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[解説と設問を発表]生成AIと労働:広告業界再編の衝撃【英語で学ぶ大人の社会科】第80回 7/7(日)20時@オンライン

生成AIにより激変した広告業界。人工知能と労働・社会の関係性について英語で議論。


2024年7月前半の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。2024年7月7日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、記事「小売業マタラン社、画期的なAI活用でオンライン・ショッピングに革命」を使い、人工知能と労働・社会の関係性について英語で議論します。このワークショップの解説と設問を発表します。

【ワークショップ】

2023年8月にデジタル広告最大手のサイバーエージェントがAIを活用することにより、30人を超える広告事業を担当するディレクターをゼロにしたことが話題になりました。日経クロストレンドの記事が、いまやAIは「キャッチコピーの文言からバナー広告の画像、果ては実写と見まがう人物モデル画像」まで創り出すことができるため、デジタル広告業界における人間の役割が大きく変わったことを報じました。

ChatGPTで広告部隊が激変 サイバーは30人超のディレクターをゼロに

なぜ、デジタル広告業界で人間がここまで淘汰されることになったのか?ずばり、検索エンジンGoogleのアルゴリズムが人間が書いたキャッチコビーよりも、キーワードを散りばめた生成AI「ChatGPT」が創るコピーを含んだ広告を好むため、それが頻繁にネット上に出現する製品が売れる、というからくりがあるためです。

人間の考える商品コピーは時代遅れなのか? Googleのアルゴリズムは ChatGPT のキーワードを好む傾向に

これは、小売業大手マタラン社が打ち出したAIを融合した新しいオンラインショッピング戦略の売り上げを分析した結果、明らかになりました。そして、これらの事業により利益を拡大させているのがGoogle, Metaなどの大手プラットフォーム企業です。

Digital Ads Are Bouncing Back With Help From AI

人間の知性・労働がどんどんAIに代替される社会が、そこまで来ています。この中で私たちはどのように未来の労働や教育、経済について考えていくべきでしょうか。

このテーマについて、ご関心のある皆様の参加をお待ちしています。このワークショップの詳細は以下のとおりです。教材として、以下の英語記事を利用します。

日時: 2024年7月7日(日)20時~21時30分

場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~

【教材】

Matalan Revolutionizes Online Shopping with Groundbreaking AI Integration

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。

【チケット】

生成AIと労働:広告業界再編の衝撃【英語で学ぶ大人の社会科】第80回 7/7(日)20時@オンライン

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。

【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会

【解説】

英国の小売業界最大手、マタラン(Matalan)社は、Generative AI技術を採用した国内初の小売業者となることで、デジタル・コマースのトップランナーへの道を打ち立てました。同社がGenerative AIのコンサルタント会社と共同開発したGenAIツールは、これまで人間が手動で行っていた詳細でカスタマイズされた商品説明の作成を、商品のメタデータと画像を分析することにより、この作業を代替できます。AIによる商品説明の充実は、オンライン・ショッピングのプロセスを合理化するだけでなく、生産性を最大4倍まで大幅に向上させると予想されています。

そして、生産性を上げるだけにとどまらず、実際にこのAIが作ったキャッチコピーや商品説明はアルゴリズムが好むものでもあり、結果としてマタラン社は売り上げと顧客満足度を上げることにも成功したのです。これらのAIを活用する小売業を含む企業のビジネス・モデル及び労働のあり方は、私たちの未来の生活にどう影響していくでしょうか。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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