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[解説と設問を発表]人員削減とリモートワークがイノベーションの中心地を再編(1)【英語で学ぶ大人の社会科】第50-2回 8/13(日)20時@オンライン

パンデミックと不況が米国のイノベーションと都市の関係性を変えるかもしれない、その可能性について英語で議論。

2023年8月の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。2023年8月13日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、Bloomberg City Labが発表した「Tech’s Bust Delivers Bruising Blow to Hollowed-Out San Francisco」について、英語で議論します。このワークショップの解説と設問を発表します。

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。

【チケット】

人員削減とリモートワークがイノベーションの中心地を再編(1)【英語で学ぶ大人の社会科】第50-2回 8/13(日)20時@オンライン

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

【ワークショップ】

商業用不動産投資は、その高い利益率のため、現代の資本主義体制において重要な位置を占めています。いわゆる高層ビルなどの商業用不動産の多くは都市部、特に大都市にに集中しているわけですが、パンデミック以降も、一部の従業員はオフィスに戻ったものの、多くの企業が引き続きリモートワークを継続しています。都市部中心地でビルの空室が目立ち、商業用不動産に投資している銀行や投資家の収益は悪化しています。それゆえ、新たな金融危機の不安は払拭できていません。

焦点:需要回復見えない商業不動産、銀行や投資家は八方ふさがりに

なかでも、イノベーションの中心地として米国経済だけでなく、グローバル経済を牽引してきたシリコンバレーとそのお膝元の都市、サンフランシスコが危機に瀕しています。パンデミックの前まで、テック企業の勢いはとどまるところを知らず、西海岸で最も高層と言われる「セールスフォース」の本社ビルが完成したばかりでした。また「Meta」の本社ビルも、このすぐ近くにあります。

しかし、パンデミックでリモートワークがあたりまえになり、また、その後の世界情勢の変化などで、テック業界が不振に陥ると、大量のスタッフが解雇されることになりました。この二つの要因が重なり、サンフランシスコの都心にある上記のテックを代表する企業の本社ビルに空室が目立ち、街の中心部のレストランなどにも、以前のような行列は見られないそうです。

地理学や都市計画とリンクした公共政策の分野では、この人口と産業の移動は、重要な研究課題です。人口が移動すると、住宅、病院、教育、交通、その他産業・生活に関わるインフラ投資も含めた都市の未来像が変わるからです。日本の企業と政府は相変わらず、東京に投資し、オフィス・住宅を供給し続けていますが、デジタル社会の未来を考えると、果たしてこのままでいいのでしょうか。一方、リチャード・フロリダ氏のように、イノベーションには、人間が直接顔を合わせる環境が重要だ、との意見を持っている人もいます。

「クリエイティブ資本論」リチャード・フロリダに聞く創造性への投資 | Forbes JAPAN

今回利用する記事は今後のイノベーションのあり方と未来の都市の姿を予想するのに、とても重要な論説です。たいへん長い記事なので、前半と後半を2回に分けて、ワークショップを開催します。また、この記事は、この春から始まる「IT社会の英語ニュースについて議論する」とも連動していますので、皆様のご参加をお待ちしています。

【教材】

Tech’s Bust Delivers Bruising Blow to Hollowed-Out San Francisco

このワークショップの詳細は以下の通りです。

日時: 2023年8月13日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 初回または見学のみ: 800円~

詳細は前回のnote記事でご確認ください。

人員削減とリモートワークがイノベーションの中心地を再編(1)【英語で学ぶ大人の社会科】第50-2回 8/13(日)20時@オンライン|Global Agenda

このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。

【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会

【解説】

テック企業の驚異的な成長により、世界のイノベーションの中心地として米国経済をけん引してきた西海岸のサンフランシスコ市。その成長の源泉は、実はビジネスとは直接的な関係が薄いと思われる文化資本でした。サンフランシスコ周辺には、複数の米国の有名大学/研究機関の集積があり、1960年代からのカウンター・カルチャーのメッカとしての文化の蓄積がこの地域の独自の魅力と風土を形作ってきたともいえるでしょう。アップルの創業者、スティーブ・ジョブス氏の反骨精神にもとづいたクリエィティブな発想力も西海岸特有の都市文化と無縁ではありません。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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