状態を作り出し「好きな先生と話している時間が英語の時間だった」と子どもたちに感じてもらうことを出発点としました。
子どもたちの「先生が好き」という状態を目指す上でコミュニケーションは最も重要な要素です。GLOBAL CROWNでは日英バイリンガル講師を採用することによって、日本語以外でコミュニケーションをとることに対するストレスを緩和しました。英語しか話すことのできない講師の場合、ほとんどの子どもには「自分の話が伝わらない」と認識されてしまうため、英語への苦手意識の原因になってしまう可能性があります。
同時に、保護者の大半が英語に対して苦手意識を持っています。英語しか話すことができない先生では保護者がサポートできないため、バイリンガル講師は保護者の負担軽減にもつながっています。レッスンが始まってしまえばバイリンガル講師にすべてお任せできるのも、GLOBAL CROWNを選んでいただく理由のひとつです。
また、言語学習において忘却曲線の観点から習慣化はとても大切な要素だと考えています。GLOBAL CROWNでは曜日と時間を固定して、生徒の生活リズムに合わせてレッスンを習慣化することができます。カリキュラムを統一し、どの講師でも均一のレッスンを提供できるようにすることで、生徒の学習効果を1番に考えたしくみを実現させました。また、様々な講師と話すことは子どもたちのコミュケーション力の向上、そして「英語を話す場数」を増やすことにもつながります。
カリキュラム作成の経緯
サービスの提供を開始した当初は、会話を中心としたレッスンからスタートし、子どもが楽しめるもの、講師がオンラインで教えやすいものを中心に取り入れて検証をしていきました。
その過程で、フラッシュカードと英語を使ったごっこ遊び(シチュエーショントーク)が特に人気で子どもたちの集中力が続くことが分かりました。また、一定量のフレーズを使いこなせれば基本的な日常会話ができることが分かり、カードで使うワードとシチュエーショントークで使うフレーズの組み合わせを体系化して教えていくカリキュラムへと進化させました。このタイミングでレッスンに活用できる教材の検討もしましたが、GLOBAL CROWNのサービスコンセプトに合う教材がなかなか見つからなかったこともあり、オンラインレッスンに特化したカリキュラムを自社で作成することとなりました。内容は学習指導要領、CEFR、主要な英検書、学校で使われている教科書、会話を中心とする英会話教材、英会話教室向けに販売されている教本、NHKラジオ講座のテキストを参考にし、実際にレッスンを受けもっている講師の意見も取り入れています。
※CEFR…外国語の習熟度や能力を同一基準で評価する国際標準
自習教材について
半年以上続けている生徒さまから「レッスン以外にも自習教材がほしい、読み書きがしたい」という声が多く出たため、自習教材開発に取りかかりました。ワード発音チェックとフレーズ発音チェックについては、レッスン以外でも発音を学びたいという声があったため、CHIVOX(発音評価AI)を日本で初めて導入しました。
習熟テストについては、その時点まではカリキュラムのレベルアップ基準が手動判断であったため、「英会話スキル向上には一定の語彙力の習得が必要」という考えに沿って、各レベルに割り振っているワードをしっかりと覚えているかの判定を3択問題テストとして取り入れました。レッスン中にもワード学習の時間はありますが、反復も必要なためテスト形式で導入しています。
リーディング練習については、4技能を学ぶ順番は「聞く・話す」の次に「読む」にすべき、という考え方に沿って、導入しています。スペルチェックとライティングチェックについては、「書く」ために、英単語のスペルや文章構成におけるワードの並び順を習得できるようにしました。タブレットをなぞって物理的に「書く」ことも検討しましたが、「紙に鉛筆で書くこと」は学校や学習塾でも実施する可能性があることと、きれいに書かないと文字判定がしづらく、曖昧な誤判定で生徒のモチベーションを下げないようにするため、タブレットでは「並び順の理解」にとどめています。
GLOBAL CROWNならではの要素とは?
「日本語が話せる安心感」「直接褒められる喜び」「子どもにとって魅力的な講師」が他社との違いです。レッスン後に共有されるレッスン記録を通して保護者からも子どもを褒めることができ、定期的なレベルアップで生徒に成長実感を持たせることがGLOBAL CROWNの英会話学習における楽しさにつながっています。これらを実行するために必要な「100%バイリンガル講師」は、子ども向け英会話サービスの中では稀で、他社にはない明確な強みだと考えています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最後まで読んでいただきありがとうございます!GLOBAL CROWNの強みやレッスン、カリキュラムの特徴を知ることは現役講師陣にとっても大切なことだと思います😊 ぜひこの記事を通して再確認していただければ嬉しいです!✨